お客様の素早い設計とより早い製品化を実現する、技術情報と専門知識をご紹介します。
NXPは、目標達成に向けたマネジメント・システムとプログラムを設計、展開、維持することで、環境を保護するためのプロセスの継続的な改善を推進しています。
目標、アプローチ、および達成状況。
主要な環境方針は、NXPのCEOによって署名および承認されたサステナビリティ・ポリシー文書に盛り込まれています。このサステナビリティ・ポリシーは、サステナビリティ・マネジメント・チームによって作成され、展開されています。
EHSマネジメント委員会は、事業執行役員副社長 (EVP) が議長を務め、各事業部および各部門の上級幹部によってサポートされています。戦略策定、承認、リソース供給などの環境経営を担います。
NXPのサステナビリティおよびEHSチームは、年次戦略、方針、目標および指標を管理しています。また、月次進捗状況のレビューも担当しています。
環境問題と社会的問題の両方に関連する潜在的なリスクや危険性を特定し、対策を講じるために、マネジメント・システムの積極的な評価を行います。
NXPのすべての生産拠点で、年1回、社内環境リスク・アセスメントを実施しています。NXPではISO 14001の要件を満たすために、原材料の処理や、エネルギー管理、水資源管理、廃棄物管理を含む製造プロセスに関連する潜在的なリスクを評価し、プログラム、手順、エンジニアリング・コントロールを利用して、潜在的な環境への危険性を早期に特定し、対策を講じて管理しています。
RBA (Responsible Business Alliance) の加盟企業として、8つの各製造拠点で、環境システムとマネジメント・システムを対象としたRBAセルフアセスメントを実施することが求められています。セルフアセスメントの実施は、製造現場に存在する可能性がある重大な社会的リスクおよび環境リスクを評価するために役立ちます。これにより、適切な対策や管理を必要に応じて実施することができます。
全世界で定期的に従業員向けトレーニングが実施されており、すべての従業員が環境リスクを抑制して最小化するために必要な知識とスキルを得られるようにしています。これには、OJTのほか、環境問題、品質管理、化学物質管理の専門的トレーニングが含まれます。環境に関するトレーニングと啓発には、インシデント調査に協力する従業員や、マネジメント・システムの要素の立案を支援する従業員が含まれます。
NXPのデータ・マネジメント・システムで、生産拠点ごとに環境パフォーマンスを追跡し、算出しています。サステナビリティ・オフィスが各拠点の報告データを四半期ごとに検証します。対象となる拠点は、a) NXPが所有、賃貸、リース、管理しており、b) 従業員が50名以上、c) NXPの財務報告書に記載されるものです。
検証は以下の手順で実施されます。
さらにEHSは、生産拠点、大規模オフィス、研究開発拠点のデータの内部監査も実施しています。この監査では、報告の手順とデータ証跡が適正かどうかが検証されます。
国連の持続可能な開発目標 (SDGs) に合わせてNXPの製品開発、経営、企業姿勢を修正し、経済、社会および環境の持続可能性に関連する地球規模の課題に取り組んでいます。
EHSや製品の環境コンプライアンスなど、NXPのサステナビリティへの取り組みに関するお問い合わせはこちらにお寄せください。