2022年のエネルギー・パフォーマンスのスナップショット

NXPでは、利用可能な場合には再生可能な電力を購入し、信頼性が高く供給量も十分な代替エネルギー源が得られない国や地域においては、今後も化石燃料由来の電力を購入していきます。

電力の概要

半導体の製造は電力を大量に要するプロセスであり、ウェハ製造では組み立て工程やテスト工程よりも多くの電力が必要になります。NXPの非製造拠点の電力消費量がNXP全体の電力消費量に占める割合は、わずか3%に過ぎません。

2022年の製造部門における電力消費量
 

2022年の製造部門と非製造部門における電力消費量の比較


結果

NXPが製造する製品はますます複雑性を増し、多くのプロセス・ステップが必要になっているため、電力の消費量も増大しています。

製造部門における電力消費

NXPの製造拠点では、プロセスの最適化と機器の交換またはアップグレードを継続的に行っています。今後も、電力購入契約を通じた再生可能な電力源の利用拡大に向けた新たな方法を追求していきます。

非製造部門における電力消費量

NXPのオフィスや研究開発拠点での電力は、総消費量の3%を占めています。2022年には、COVID-19の流行が改善した地域において従業員がオフィス勤務に戻った結果、非製造部門での電力消費量は2021年と比べて7%増加しました。2012年以降、非製造部門における電力消費量は64%減少しています。

エネルギー消費量

NXPでは、電気に加え、天然ガスやディーゼル燃料など化石燃料由来のエネルギー消費も最小限に抑えています。