お客様の素早い設計とより早い製品化を実現する、技術情報と専門知識をご紹介します。
1
接続2
ソフトウェアの入手3
ビルドと実行4
作成実際にFRDM-KL82Zを使ってみましょう!ショート・ビデオで手順を視聴するか、以下に記載された詳細な手順を参考にして、作業を進めてください。
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注:Mbedを選択すると、自動的にMbedデベロッパ・ウェブサイトに移動します。
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Kinetisソフトウェア開発キット (SDK) は無償で利用することができ、パーミッシブ型オープンソース・ライセンスに基づいて、すべてのハードウェア抽象化およびペリフェラル・ドライバ・ソフトウェアのソース・コード全体が提供されます。
下のボタンをクリックして、KL82ZスタンドアロンSDKパッケージをダウンロードしてください。
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NXP®では、Kinetis Design Studio (KDS) というツールチェーンを無償で提供しています。
別のツールチェーンを使用したい場合、Kinetis SDKは、IAR 、Keil 、コマンドラインGCC などの他のツールをサポートしています。
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Kinetis Design StudioまたはArm GCCツールチェーンを使用する場合は、最新のSEGGER J-Linkソフトウェア・ツールをダウンロードしてインストールする必要があります。これらのツールでは、KL80ファミリをサポートするためにこの更新が不可欠です。選択したIDEをインストールした後、必ずこの更新を行ってください。
最初に、最新(少なくともバージョン 5.02以降)の「ソフトウェアおよびドキュメント・パック」をSEGGER からダウンロードします。
次に、ソフトウェアをインストールします。インストールの最後に、インストールされたIDEを更新するかどうかを尋ねるダイアログ・ボックスが表示されます。Kinetis Design Studioを使用する場合は、KDS 3.0.0 IDEにチェックマークが入っていることを確認してください。
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サンプル・アプリケーションの多くは、マイクロコントローラのUARTを介してデータを出力します。ボードの仮想COMポート用ドライバがインストールされているか必ず確認してください。ドライバのインストーラを実行する前に、ボードをPCに接続しておく必要があります。
シリアル・ポート・ドライバをインストールした状態で、お好きなターミナル・アプリケーションを実行し、マイクロコントローラのUARTからのシリアル出力を確認します。ターミナルをボーレート115,200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。FRDM-KL82Zの仮想COMポートのポート番号を調べるには、デバイス・マネージャを開き、「Ports(ポート)」グループを確認します。
ターミナル・アプリケーションの使用方法がわからない場合は、Tera TermチュートリアルまたはPuTTYチュートリアルのいずれかのチュートリアルをお試しください。
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Kinetis SDKには、デモ・アプリケーションやドライバのサンプルが多数付属しています。利用可能なコードを確認するには、SDKをインストールした場所にあるSDK「サンプル」フォルダを参照し、FRDM-KL82Zボードを選択します ()。
デモ・アプリケーションやドライバのサンプルの詳細については、にある「Kinetis SDK Demo Applications User's Guide(Kinetis SDKデモ・アプリケーション・ユーザー・ガイド)」をご覧ください。
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興味のあるデモ・アプリケーションやドライバのサンプルがいくつかあれば、それをビルドおよびデバッグする方法を知りたくなることでしょう。Kinetis SDKのスタート・ガイドでは、SDKでサポートされているすべてのツールチェーンのデモを設定、ビルド、およびデバッグする方法について、わかりやすく手順に沿って解説しています。
Kinetis Design Studio (KDS) IDEを使用してサンプル・アプリケーションを開き、ビルドやデバッグを行う方法については、下記のガイドをご覧ください。
