i.MX RT600評価キットのスタート・ガイド

最終更新日時: 2020-02-06 15:13:00サポート i.MX RT600 Evaluation Kit

1. 接続

MIMXRT685-EVKを実際に使ってみましょう。各セクションの最初にある一連のショート・ビデオを視聴するか、以下の各ビデオで概説する詳細な手順を参考にして、作業を進めてください。

1.1 ボードの概要

Getting Started MIMXRT685-EVK get familiar

Getting Started MIMXRT685-EVK get familiar

1.2 USBケーブルを接続する

ボードには3つのmicro USBコネクタがあります。以下に示すように、USBケーブルを「Link USB」(J5) と表記されたコネクタに接続します。

Getting started MIMXRT685-EVK Attach the cable

Getting started MIMXRT685-EVK Attach the cable

1.3 クイック・スタート・デモを実行する

MIMXRT685-EVKには、以下で説明する「LEDの点滅」デモ機能と、次のセクションで記述するCortex M33とHiFi4 DSPを動作させるデモ機能が搭載されています。
ボードの電源がオンになると、赤色のLED D9が点滅します。

Getting Sarted - MIMXRT685-EVK-OUT-OF-BOX

Getting Sarted - MIMXRT685-EVK-OUT-OF-BOX

このクイック・スタート・デモの第2部は、アプリケーション・ノートに記載される予定です。

2. ソフトウェアの入手

2.1 MIMXRT685-EVK用ソフトウェアのインストール

2.2 MCUXpresso SDKですぐに設計を開始する

MCUXpressoソフトウェア開発キット (SDK) は無償で利用することができ、オープンソースのライセンスに基づいて、すべてのハードウェア抽象化およびペリフェラル・ドライバ・ソフトウェアのすべてのソース・コードが提供されます。

下のボタンをクリックして、MIMXRT685-EVK用に事前設定済みのSDKリリースをダウンロードしてください。
スペースが含まれていないディレクトリ・パスにSDKを解凍します。

SDKについて知りたい場合は、こちら。

MCUXPRESSO-SDK-TN

MCUXpresso SDKを入手する

オンラインのSDK Builderにアクセスし、提供されているSDKビルダを使用してMIMXRT685-EVK用のカスタムSDKパッケージを作成することもできます。

2.3 ツールチェーンをインストールする

NXPは、MCUXpresso IDEというツールチェーンを無償で提供しています。

MCUXpresso IDE

MCUXpresso IDEを入手する

別のツールチェーンを使用したい場合は?

問題ありません。MCUXpresso SDKは、IARKeilコマンドラインGCCなどの他のツールをサポートしています。

Getting Started Logos Images

2.4 MCUXpresso Config Tools

MCUXpresso Config Toolsは、ユーザーがMCUXpresso SDKプロジェクトを新規に作成するための構成ツールの統合スイートであり、カスタム・ボード・サポート用の初期化Cコードを生成するためのピンとクロックのツールも備えています。MCUXpressoIDEの一部としてすでに完全に統合されていますが、異なるツールを使用している場合は、別のツールとしてダウンロードすることもできます。

MCUXpresso Config Tools

MCUXpresso Config Toolsを入手する

2.5 LPCScrypt

デバッガと仮想COM ポート用のドライバもインストールする必要があります。これらはLPCScryptパッケージの一部であり、以下からダウンロードできます。J-Linkのインターフェースを使用するには、LPC-Link2の回路のファームウェアもアップデートする必要があります。これについては、以下のチュートリアルで説明しています。

2.6 シリアル・ターミナル

多くのMCUXpresso SDKサンプル・アプリケーションでは、MCU UART経由でデータを出力します。任意のターミナル・ソフトウェアをインストールし、115200のボーレート、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。MIMXRT685-EVKの仮想COMポートのポート番号を確認するには、デバイス・マネージャを開き、[Ports(ポート)]の下にあるグループを探します。

ターミナル・アプリケーションの使用方法がわからない場合は、MCUXpresso IDEターミナル・チュートリアルTera TermチュートリアルPuTTYチュートリアルのいずれかのチュートリアルをお試しください。

