概要

NXPでは、サプライ・チェーンと継続的に連携して廃棄物を削減または代替利用できる機会を特定しており、歩留まりの向上、プロセスの最適化、スクラップ材廃棄の最小限化により、製造廃棄物削減への取り組みを追求し続けています。このアプローチの一環として、次の施策を行っています。

  • 硫酸廃液など使用済み資源をリサイクル/再利用した後、他社に再販する
  • 地域のリサイクル・ベンダーの活用を拡大する
  • Eスクラップや完成品から貴金属を回収できるリサイクル・ベンダーを特定する
  • カフェテリア、カフェ、パントリーで使用されている使い捨てプラスチックを、持続可能で再利用可能な代替品に置き換える

廃棄物の処理方法

リサイクル率

NXPではさまざまな資源を回収してリサイクルしています。これにはオフィス廃棄物(紙、段ボール、飲料の容器など)、社員食堂の廃棄物(食品など堆肥化可能なもの)、サポート作業で発生する廃棄物(スクラップ金属、木材、クーラント、廃水の処理に使用されるフッ化カルシウムのケーキ層)、製造材料(使用済み酸および溶剤、使用済み成形コンパウンド、有害なめっき廃液など)が含まれます。

2024年の全廃棄物(有害および非有害)のリサイクル率は89%となり、2023年に比べて3%上昇しました。NXPのリサイクル率には、リサイクルできない廃棄物を焼却することで、熱、電気、燃料として再利用するという、廃棄物のエネルギー利用の取り組みが反映されています。廃棄物のエネルギー利用を除いた場合、2024年のリサイクル率は80%になります。さらなるリサイクルの推進を可能にするリサイクル委託業者を継続して探すことで、リサイクル率の改善を実現しました。