KDS IDEでKSDKを使用する前に、いくつかのKDS Eclipseアップデートを適用する必要があります。このアップデートを行わないと、EclipseはKSDK互換のプロジェクトを生成できません。
注:Mac® OSユーザーの場合も、手順はWindowsの場合と同じです。IDEの表示がわずかに違う点のみが異なります。
注:Linux® OSユーザーの場合も、手順はWindowsの場合と同じです。Linuxでは、これらの更新プログラムをインストールする際に、コマンドラインからKDS IDEをrootユーザーとして起動する必要がある点のみが異なります。次のコマンドをコマンドラインに入力します(デフォルトのKDS IDEインストール・パスの場合):user@ubuntu:~$ sudo /opt/NXP/KDS_x.x.x/eclipse/kinetis-design-studio。

/tools/eclipse_update フォルダに移動し、KSDK__Eclipse_Update.zip ファイルを選択します
このページでは、KDS IDEでプラットフォーム・ライブラリ・プロジェクトを開き、ビルドする方法について説明します。デモをビルドするには、プラットフォーム・ライブラリが必要です。
注:Linux OSやMac OSでも、Windowsの場合と同じ手順を実行します。
適切なデバイスのプラットフォーム・ライブラリ・プロジェクトを指定します。このプロジェクトは次のパスで見つけることができます。
/lib/ksdk_platform_lib/kds/KL82Z1287
各KSDKプロジェクトに対して、以下の2つのプロジェクト設定(ビルド・ターゲット)がサポートされます。
デモ・アプリケーションをビルドするには、プラットフォーム・ライブラリ・プロジェクトの代わりにデモ・アプリケーション・プロジェクトを使用して、「プラットフォーム・ライブラリをビルドする」セクションで説明した手順を繰り返します。デモ・アプリケーション・プロジェクトは、次のフォルダにあります。
/examples/frdmkl82z/demo_apps//kds 今回の例の場合、実際のパスは次のようになります。
/examples/frdmkl82z/demo_apps/hello_world/kds 注:Linux OSやMac OSでも、Windowsの場合と同じ手順を実行します。
FRDM-KL82Zボードには、工場出荷時にmbed/CMSIS-DAPデバッグ・インターフェースが搭載されています。現在のバージョンのKDSでは、K82でこのインターフェースがサポートされません。KDS IDEを使用してダウンロードやボードのデバッグを行うには、J-Link OpenSDA v2アプリケーションまたはP&E OpenSDA v2アプリケーションをインストールしておく必要があります。また、KDS 3.0に付属しているバージョンはK8xファミリを認識しないため、SEGGER J-Link KDSのインストールを更新する必要があります。
J-Link OpenSDA v2アプリケーションをFRDM-KL82Z ボードにインストールするには、次の手順に従ってください。
KDS向けのSEGGER J-Linkツールを更新するには、以下の手順に従ってください(既に前のページのステップで行っている場合もあります)。
引き続き指示に従って、KDSとシリアル・ターミナルを介してボードに接続します。
PCのターミナル・アプリケーション(PuTTY、Tera Termなど)を開き、事前に確認したデバッグCOMポートに接続します。次の設定値を用いてターミナルを設定します。
Linux OSユーザーの場合のみ、ターミナルで次のコマンドを実行します。これにより、システムにlibudevがインストールされます。libudevは、KDS IDEでデバッガを起動する際に必要になります
user@ubuntu:~$ sudo apt-get install libudev-dev libudev1user@ubuntu:~$ sudo ln -s /usr/lib/x86_82-linux-gnu/libudev.so /usr/lib/x86_82-linux-gnu/libudev.so.0接続するターゲットに対して、デバッガが適切に設定されているか確認します
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください
ここでは、IAR Embedded Workbenchでデモ・ワークスペースを開く方法、デモに必要なプラットフォーム・ライブラリをビルドする方法、デモ・アプリケーションをビルドする方法について説明します。ここではhello_worldデモ・サンプルを使用していますが、KSDKに含まれるいずれのデモにも同様の手順が当てはまります。
次の場所にあるデモ・ワークスペース(*.ewwファイル)を開きます。