2.7 J-Link

HiFi4 DSPをデバッグするには、必須のJ-Linkドライバをダウンロードする必要があります。このソフトウェアをダウンロードしてインストールする方法については、次のチュートリアルに従ってください。

Segger

2.8 Xtensa Xplorer IDEおよびツールのインストール

MIMXRT685-EVKでDSPのコーディングおよびデバッグを行うには、Cadence Tensilica Xplorerをダウンロードする必要があります。これはMIMXRT600のDSPコアで利用可能な唯一の開発IDEです。

XTENSA Logo

3. ビルドと実行

3.1 MIMXRT685-EVKでのSDKデモのビルドと実行

3.2 MCUXpresso SDKサンプル・コードを確認する

MCUXpresso SDKには、サンプル・アプリケーション・コードが豊富に用意されています。利用可能なコードを確認するには、SDKのインストールの「SDKボード」フォルダに移動し、「MIMXRT685-EVK」を選択します。

 /boards/evkmimxrt685. 

特定のサンプル・コードの詳細については、サンプルのディレクトリにあるreadme.txtファイルを開いてください。

3.3 MCUXpresso SDKサンプルのビルドとデバッグ

興味のあるデモ・アプリケーションやドライバのサンプルがいくつかあれば、デモを自分でビルドおよびデバッグする方法を学ぶことができます。SDKのスタート・ガイドでは、SDKでサポートされているすべてのツールチェーンのデモを設定、ビルド、およびデバッグする方法について、わかりやすく手順に沿って解説しています。

以下のガイドを参照し、MCUXpresso IDEを使用してサンプル・アプリケーションを開いてビルドやデバッグを行う方法を習得してください。

4. SDKサンプルの変更

4.1 MIMXRT685-EVKのアプリケーションを作成する

4.2 MCUXpresso SDKからのサンプル・プロジェクトのクローンを作成する

オプションA:MCUXpresso IDEを使用して、サンプル・プロジェクトのクローンを作成します。

オプションB:MCUXpresso Config Toolを使用して、サード・パーティ製IDEで使用するために既存のMCUXpresso SDKのサンプルのクローンを作成します。

4.3 ピン・ツールの使用

次に、MCUXpresso Config Toolsの一部であるピン・ツールを使用して、点滅しているLEDを異なるLEDに変更します。

4.4 クロック・ツールの使用

次に、MCUXpresso Config Toolsの一部であるクロック・ツールを使用し、クロックの設定とLEDの点滅速度を変更します。

4.5 成功

アプリケーションが変更されると、MIMXRT685-EVKの青色のLEDが点滅します。

5. 学習

5.1 センサ

豊富な品揃えのNXPセンサ・ソリューションで、世界に目を向けましょう。NXPなら、加速度センサ、圧力センサ、タッチ・センサなど、プロジェクトに適したセンサ・ソリューションを見つけることができます。詳細については、NXPセンサ・ソリューションをご覧ください。

5.2 NFC

NFC (Near Field Communication) は、簡単なタッチだけで周りの世界とセキュアにやり取りできるシンプルで直感的なテクノロジです。NXPのNFCソリューションの詳細については、近距離無線通信 (NFC) をご覧ください。

5.3 RTおよびMCUXpressoコミュニティ

他のエンジニアとつながり、i.MXプロセッサとMCUXpressoのソフトウェアやツールを使用した設計に関して専門的なアドバイスを受けることができます。i.MX RTコミュニティMCUXpressoソフトウェアおよびツール・コミュニティという2つの専門コミュニティのいずれかで、コミュニティ・ディスカッションにご参加ください。

5.4 Wi-Fi®

i.MX RTプラットフォームを使用したNXP Wi-Fiモジュールのスタート・ガイド - Wi-Fiモジュールの動作テストを行いましょう。このガイドでは、Wi-Fiモジュールとi.MX RTプラットフォームを使用します。

