お客様の素早い設計とより早い製品化を実現する、技術情報と専門知識をご紹介します。
1
セットアップ2
ビルドと実行3
作成4
開発者エクスペリエンス
このガイドでは、NXPの産業用および車載用の組込みアプリケーション向けリアルタイム・モニタリングおよびデータ可視化ソフトウェアである、FreeMASTERの概要について説明します。FreeMASTERを使用すると、ランタイム中のシステムの挙動を明確に可視化し、アプリケーションの実行を中断することなく、組込みソフトウェアを効率的に観察、分析、調整、検証できます。
FreeMASTERは、内部変数やシステム・データへの非侵襲的なアクセスに加えて、開発や統合の全般にわたってアプリケーションのパフォーマンスをより適切に把握および評価するのに役立つ、柔軟な可視化機能を備えています。こうした機能は、トラブルシューティングの迅速化、ソフトウェア品質の向上、開発ワークフローの効率化に役立ちます。
FreeMASTERデスクトップ・アプリケーションは、Microsoft Windowsオペレーティング・システムで動作します(セクション1.2を参照)。インストール・パッケージには、FreeMASTER Liteという軽量サービスも含まれています。FreeMASTER Liteは、WindowsおよびLinuxプラットフォームで動作し、ターゲット・マイクロコントローラ (MCU) とカスタムのローカルまたはリモート・アプリケーション間の通信インターフェースとして使用できます。
FreeMASTERバージョン3は、以前のリリースであるFreeMASTER 2.xおよび1.x、ならびに元となったPC Master 1.0アプリケーションとの下位互換性を維持しているため、過去に開発したワークフローやプロジェクトを活用することもできます。
注:このガイドにおける画像およびスクリーンショットは、参照のみを目的として提供されています。実際の画面、メニュー、機能は、FreeMASTERのバージョンによって異なり、将来のソフトウェア・リリースで変更される場合があります。
Something went wrong! Please try again.
FreeMASTERソフトウェアをインストールする前に、お使いのシステムでそれがサポートされることを確認するようにしてください。お使いのシステムとの互換性を確認するには、以下に列挙した詳細を参照してください。
FreeMASTER
FreeMASTER Lite(Windows用)
FreeMASTER Lite(Linux用)
Something went wrong! Please try again.
FreeMASTERは、1つの自己解凍型実行可能ファイルとして、単独で配布されます。このステップでは、FreeMASTERのインストールについて説明します。スクリーンショットは、記載された内容をより具体的に説明するために提供されています。
Something went wrong! Please try again.
このステップでは、FreeMASTERとFreeMASTER Liteの両方の実行方法について説明します。
FreeMASTER
FreeMASTERを実行するには、デフォルトのプログラム・グループによって作成されたアイコン、またはインストール作業時に選択したアイコン(ステップ8を参照)を見つけます。FreeMASTERは[Apps(アプリケーション)]タブにあります。
別の方法として、デフォルトの場所に移動するか、インストール作業時に選択したフォルダ(ステップ7を参照)に移動して、パスC:\NXP\FreeMASTER 3.2\FreeMASTER\pcmaster.exeにあるpcmaster.exeという名前のファイルを見つけてプログラムを実行することもできます。
FreeMASTER Lite
FreeMASTER Liteを実行するには、デフォルトのプログラム・グループによって作成されたアイコン、またはインストール作業時に選択したアイコン(ステップ8を参照)を見つけます。FreeMASTER Liteは[Apps(アプリケーション)]タブにあります。
別の方法として、デフォルトの場所に移動するか、インストール作業時に選択したフォルダ(ステップ7を参照)に移動して、パスC:\NXP\FreeMASTER 3.2\FreeMASTER Lite\fmlite.exeにあるfmlite.exeという名前のファイルを見つけて実行することもできます。
Something went wrong! Please try again.