/examples/frdmkl82z/demo_apps//iar ワークスペースが開くと、2つのプロジェクトが表示されます。1つはKSDKプラットフォーム・ライブラリ用で、もう1つはデモ用です。なお、プラットフォーム・ライブラリ・プロジェクトは太字で表示されます。太字は、アクティブ・プロジェクトであることを示します。アクティブ・プロジェクトはいつでも変更できます。変更するには、目的のプロジェクトを右クリックして[Set as Active(アクティブとして設定)]を選択するか、ワークスペース・ブラウザの上部にあるビルド・ターゲットのドロップダウンから選択してください
各KSDKプロジェクトに対して、以下の2つのプロジェクト設定(ビルド・ターゲット)がサポートされます。
このツールでは、プロジェクトごとに「デバッグ」構成か「リリース」構成かを選択できます。ただし、デモはプラットフォーム・ライブラリに依存するため、デモ用に選択されたものと同じ構成をプラットフォーム・ライブラリ用でも選択する必要があります。また、ドロップダウンから構成を選択すると、そのプロジェクトと構成がアクティブ・プロジェクトになります。ここでは、「ksdk_platform_lib - Debug」 ターゲットを選択します
/lib/ksdk_platform_lib/iar/KL82Z1287/debug /lib/ksdk_platform_lib/iar/KL82Z1287/release KSDKデモ・アプリケーションは、セクション1でビルドしたKinetis SDKプラットフォーム・ライブラリが提供するソフトウェア構成要素上にビルドされます。プラットフォーム・ライブラリが存在しない場合、ライブラリが見つからないことを示すエラーがリンカによって表示されます。ライブラリが存在するかどうかは、「ksdk_platform_lib」プロジェクトの「Output」フォルダを展開することで簡単に確認できます。プラットフォーム・ライブラリ・バイナリがビルドされておらず存在しない場合は、前述した手順に従ってビルドしてください。ライブラリが存在する場合、下記の手順に進み、目的のデモ・アプリケーションをビルドしてください。
目的のデモ・アプリケーション・ワークスペース(*.ewwファイル)をまだ開いていない場合は、ここで開きます。今回の例のワークスペース・ファイルは次の場所にあります。
/examples/frdmkl82z/demo_apps/hello_world/iar
FRDM-KL82Zボードには、工場出荷時にmbed/CMSIS-DAPデバッグ・インターフェースが搭載されています。ボードのデバッグOpenSDAアプリケーションを変更している場合、OpenSDAにアクセスして、ボードを更新または工場出荷時の状態に復元する方法をご確認ください。
PCのターミナル・アプリケーション(PuTTY、Tera Termなど)を開き、事前に確認したデバッグCOMポートに接続します。次の設定値を用いてターミナルを設定します。
[Download and Debug(ダウンロードとデバッグ)]ボタンをクリックして、アプリケーションをターゲットにダウンロードします
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください
MDKツールをインストールした後、デバッグ目的でデバイスを完全にサポートするには、CMSIS (Cortex® Microcontroller Software Interface Standard) デバイス・パックをインストールする必要があります。このパックには、メモリ・マップ情報、レジスタ定義、フラッシュ・プログラミング・アルゴリズムなどが含まれています。下記の手順に従って、適切なCMSISパックをインストールしてください。
µVisionという名前のMDK IDEを開きます。IDEで、[Pack Installer(パック・インストーラ)]アイコンを選択します
[Pack Installer(パック・インストーラ)]ウィンドウで、Kinetisパックのセクションに移動します(アルファベット順に並んでいます)。Kinetisパックの名前は、Keil::Kinetisで始まり、MCUのファミリ名が続きます(「Keil::Kinetis_K80_DFP」など)。ここではFRDM-KL82Zプラットフォームを使用するため、K80ファミリのパックを選択します。パックの横にある[Install(インストール)]ボタンをクリックします。このプロセスを正常に完了するには、インターネット接続が必要となります
インストールが完了したら、[Pack Installer(パック・インストーラ)]ウィンドウを閉じて、µVision IDEに戻ります
このセクションでは、µVisionでデモ・ワークスペースを開く方法、デモに必要なプラットフォーム・ライブラリをビルドする方法、デモ・アプリケーションをビルドする方法について説明します。
デモ・ワークスペース・ファイルは、次のパスにあります。