ブート・オプション

ブート・オプション

アプリケーションが変更されると、MIMXRT685-EVKの青色のLEDが点滅します。

i.MX RTファミリは、さまざまなブート・ソースをサポートしており、メモリをオンチップまたは外部の宛先メモリにコピーするオプションに加え、いくつかのインターフェース向けのExecute in Place (XIP) を備えています。どのような選択肢があり、またご自身の設計に最適なものはどれであるのかをご確認ください。

ドキュメントとビデオ 説明
AN12985 RT600のハイブリッド・ブート コードをブート可能な状態でSRAMに格納する、またはフラッシュから直接実行するための方法についての詳細。コードのブート可能RAM部分と下位フラッシュに常駐するランタイム・コードの両方を使用して、フラッシュにプログラミングを行う手順などが含まれています。
AN12773 シリアルNORフラッシュからのマスタ・ブートを可能にする方法 このドキュメントでは、ブート可能イメージをシリアルNORフラッシュ・デバイスにプログラムし、i.MX RTをこのプライマリ・フラッシュ・デバイスからブートできるようにする方法について説明しています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。ブート・オプションのいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

OTAブートローダの例

Over-the-air (OTA) ブートローダは、外部メモリに常駐するセカンダリ・ブートローダで、アプリケーションのアップデートとブートをサポートします。

パス:

/boards/evkbimxrt685/bootloader_examples

TrustZoneの例

TrustZoneのパーティション分割と構成、セキュアGPIO、セキュリティで保護されたエラーを示す3つの例。

パス:

/boards/evkbimxrt685/trustzone_examples

ツールとリファレンス

SPセキュア・プロビジョニング・ツール: i.MX RT上で起動可能な実行ファイルの生成およびプロビジョニングを簡単化するGUIベースのアプリケーション。

外部メモリ

ドキュメントとビデオ 説明
AN13028 i.MX RTでのHyperRAM/PSRAMの高度な使用方法 このアプリケーション・ノートでは、i.MX RT MCUでFlexSPIと組み合わせた場合のHyperRAM/PSRAMの高度な使用方法(i.MX RTでサポートされるFlexSPIプリフェッチ機能、HyperRAM/PSRAMのリフレッシュ間隔、HyperRAMデバイスなど)について説明しています。
AN12773 シリアルNORフラッシュからのマスタ・ブートを可能にする方法 このドキュメントでは、ブータブル・イメージをシリアルNORフラッシュ・デバイスにプログラムし、i.MX RTでこのプライマリ・フラッシュ・デバイスからのブートを可能にする方法について説明しています。
AN12564 i.MX RTシリーズでのRead While Write (RWW) の実装 i.MX RTシリーズにRWWの要件を実装する方法
Adesto ECOXipとNXPのi.MX RTクロスオーバー・プロセッサの融合によるメモリ拡張 外部メモリによっていかにシステムのパフォーマンスと操作性が向上するかを概説しています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。外部メモリに関するいくつかの一般的なサンプルを以下に挙げます。

OTAブートローダの例

Over-the-air (OTA) ブートローダは、外部メモリに常駐するセカンダリ・ブートローダで、アプリケーションのアップデートとブートをサポートします。

パス:

/boards/evkbimxrt685/bootloader_examples

FlexSPIポーリング転送サンプル

FlexSPIドライバと外部PSRAMまたはオクタル・フラッシュを使用してポーリングを行う方法。

パス:

/boards/evkbimxrt685/driver_examples/flexspi/psram/polling_transfer

パス:

/boards/evkbimxrt685/driver_examples/flexspi/octal/polling_transfer

DMA転送サンプル

FlexSPIドライバと外部PSRAMまたはオクタル・フラッシュを使用してDMAを行う方法。

パス:

/boards/evkbimxrt685/driver_examples/flexspi/psram/dma_transfer

パス:

/boards/evkbimxrt685/driver_examples/flexspi/octal/edma_transfer

ツールとリファレンス

SP Secure Provisioning Tool:i.MX上で起動可能な実行可能ファイルを簡単に生成およびプロビジョニングするためのGUIベースのアプリケーション

セキュリティと整合性

i.MX RT685はセキュア・バイ・デザインであり、セキュアなシステム・オン・チップ (SoC) を駆動するセキュアなソフトウェアによってサポートされています。

