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パスワードの再入力NXPは、廃水の処理と排出に関する保全、リサイクル、高い環境基準の達成に向けて重点的に取り組んでいます。
現時点では、製造プロセスで使用される水の量を大幅に減らすことは難しいため、生産量の増加に伴って水の必要量も増える見込みです。外部から取り入れる水の量を削減するために、NXPは2027年までに水のリサイクル率を60%まで上昇させるという中期目標の達成に注力しています。
半導体の製造プロセス、特にウェハの製造では、水が大量に使用されます。また、製造現場からの廃水も発生します。
水に関連する指標については、非製造業による影響はごくわずかであることから、製造拠点のデータのみが含まれています。製造拠点の多くが半乾燥地帯に位置していることから、気候変動に伴う長期的な干ばつが次第に影響し、水不足に陥る可能性があります。
私たちの10年に及ぶ水の保全への取り組みでは、より効率的なツールの使用を重視してきました。拠点および製造チームは、水のリサイクル率を向上させる機会や、プロセスを最適化する方法の特定において、大きな進歩を遂げています。
水が大量に消費される工程は決まっており、チラー、めっき、洗浄などです。工場の稼働率が低下した結果、原単位の消費量が増加しました。水のリサイクルに加え、全体の水消費量を削減するための選択肢について調査を進めています。
NXPでは、製造現場で水を回収およびリサイクルするプロジェクトを導入しています。このプロジェクトにより、供給される水の消費量が削減され、地域水道への依存度が低下し、操業効率が改善されます。2015年以降、水のリサイクル率は14%上昇しました。2023年と比較しても4%上昇しています。2024年度末時点のリサイクル率は55%に達しています。2027年に水のリサイクル率を60%にする目標を達成するために、水をリサイクルできる機会を特定するためのタスクフォースを立ち上げています。
NXPでは、水を調達時と同等かそれ以上に清浄な状態に浄化してから環境に戻すことにコミットしています。放出される廃水を処理するための水処理施設を敷地内に併設し、廃水に含まれる化学成分によって環境が汚染されることがないように徹底しています。施設チームが、地方当局の要求に従って水を継続的にモニタリングおよびテストしており、放出される廃水を地域の規制要件よりも清浄な水質にすることを目指しています。
注:2024年において、廃水に関連してNXPが受けた逸脱の指摘や罰金、罰則はありませんでした。
| 排水量 | 単位 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|
| 総排水量 | m3 | 8,775,035 | 8,896,447 | 9,437,200 |
テキサス州のオースティン (ATMC) とオーク・ヒルの2つの製造拠点は、2023年の実績に基づき、オースティン市の2024年廃水前処理優秀賞を受賞しました。この賞は、汚染の防止と排水の管理に積極的に取り組むことで環境スチュワードシップを果たした、産業分野の大規模な水の利用者を表彰するものです。ATMCにとって10年連続、オーク・ヒルにとって9年連続での受賞となります。
EHSや製品の環境コンプライアンスなど、NXPのサステナビリティへの取り組みに関するお問い合わせはこちらにお寄せください。