/examples/frdmkl82z/demo_apps//mdk ワークスペース・ファイルの名前は、です。今回の例の場合、実際のパスは次のようになります。
/examples/frdmkl82z/demo_apps/hello_world/mdk/hello_world.uvmpw
各KSDKプロジェクトに対して、以下の2つのプロジェクト設定(ビルド・ターゲット)がサポートされます。
このツールでは、アクティブ・プロジェクトに基づいてビルド・ターゲットを選択できます。そのため、プラットフォーム・ライブラリの構成を変更する場合、プラットフォーム・ライブラリをアクティブ・プロジェクトにする必要があります。ドロップダウン・メニューから、[Debug(デバッグ)]または[Release(リリース)]のうち、適切なビルド・ターゲットを選択します。ここでは、「ksdk_platform_lib Debug」構成を選択します
KSDKデモ・アプリケーションは、セクション1でビルドしたKinetis SDKプラットフォーム・ライブラリが提供するソフトウェア構成要素上にビルドされます。プラットフォーム・ライブラリが存在しない場合、ライブラリが見つからないことを示すエラーがリンカによって表示されます。プラットフォーム・ライブラリ・バイナリがビルドされておらず存在しない場合は、前述した手順に従ってビルドしてください。ライブラリが存在する場合、下記の手順に進み、目的のデモ・アプリケーションをビルドしてください
目的のデモ・アプリケーション・ワークスペースをまだ開いていない場合は以下で開きます。
/examples/frdmkl82z/demo_apps//mdk ワークスペース・ファイルの名前は、
/examples/frdmkl82z/demo_apps/hello_world/mdk/hello_world.uvmpw
FRDM-KL82Zボードには、工場出荷時にmbed/CMSIS-DAPデバッグ・インターフェースが搭載されています。ボードのデバッグOpenSDAアプリケーションを変更している場合、OpenSDAにアクセスして、ボードを更新または工場出荷時の状態に復元する方法をご確認ください。
開発プラットフォームをPCに接続します。ボード上の「SDAUSB」USBポートとPCのUSBコネクタをUSBケーブルでつないでください
PCのターミナル・アプリケーション(PuTTY、Tera Termなど)を開き、事前に確認したデバッグCOMポートに接続します。次の設定値を用いてターミナルを設定します。
アプリケーションが正しくビルドされたら、[Start/Stop Debug Session(デバッグ・セッションの開始/終了)]ボタンをクリックしてアプリケーションをターゲットにダウンロードし、デバッガを起動します
[Debug(デバッグ)]ボタンをクリックすると、アプリケーションがターゲットにダウンロードされ、自動的に実行されます
[Run(実行)]ボタンをクリックすると、コードが実行され、アプリケーションが起動します
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください
ここでは、Kinetis SDKでサポートされているように、Arm GCCツールチェーンを使用してKSDKデモ・アプリケーションのビルドと実行を行う際に必要となるコンポーネントをインストールする手順について説明します。
Arm GCCツールの使用方法はさまざまですが、今回の例では、Windows環境に焦点を当てています。ここでは省略しますが、GCCツールは、Linux OSやMac OS Xの環境でも利用できます。
GNU Arm Embeddedツールチェーン からインストーラをダウンロードして、実行します。これは実際のツールチェーンです(コンパイラ、リンカなど)。Kinetis SDKリリース・ノートに記載されている、サポート対象の最新バージョンのGCCツールチェーンを使用する必要があります。
MinGW (Minimalist GNU for Windows) 開発ツールは、サード・パーティ製のCランタイムDLL(Cygwinなど)に依存しないツール・セットを提供します。KSDKで使用されているビルド環境ではMinGWビルド・ツールを利用せず、MinGWとMSYSのベース・インストールを活用しています。MSYSは、Unix系のインターフェースと各種ツールを備えた基本シェルを提供します。
MinGW - Minimalist GNU for Windowsファイルから最新のMinGW mingw-get-setupインストーラをダウンロードしてください
インストーラを実行します。インストール・パスとしてはC:\MinGWを推奨しますが、他のどの場所にでもインストールできます
注:インストール・パスにスペースを含めることはできません。
[Basic Setup(基本セットアップ)]で、「mingw32-base」と「msys-base」が選択されていることを確認します