ドキュメントとビデオ 説明
今日のセキュリティ要件を満たす:クロスオーバー・プロセッサでエンド・ツー・エンドのセキュリティを実現 IoTのエンド・ノードとエッジ・ノードが満たすべき共通のセキュリティ目標と、エンド・デバイスで信頼の基点を実現するために必要な手順やツールについて説明します。
AN12839 RT600のTrustZone TrustZoneテクノロジ、RT600でTrustZoneのセキュアな状態と非セキュアな状態を設定する方法、およびこれらの状態を切り替えてさまざまなセキュリティで保護されたエラーに対応する方法について説明しています。
AN12835 RT600のセキュアGPIOと使用方法 セキュア・モードでのセキュアGPIOの使用および設定方法について説明しています。
AN12834 RT600のハッシュ・エンジン RT600でのSHAエンジンの使用方法と構成についてユーザーに紹介し、SHAエンジンを使用した場合の速度、メモリ、消費電力のパフォーマンス向上について実例で説明しています。
AN12882 RT6xxを使用したAESによる暗号化/復号化 SDK APIを使用してAESエンジンの設定とコードの記述を行い、付属のキーまたはPUF IPによって生成されたキーを使用してデータを暗号化および復号化する方法。PUF IPの設定と使用について説明しています。
AN12445非対称暗号化アクセラレータCASPER CASPER(RAM付き暗号化アクセラレータおよびシグナリング処理エンジン)ペリフェラルは、非対称暗号化アルゴリズムおよび特定の信号処理アルゴリズムの実行を高速化します。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。セキュリティと整合性に関するいくつかの一般的なサンプルを以下に挙げます。

Hashcryptサンプル

AESおよびSHAアルゴリズムを使用して平文を暗号化および復号化するKSDKソフトウェアを用いたデモ・プログラム。

パス:

/boards/evkbimxrt685/driver_examples/hashcrypt

CASPER暗号化アクセラレーション・サンプル

CASPERソフトウェア・ドライバを使用して冪剰余アルゴリズムを実装する方法。

パス:

/boards/evkbimxrt685/driver_examples/casper

PUFドライバ・サンプル

KSDKソフトウェアを使用し、PUFソフトウェア・ドライバでセキュア・キー・ストレージを実装するデモ・プログラム。

パス:

/boards/evkbimxrt685/driver_examples/puf

Mbedtlsサンプル

プログラムは、暗号化アルゴリズムのベンチマークとテストを実行します。オプションのmbedTLSミドルウェア・パッケージが必要です。

パス:

/boards/evkbimxrt685/mbedtls_examples/

ツールとリファレンス

SPセキュア・プロビジョニング・ツール: i.MX RT上で起動可能な実行ファイルの生成およびプロビジョニングを簡単化するGUIベースのアプリケーション。

MbedTLS_lib API:このドキュメントでは、mbed TLSの内部構造について説明しています。

有線通信

ドキュメントとビデオ 説明
NXPマイクロコントローラ用の有線通信ミドルウェア MCUXpresso SDKで提供される有線通信ライブラリとサンプルについて説明しています。
AN12796 RT600 I3Cのシンプル・マスタ I3Cは、シンプルさ、少ないピン数、ボード設計の容易さ、マルチドロップ接続(point to point接続ではない)などのI2Cの特長と、高いデータレート、シンプルなパッド、低い消費電力というSPIの特長を兼ね備えたシリアル通信インターフェースです。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。ワイヤレス・コネクティビティに関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

AWSサンプル

Amazon FreeRTOS認定 (AFQ)、デバイス設定、AWS Greengrass discovery、Androidモバイル・アプリケーションによるリモート・コントロール、shadow lightbulbのデモ。

パス:

/boards/evkbimxrt685/aws_examples

Wi-Fiサンプル

CLIサポートの使用例、iPerfネットワーク・パフォーマンス測定、Wi-Fiテスト・モード・サンプル、Wi-Fi設定ユーティリティのデモ。

パス:

/boards/evkbimxrt685/wifi_examples

ワイヤレス・コネクティビティ

ドキュメントとビデオ 説明
NXPのワイヤレス・コネクティビティ NXPの低消費電力でコスト効率に優れたワイヤレス・ソリューションのポートフォリオは、民生、スマート・エネルギー、産業、ヘルスケアなど、さまざまな分野におけるIoT (Internet of Things) のモニタリング/制御アプリケーションに対応します。
クラウド・コネクティビティ Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud IoTなどのクラウド・サービスの統合サポート。
i.MX RTプラットフォームを使用したNXP Wi-Fi®モジュールのスタート・ガイド i.MX RT EVKでNXPのWi-Fi SoCを使用できるようにするサード・パーティのさまざまなモジュール。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。ワイヤレス・コネクティビティに関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

AWSサンプル

Amazon FreeRTOS認定 (AFQ)、デバイス設定、AWS Greengrass discovery、Androidモバイル・アプリケーションによるリモート・コントロール、shadow lightbulbのデモ。

パス:

/boards/evkbimxrt685/aws_examples

Wi-Fiサンプル

CLIサポートの使用例、iPerfネットワーク・パフォーマンス測定、Wi-Fiテスト・モード・サンプル、Wi-Fi設定ユーティリティのデモ。

パス:

/boards/evkbimxrt685/wifi_examples

マルチコアおよびハードウェア・アクセラレーション

ドキュメントとビデオ 説明
AN12789 RT600のデュアルコア通信およびデバッグ RT600は、Arm® Cortex®-M33 CPUとCadence Xtensa HiFi4先進オーディオ・デジタル・シグナル・プロセッサCPUを搭載しています。このドキュメントでは、2つのCPU間の通信手段について説明します。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。パワー・マネジメントに関する一般的なサンプルを以下に挙げます。

セマフォ・ブロック・サンプル

Amazon FreeRTOS認定 (AFQ)、デバイス設定、AWS Greengrass discovery、Androidモバイル・アプリケーションによるリモート・コントロール、shadow lightbulbのデモ。

パス:

 /boards/evkbimxrt685/dsp_examples/sema42

CASPER暗号化アクセラレーション・サンプル

CASPERソフトウェア・ドライバを使用して冪剰余アルゴリズムを実装する方法。

パス:

 /boards/evkbimxrt685/driver_examples/casper/

CRCアクセラレーション・サンプル

Amazon FreeRTOS認定 (AFQ)、デバイス設定、AWS Greengrass discovery、Androidモバイル・アプリケーションによるリモート・コントロール、shadow lightbulbのデモ。

パス:

 /boards/evkbimxrt685/driver_examples/crc

MUサンプル

Amazon FreeRTOS認定 (AFQ)、デバイス設定、AWS Greengrass discovery、Androidモバイル・アプリケーションによるリモート・コントロール、shadow lightbulbのデモ。

パス:

 /boards/evkbimxrt685/aws_examples

パワーマネジメント

パワー・マネジメントには、デバイス固有の技術と、電源管理および低消費電力性能の最適化に関する情報が含まれます。

ドキュメントとビデオ 説明 アプリケーション・ノートのソフトウェア
AN12801 FreeRTOSでの低消費電力サポート i.MX RT6xxの低消費電力モード(ノーマル・スリープ、ディープ・スリープ、ディープ・パワーダウン、フルディープ・パワーダウンの各モード)をFreeRTOSのティックレス・パワー・モードに適用する方法。 ダウンロード
AN12844 i.MX RT6xx DSPの消費電力と測定 このドキュメントでは、低消費電力モードでのi.MX RT6xx DSPの消費電流に焦点を当てています。ユーザーによる電力使用の管理に役立つ機能について説明し、MIMXRT6xx EVKボードをベースとした電流測定についても記載しています。 -
AN13056 低消費電力モードとウェイクアップ時間 RT600シリーズの各種低消費電力モード、エントリおよびウェイクアップの実装、および各モードの電流およびウェイクアップ時間の測定方法について紹介しています。 -
AN12790 RT600でのPMICの使用 MIMXRT685-EVKはPCA9420パワー・マネジメントICを採用しているため、RT600の電源レールをアプリケーションのニーズに合わせて柔軟に構成できます。 -

