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パッケージの内容2
組込みLinux次のセクションでは、i.MX 7ULP EVKをブートする手順について説明します。
開発キットの内容:
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キットには、NXP Linuxのビルド済みバイナリ・デモ・イメージを格納したSDカード (J1) が含まれています。SDカード内部のバイナリを変更することなく、このSDカードからのブートにより、Linux上で他のアプリケーションをビルドするための特定の機能を備えたデフォルトのシステムが提供されます。このソフトウェアについては、次のセクションに記載されています。
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付属のUSBケーブルのmicro B側をデバッグUARTポートJ6に接続します。ケーブルのもう一方の端をホスト・コンピュータに接続します。
ターミナル・アプリケーションの使用方法がわからない場合は、ホスト・マシンのオペレーティング・システムに応じて、Tera Termチュートリアル、PuTTYチュートリアル、Minicomチュートリアルのいずれかのチュートリアルをお試しください。
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イメージ・バイナリに付属のユーザー・インターフェースを表示するには、ベースボードのHDMIコネクタ (J4) を使用してモニタを接続します。
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ブート・シーケンスの詳細は、i.MX 7ULPリファレンス・マニュアルに記載されています。要約すると、i.MXボードのブート・モードは、ブート設定スイッチによって制御されます。
これらのスイッチは、ブート・メディア(ボードに応じて、SDカード、eMMC、またはNAND)、シリアル・ダウンロード・プロトコル・モード (SDP)、またはeFusesの設定値を選択します。
また、SDPはブート・メディアのフォールバックとしても機能します。つまり、SDカードからブートするようにスイッチが設定されていてSDカード・スロットが空の場合、またはSDカードのバイナリ・コンテンツがブート可能でない場合は、ブート・シーケンスはSDPブートに切り替わります。
次の表は、i.MX 7ULP EVK ボードのブート・スイッチの設定の一覧です。同じ情報は、i.MX 7ULPリファレンス・マニュアルおよびスイッチ近くのボード上のシルクスクリーンにも記載されています。
表1. i.MX 7ULP EVKで利用可能なブート・モード。
| ブート・メディア | SW1 [D1-D4] |
|---|---|
| SDカード | 1001 |
| eMMC | 1000 |
| SDP | 01XX |
注:SDカードからブートするようにブート・スイッチが設定されていることを確認してください。
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電源ケーブルをベースボードの電源コネクタ (P1) に接続します。
スイッチ (SW1) を使用してボードの電源を入れます。
プロセッサがオンチップROMコードから実行を開始します。デフォルトのブート・スイッチ設定では、このコードにより、ブータブル・イメージが格納されているメディアを指定するヒューズが読み取られます。ブータブル・イメージが見つかると、U-Bootの実行が自動的に開始されます。
Cortex®-A7のシリアル・コンソールに情報が表示されます。U-Bootプロセスを停止しない場合は、引き続きカーネルのブートが実行されます。
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Linuxのブートが完了したら、ユーザー名をrootとして、パスワードなしでログインします。
注:U-Bootに進むには、U-Bootの環境変数bootdelayの値が減少する前およびタイムアウトする前(デフォルトは3秒)に、任意のキーを押します。U-Bootプロセスを停止した場合は、次のコマンドを実行してLinuxのブート・プロセスを続行します:# boot。
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このセクションは、ボードにLinuxオペレーティング・システムをロードする場合にのみ適用されます。
i.MX Linuxボード・サポート・パッケージ (BSP) は、特定のi.MX開発プラットフォームで組込みLinuxイメージをブートするために使用されるバイナリ・ファイル、ソース・コード、およびサポート・ファイルの集まりです。
Linuxバイナリ・デモ・ファイルの現在のリリースは、i.MXのLinuxダウンロード・ページにあります。その他のドキュメントは、i.MXソフトウェアおよび開発ツールのLinuxセクションにあるi.MX Linuxドキュメント・バンドルで入手できます。
i.MXボード上でLinux OSカーネルがブートできるようになる前に、Linuxカーネルがブート・デバイス(SDカード、eMMCなど)にロードされ、そのデバイスをブートするようにブート・スイッチが設定されます。
各種のボードやブート・デバイス用のLinux BSPイメージをダウンロードするには、さまざまな方法があります。