[Installation(インストール)]メニューで[Apply Changes(変更を適用)]をクリックし、残りの手順に従ってインストールを完了します
Windows OSのPath環境変数に適切なアイテムを追加します。これは、[Control Panel(コントロール・パネル)]>[System and Security(システムとセキュリティ)]>[System(システム)]>[Advanced System Settings(システムの詳細設定)]の[Environment Variables(環境変数)]セクションで設定します。パスは次のとおりです。
\bin デフォルトのインストール・パスであるC:\MinGWを使用した例を以下に示します。パスが正しく設定されていないと、ツールチェーンは機能しません
注:PATH変数にC:\MinGW\msys\x.x\binが設定されている場合(KSDK 1.0.0向けの旧仕様)、これを削除してください。削除されていないと、新しいGCCビルド・システムが正しく機能しない場合があります。
新しいシステム環境変数を作成して、「ARMGCC_DIR」という名前を付けます。この変数の値で、Arm GCC Embeddedツールチェーンのインストール・パスを指定します。今回の例では、次のようになります。
C:\Program Files (x86)\GNU Tools Arm Embedded\4.8 2014q3
CMakeからCMake 3.0.xをダウンロードします
CMakeをインストールします。インストール時には、必ず[Add CMake to system PATH(CMakeをシステムPATHに追加)]オプションを選択します。すべてのユーザーが使用できるパスにインストールするか、現在のユーザーのみが使用できるパスにインストールするかは、ユーザーが選択します。今回の例では、すべてのユーザーに対してインストールしています
インストーラの残りの手順に従います
PATHの変更を適用するには、システムの再起動が必要になる場合があります
サンプル・アプリケーションをビルドする手順は次のとおりです。
コマンド・ウィンドウのディレクトリをKSDKのプラットフォーム・ライブラリ・ディレクトリに変更します。
/lib/ksdk_platform_lib/armgcc/KL82Z1287 各KSDKプロジェクトに対して、以下の2つのプロジェクト設定(ビルド・ターゲット)がサポートされます。
/lib/ksdk_platform_lib/armgcc/KL82Z1287/debug /lib/ksdk_platform_lib/armgcc/KL82Z1287/release KSDKデモ・アプリケーションでは、同じビルド・ターゲット([Debug(デバッグ)]または[Release(リリース)])のプラットフォーム・ライブラリが必要となります。デモ・アプリケーションのビルドを実施する前に、必ず前のセクションに示した手順を行ってください。
デモ・アプリケーションをビルドする手順は次のとおりです。
ディレクトリをデモ・アプリケーション・プロジェクト・ディレクトリに変更します。パスは次のようになります。
/examples/frdmkl82z/demo_apps//armgcc 今回の例の場合、実際のパスは次のようになります。
/examples/frdmkl82z/demo_apps/hello_world/armgcc
GCCツールを使用するには、J-Linkデバッグ・インターフェースが必要となります。ボードのOpenSDAファームウェアを最新のJ-Linkアプリケーションにアップデートするには、OpenSDAにアクセスしてください。J-Link OpenSDAアプリケーションをインストールしたら、「SEGGER Downloads」からJ-Linkドライバとソフトウェア・パッケージをダウンロードします。
開発プラットフォームをPCに接続します。ボード上の「SDAUSB」USBポートとPCのUSBコネクタをUSBケーブルでつないでください
PCのターミナル・アプリケーション(PuTTY、Tera Termなど)を開き、事前に確認したデバッグCOMポートに接続します。次の設定値を用いてターミナルを設定します。
J-Link GDBサーバ・アプリケーションを開きます。J-Linkソフトウェアがインストールされている場合、Windows OSの[スタート]メニューに移動し、[プログラム]>[SEGGER]>[J-Link
次のように設定を変更します。今回の例で選択されているターゲット・デバイスは、「MKL82Z128xxx7」です
接続すると、画面は次の図のようになります。
GCC Arm Embeddedツールチェーンのコマンド・ウィンドウが開いていない場合はここで開きます。ウィンドウを開くには、Windows OSの[スタート]メニューから、[プログラム]>[GNU Tools Arm Embedded
デモ・アプリケーションの出力を格納するディレクトリに変更します。出力は、選択したビルド・ターゲットに応じて、次のいずれかのパスに格納されます。