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。パワー・マネジメントに関する一般的なサンプルを以下に挙げます。

パワー・マネージャ

KSDKの電源モードの変更方法。

パス:

/boards/evkbimxrt685/demo_apps/power_manager

オーディオ

ドキュメントとビデオ 説明
NXPマイクロコントローラのオーディオ・ソフトウェア 最先端の低消費電力オーディオ製品の開発に役立つUSB対応、基本的なオーディオ処理、およびパートナー・ソリューション。
AN12762 HiFi4のオーディオ・プレーヤ NXP i.MX RT600でオーディオ・プレーヤを開発する方法。
AN12765 i.MX RT600のDSPの活用 このドキュメントでは、i.MX RT600に搭載されているCadence Xtensa HiFi4オーディオDSP プロセッサの特定のモジュールの使用方法の例を示しています。
AN12749 RT600 HiFi4のI2S(IC間サウンド・バス)での送受信 I2SとDMAを使用してオーディオを録音および再生する方法、およびコーデック・チップを使用してi.MX RT600 EVKのオーディオ・データを処理するプロセス。
MCU Tech Minute:DSP ConceptsのAudioWeaverとi.MX RT865 MCUを使用した、USBオーディオのリファレンス・デザイン i.MX RT685デュアルコアMCUプラットフォームでのAudioWeaverの動作を実例で説明しています。AudioWeaverは、開発者による組込みオーディオ製品の設計、開発、および実装を容易にし、市場への投入を迅速化します。
i.MX RT600クロスオーバーMCUで低消費電力かつ高性能なオーディオと音声の市場投入を実現 DSP ConceptのAudioweaverツールとライブラリが、いかにNXPのi.MX RT600 MCUのパフォーマンスを最大限に引き出し、かつオーディオ設計者によるアルゴリズム・レベルからの設計の迅速化を可能にするかを紹介しています。

MCUXpresso SDKサンプル

DMICサンプル

オーディオはDMICモジュールでサンプルに変換されます。これらのサンプルは、HWVAD(HW音声アクティビティ検出)、スリープからのウェイク、複数のDMICチャネルなど、DMICに関わる複数のユース・ケースを示します。

パス:

/boards/evkbimxrt685/driver_examples/dmic

オーディオのデモ

DSPコアを使用したオーディオ処理のデモを提供します。

パス:

/boards/evkbimxrt685/dsp_examples/audio_demo_bm

DSP XAFのデモ

DSPコア、Xtensa Audio Framework (SAF) ミドルウェア・ライブラリ、および選ばれたXtensaオーディオ・コーデックを使用したオーディオ処理のデモを提供します。

パス:

/boards/evkbimxrt685/dsp_examples/xaf_demo

I2Sサンプル

I2Sインターフェースを使用して録音や再生を行う方法。

パス:

/boards/evkbimxrt685/driver_examples/i2s

音声

ドキュメントとビデオ 説明
音声処理 無料の音声認識テクノロジを含む、NXPのさまざまな音声制御およびコミュニケーション用ソフトウェアとソリューション。
AN13065 TensorFlow Liteインターフェースでの性別音声認識 このドキュメントでは、TensorFlowモデルで性別音声オーディオのサンプルと分類のトレーニングを行う手順について説明します。注:このアプリケーション・ノートはRT600に適用されますが、DSPの利点については取り上げていません。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。音声に関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

キーワード・スポッティングの例

オーディオ・サンプルは、マイクロコントローラのキーワード・スポッティングに基づいて評価されます。(SDK 2.10以降およびオプションのeIQ®ミドルウェア・パッケージが必要です)。

パス:

/boards/evkbimxrt685/eiq_examples/tensorflow_lite_micro_kws

ツールとリファレンス

NXP EdgeReady MCUベースのAlexa音声サービス このソリューションは、i.MX RTクロスオーバーMCUを活用しており、開発者は迅速かつ簡単にAlexa音声アシスタント機能を自社製品に追加することが可能です。