このスタート・ガイドでは、Linux BSPイメージをSDカードに転送するいくつかの方法のみを示します。経験豊富なLinux開発者は、他のオプションを検討することもできます。
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i.MX 7ULP EVK用の最新のビルド済みイメージは、Linuxのダウンロード・ページでLinuxの最新バージョンの項目から入手できます。
ビルド済みのNXP Linuxバイナリ・デモ・イメージは、プロセッサの使用および評価のための標準的なシステムと基本的な機能のセットを提供します。システムを変更する必要なしに、ユーザーはハードウェアのインターフェースを評価し、SoC機能をテストし、ユーザー空間のアプリケーションを実行できます。
より柔軟性が必要な場合は、SDカードに個々のコンポーネント(ブート・ローダ、カーネル、dtbファイル、rootfsファイル)を1つずつロードするか、.sdcardイメージをロードして個々の部分を特定のコンポーネントで上書きします。
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「パッケージの内容」セクションでの接続に加えて、USB Type-Cケーブル (SOM J2) をホスト・マシンに接続します。
ボードの電源を切ります。「ブート・スイッチの設定」を参照し、SDP(シリアル・ダウンロード・プロトコル)モードでブートするようにボードを設定します。
ホスト・マシンで使用されているOSに応じて、Linux BSPイメージをSDカードに転送する方法は異なります。詳細な手順については、以下のオプションを選択してください。
UUU GitHubのページ から最新の安定ファイルをダウンロードします。UUUに関する詳細なチュートリアルは、mfgtools にあります。
uuuデフォルトでは、イメージがSDカード・フラッシュに書き込まれます。他のデバイスにイメージを書き込む方法については、UUU GitHubのページ を参照してください。
uuuとi.MX 7ULP EVK用の最新のLinuxディストリビューションが格納されている場所にディレクトリを変更します。uuuファイルに実行権限を追加し、ファイルを実行します。uuuはUSBデバイスが接続されるまで待機します$ chmod a+x uuu
$ sudo ./uuu L4.14.78_1.0.0_ga_images_MX7DSABRESD.zipuuuはボードへのイメージのコピーを開始しますUUU GitHubのページ から最新の安定ファイルをダウンロードします。UUUに関する詳細なチュートリアルは、mfgtools にあります。
uuu.exeデフォルトでは、イメージがSDカード・フラッシュに書き込まれます。他のデバイスにイメージを書き込む方法については、UUU GitHubのページ を参照してください。
uuu.exeファイルとi.MX 7ULP EVK用のLinuxリリースが格納されているディレクトリに移動しますuuu.exe
_images_.zip uuuはボードへのイメージのコピーを開始しますSomething went wrong! Please try again.
Tera Termは、広く利用されているオープン・ソースのターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。


PuTTYは、広く利用されているターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。
*.exeファイルをダブルクリックするか、[Start(スタート)]メニューから選択して、PuTTYを起動します 
Linuxホスト・マシンのコマンド・プロンプトで、次のコマンドを実行してポート番号を確認します。
$ ls /dev/ttyUSB*
数字の小さい方がCortex-A7コアの番号、大きい方がCortex-M4コアの番号です。
次のコマンドを使用して、シリアル通信プログラム(例:minicom)をインストールし、実行します。
Ubuntuパッケージ・マネージャを使用してMinicomをインストールします
$ ls /dev/ttyUSB*
事前に確認したポート番号を使用して、コンソール・ウィンドウでMinicomを起動します
$ sudo minicom /dev/ttyUSB* -s
組込みシステムの作業をする際は、広範かつ多様なドキュメントが提供されていることを念頭に置いて進めることが重要です。通常、ドキュメントにはさまざまなレベルのものがあります。I.MX 7ULP EVKボードについては、いくつかのドキュメントが提供されています。ただし、このボードのプロセッサであるi.MX 7ULPについては、SoCレベルのドキュメントとして文書化されています。また、利用可能なBSPについては、BSPレベルのドキュメントとして文書化されています。
以下のオプションから、関連するドキュメントを選択してください。
I.MX 7ULP EVKについては、以下のドキュメントが提供されています。
I.MX 7ULP SoCについては、以下のドキュメントが提供されています。
I.MX 7ULP EVKについては、以下のBSPが提供されています。
各BSPにドキュメント・セットが備わっており、以下の表にすべてのBSPドキュメントが記載されています。ドキュメントは、推奨される読む順番に応じて記載されています。