/boards////armgcc/debug /boards////armgcc/release 今回の例の場合、実際のパスは次のようになります。
/boards/frdmkl82z/demo_apps/hello_world/armgcc/debug 「arm-none-eabi-gdb.exe 」コマンドを実行します。この例の場合、「arm-none-eabi-gdb.exe hello_world.elf」というコマンドになります
次のコマンドを実行します。
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナル・ウィンドウにバナーが表示されます
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独自のプロジェクトを作成して、シンプルなSDKベースのアプリケーションを作成してみましょう。NXPでは、直感的に操作できるシンプルなプロジェクト作成ユーティリティを提供しています。このプロジェクト・ジェネレータにより、Kinetis SDKをベースとするカスタム・プロジェクトが作成できます。
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ZIPファイルを解凍したら、お使いのコンピュータのOSに適した「KSDK_Project_Generator」の実行ファイルをクリックして、ユーティリティを開きます。ツールの設定画面で、SDKのインストール・パスを指定して、プロジェクト名を入力し、リファレンスとして使用するボードを選択します。[Quick Generate(クイック作成)]ボタンをクリックして完了します。
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新しいプロジェクトは、に作成されます。ステップ3.3の手順に沿って、お使いのツール・チェーンでプロジェクトを開きます。
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では、実際に新規プロジェクトを作成し、無限ループでスピンする動作以外のことを実践してみましょう。SDKサンプルは、LEDやスイッチ、ペリフェラル・インスタンスといったアイテム向けのマクロや定義など、ボード固有のさまざまな処理の実行に必要なボード・サポート・パッケージ (BSP) を提供します。ここでは、説明をシンプルにするため、BSPマクロを使用してLEDを点滅させることにします。
次のコードを使用して、プロジェクトのmain.cファイルにあるmain()関数をアップデートします。
volatile int delay;
// Configure board specific pin muxing
hardware_init();
// Initialize the UART terminal
dbg_uart_init();
PRINTF("\r\nRunning the myProject project.\n");
// Enable GPIO port for LED1
LED1_EN;
for (;;)
{
LED1_ON;
delay = 5000000;
while(delay--);
LED1_OFF;
delay = 5000000;
while(delay--);
}Something went wrong! Please try again.
main()関数を変更したら、アプリケーションをビルドします。ここまでで他のSDKサンプルをビルドしていない場合は、まずSDKプラットフォーム・ライブラリをビルドする必要があります。ビルドが完了したら、ボードにアプリケーションをダウンロードします。
アプリケーションのビルド、ダウンロード、実行の詳細については、ステップ3.3の各ツールのガイドをご覧ください。
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アプリケーションをダウンロードすると、FRDM-KL82Zの赤色LEDが点滅します。また、PRINTF関数で、ターミナル出力を確認できます。
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Tera Termは、広く利用されているオープンソースのターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。
PuTTYは、広く利用されているターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。
NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、FRDM-KL82Zを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。