機械学習

機械学習リソース

機械学習 (ML) は一般的に、人間が生み出した抽象概念の分類、認識、予測が求められる用途に幅広く対応します。画像認識、ジェスチャー認識、異常検出、音声のテキスト変換、テキストの音声変換、ASR、情景認識など、多くの例が挙げられます。ここでは、特に画像やビデオのストリームに適用されるNXP MLツールに焦点を当てます。音声とオーディオの各セクションでも、ここに含まれるサンプルを参照している場合があります。

ドキュメントとビデオ 説明
eIQ MLソフトウェア開発環境 これにより、NXPのMCU、i.MX RT クロスオーバーMCU、i.MXファミリSoCでMLアルゴリズムを使用できます。eIQソフトウェアには、推論エンジン、ニューラル・ネットワーク・コンパイラ、最適化されたライブラリが含まれています
i.MX機械学習ユーザー・ガイド NXPのi.MX向けeIQTMツールキットは、NXPのマイクロコントローラとアプリケーション・プロセッサを対象とした機械学習向けのライブラリと開発ツールのセットです。
i.MX RTにおけるeIQのスタート・ガイド eIQをダウンロードしてMCUXpresso IDE、IAR、Keil MDKで実行する方法を紹介します。
eIQファクト・シート NXPのi.MXおよびMCU向けの機械学習ソフトウェア - ライブラリ、サンプル・アプリケーション、推論エンジン。
i.MX RT向けeIQ Glowラボ 手書き数字の認識モデルのサンプルを実行して、Glowニューラル・ネットワーク・コンパイラ・ツールの使用方法を学びます。以下に、このラボのステップ・バイ・ステップ・ビデオを紹介しています。
eIQ Glow Ahead Of Time (AOT) ユーザー・ガイド Glow AOTをダウンロードして使用を開始し、Glow AOTコンパイラで生成されたバンドルを統合したアプリケーションを作成する手順。
Ahead Of Time (AOT) アプリケーション構築のためのGlowドキュメント AOTでコンパイルされる実行ファイル・バンドルの作成に関する簡単な説明。
i.MX RTでのeIQ転移学習ラボ モデルに対して転移学習を実行し、i.MX RT1060プラットフォームでそのモデルを実行する方法を紹介しています。
AN13001 Glowのメモリの分析 Glowコンパイラによって生成されたGlowメモリ情報を理解し、特定のモデルに必要なメモリを計算する方法を紹介します。このコンパイラは、モデルの実行に必要な最小メモリ・サイズを測定するために使用できます。
AN12766 Tensor Flow LiteのK-Meansクラスタリングを使用した、eIQによる異常検出 異常検出を使用した機械状態監視アプリケーションを実現する手順を紹介します。
AN12781 CMSIS-NNライブラリを用いたMNISTデータセットでのCaffeモデルの開発 MNISTデータセットの手書き数字でCaffeモデルをトレーニングするプロセスについて説明しています。(注:この文書におけるCMSIS-NNエンジンに関する箇所は、RT600に関連するものではありません)。トレーニングされたCaffeモデルは、i.MX RTプラットフォームで実行可能なソース・ファイルに変換されます。
NXPのMCUで高度なインダストリアルMLアプリケーションが可能に オブジェクト認識から異常検出までの幅広いビジョン、音声、センサ・テクノロジの実装に使用できるソフトウェア・ツールと、MCUXpresso SDK MLのサンプルを使用してすぐに設計を開始する方法に焦点を当てています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。機械学習に関連するいくつかの一般的な例を以下に示します。

eIQサンプル

GLOW AOT ツールを使用してコンパイルされたモデルの推論、ならびにDSPを使用したニューラル・ネットワーク・プロセッシングのアクセラレーションやオフロードを示す複数のサンプル。これにはSDK 2.10以降およびオプションのeIQミドルウェア・パッケージが必要です。

パス:

