LPC86xは、最大60 MHzの周波数で動作するコスト効率の高いArm Cortex-M0+ベースの32ビットMCUファミリで、最大64 KBのフラッシュ・メモリと最大8 KBのSRAMをサポートしています。このファミリは、消費電力を最適化したコア、広く利用されている小型パッケージ、独立した電源レールによるレベル・シフト・オプションを備えています。LPC86xを補完するペリフェラルには、CRCエンジン、I2Cバス・インターフェース、I3Cバス・インターフェース、最大3つのUSART、2つのSPIインターフェース、1つのマルチレート・タイマ、セルフ・ウェイクアップ・タイマ、ハードウェア・デッドタイム挿入と直交デコードを備えた2つのFlexTimer、1つの12ビットADC、1つのアナログ・コンパレータ、スイッチ・マトリックスにより機能が設定可能なI/Oポート、入力パターン・マッチ・エンジン、および最大54本の汎用I/Oピンが含まれます。
このデバイスは、Kinetis、LPC、i.MX RTマイクロコントローラ向けの無償ソフトウェア開発ツールを包括的にまとめてセットにした、NXPのMCUXpressoソフトウェアとツールによって完全にサポートされています。MCUXpressoのSDKには、Keil MDKおよびIAR EWARM向けのプロジェクト・ファイルも含まれています。
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