/boards/evkbimxrt685/eiq_examples

MCUXpresso IDEターミナル・チュートリアル

MCUXpresso IDEターミナル・チュートリアル

最新バージョンのMCUXpresso IDEには、ターミナル・エミュレーション・アプリケーションが含まれています。このツールは、お使いのNXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示するために使用できます。

  1. MCUXpresso IDEを開きます
  2. GS-MIMXRT685-OPEN-MCU-IDE
  3. MCUXpresso IDEの画面上部にある[Open a Terminal(ターミナルを開く)]ボタンをクリックするか、[Ctrl + Alt + Shift + T]を同時に押して、MCUXpresso IDEターミナルを起動します。
  4. GS-MIMXRT685-LAUNCH-MCU-IDE-TERMINAL
  5. シリアル・ターミナルを選択します
  6. GS-MIMXRT685-SELECT-TYPE
  7. シリアル・ポート(LPC-Link2のCOMポート番号を使用)をボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定し、[OK]ボタンをクリックします
  8. GS-MIMXRT685-CONFIGURE-SERIAL-PORT
  9. 接続が確立されているか検証します。接続されている場合、MCUXpresso IDEの[Terminal(ターミナル)]ビューの表示は下図のようになります
  10. GS-MIMXRT685-VERIFY-CONNECTION
  11. 以上で設定は完了です

Tera Termチュートリアル

Tera Termチュートリアル

Tera Termは、広く利用されているオープン・ソースのターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。

  1. SourceForgeからTera Termをダウンロードします。ダウンロードしたら、インストーラを実行し、このウェブページに戻って手順を続行します。
  2. ダウンロード

  3. Tera Termを起動します。初めて起動する際には、次のダイアログが表示されます。シリアル・オプションを選択します。ボードが接続されている場合は、COMポートが自動的にリスト内に表示されます。
  4. Tera-Term-Connection
  5. 事前に確認したCOMポート番号を使用して、シリアル・ポートをボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。この設定は[Setup(セットアップ)]>[Serial Port(シリアル・ポート)]から行うことができます。
  6. 接続が確立されているか検証します。確立されている場合、Tera Termのタイトル・バーに以下のように表示されます。
  7. Tera-Term-Console
  8. 以上で設定は完了です

Puttyチュートリアル

Puttyチュートリアル

PuTTYは、広く利用されているターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。

  1. 下のボタンをクリックしてPuTTYをダウンロードします。ダウンロードしたら、インストーラを実行し、このウェブページに戻って手順を続行します。
  2. ダウンロード

  3. 選択したダウンロードのタイプに応じて、ダウンロードした*.exeファイルをダブルクリックするか、[Start(スタート)]メニューから選択して、PuTTYを起動します。
  4. 表示されたウィンドウで設定を行い、[Serial(シリアル)]ラジオ・ボタンを選択して、事前に確認したCOMポート番号を入力します。ボーレートもあわせて指定します。今回は「115200」を入力します。
  5. PUTTY-Configuration
  6. [Open(開く)]をクリックして、シリアル接続を確立します。ボードが接続されていて、正しいCOMポートが入力されていれば、ターミナル・ウィンドウが開きます。設定が正しくない場合は、アラートが表示されます。
  7. 以上で設定は完了です

サポート

次の段階に進むために、以下で適切な課題を見つけましょう。不明な点がある場合は、NXPサポートにお問い合わせください。

トレーニング

MCUXpresso IDEとMCUXpresso Config Toolsを使用した基本のアプリケーション開発 - この3部構成のビデオ・シリーズでは、インポートされたSDKサンプル・プロジェクトを使用する際や、新しいプロジェクトを作成する際における、MCUXpresso IDEとConfig Tools間の基本的なインタラクションについて取り上げています。

MCU Tech Minutes:i.MX RTシリーズの主な機能と利点 - i.MX RTシリーズの主な機能と利点のいくつかをショート・ビデオで紹介しています。

i.MX RT600トレーニング - この製品に関するNXPのオンデマンド・トレーニング、ハウツー・ビデオ、およびウェビナーの全リスト。

フォーラム

NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、i.MX RT1170を使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。

製品フォーラム

ソフトウェア・フォーラム

このページ