このセクションでは、FreeMASTERおよびS32 Design Studio (DS) を使用して、FRDM-A-S32K344ボード用のモーションおよび温度モニタリング・システムのサンプルをインポート、ビルド、および実行する方法について説明します。サンプルの選択、ビルドの構成、プロジェクトのコンパイル、およびボードへのフラッシュのすべてをS32DS内で実行し、FreeMASTER環境内で変数を監視します。
このプロセスが終わるまでには、機能するモーションおよび温度モニタリング・システム・アプリケーションがハードウェアで実行されるようになり、独自のFreeMASTERプロジェクトを開始するための確かな出発点として利用できます。サンプルは、NXPのアプリケーション・コード・ハブ (ACH) から直接入手可能です。ACHではその他の関連ドキュメントも参照できます。
サンプルはACHチームによって保守管理されており、予告なく変更される場合があります。何らかの不備や破損が見られた場合は、ウェブサイトに掲載されているお問い合わせ窓口を通じてご報告ください。
注:サポートされている他のボードでも、同じ汎用のワークフローを使用できる場合があります。利用可能なサンプルやボード固有のドキュメントについては、サポートされているボードのページおよびACHを参照してください。
このステップでは、ビルド手順の準備を行います。
ソフトウェアおよびツールの要件
最初に、車載ソフトウェア・パッケージ・マネージャからFRDM車載ボード・インストール・パッケージをダウンロードします。このバンドルには、S32DS、FreeMASTER、リアルタイム・ドライバ (RTD) のほか、TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol) スタック、ローカル・インターコネクト・ネットワーク (LIN) スタック、FreeRTOSなどの追加ソフトウェアが含まれています。ソフトウェア開発キット (SDK) およびバンドルは、相互運用性を保証するためにテスト済みであり、カスタマー・サポートが付属しています。
車載ソフトウェア・パッケージ・マネージャの使用方法の詳細については、次のビデオを参照してください。
以下のページから、ソフトウェア・エレメントを個別にダウンロードすることもできます。
ハードウェアの要件
残りの手順を進める前に、以下の機材を準備しておくことを推奨します。
Something went wrong! Please try again.
次に、ACHからプロジェクトをインポートします。
dm-motion-temperature-freemaster-s32k344という名前のデモを見つけます
注:このプロジェクトは今後必要になるため、既知の場所に保存しておくことを強く推奨します。
Something went wrong! Please try again.
このステップでは、ビルド・プロセスについて説明します。以下の手順に従ってください。
Debug_FLASHなど)を使用してプロジェクトをビルドするための設定(ピン、クロック、ペリフェラル)が生成されます*.elfファイルがエラーなしに生成されていることを確認します
Something went wrong! Please try again.
このステップでは、サンプルを実行します。以下の手順に従ってください。
Something went wrong! Please try again.
このセクションでは、FreeMASTERをS32DSプロジェクトに統合し、ターゲット・ハードウェアとの通信を確立する方法について説明します。以降に紹介する手順では、FreeMASTER SDKの追加、汎用非同期送受信回路 (UART) ベースの通信の設定、必要なソフトウェア・コンポーネントの有効化、およびアプリケーション内でのFreeMASTERの初期化について取り上げています。また、実行中のシステムにFreeMASTERを接続する方法、アプリケーション・シンボルをインポートする方法、およびデバッグ、検証、アプリケーションの調整をサポートするために変数をリアルタイムで監視または変更する方法についても習得できます。
このステップでは、FreeMASTER SDKを入手します。
Something went wrong! Please try again.
このステップでは、UARTの入手方法について詳しく説明します。
注:この例では、FRDM-A-S32K344開発ボードを使用します。ピンはボードによって異なる場合があります。選択したボードの回路図を確認して、適切なLPUART_RXとLPUART_TXを特定してください。
FMSTR_SerialIsrにすることを強く推奨します)
Something went wrong! Please try again.
このステップでは、FreeMASTERをアプリケーションに追加する方法について取り上げます。以下の指示に従ってください。
#include "freemaster.h"#include "freemaster_s32_lpuart.h" Clock_Ip_Init(&Clock_Ip_aClockConfig[0]);OsIf_Init(NULL_PTR);Siul2_Port_Ip_Init(NUM_OF_CONFIGURED_PINS_PortContainer_0_BOARD_InitPeripherals, g_pin_mux_InitConfigArr_PortContainer_0_BOARD_InitPeripherals);Lpuart_Uart_Ip_Init(LPUART_UART_IP_INSTANCE_USING_6, &Lpuart_Uart_Ip_xHwConfigPB_6);IntCtrl_Ip_Init(&IntCtrlConfig_0); FMSTR_SerialSetBaseAddress((FMSTR_ADDR)IP_LPUART_6_BASE);FMSTR_Init(); FMSTR_Poll(); include_freemasterフォルダを開き、freemaster_cfg.hを開いたら、次のように変更を行います。 FMSTR_SHORT_INTRを0から1に変更しますFMSTR_POLL_DRIVENを1から0に変更します// 割込み方式またはポーリング方式のシリアル通信を選択#define FMSTR_LONG_INTR 0 // 割込みでのメッセージ処理を完了#define FMSTR_SHORT_INTR 1 // 割込みでのキューイングを実行#define FMSTR_POLL_DRIVEN 0 // 割込みは不要、ポーリングのみ引き続いてS32DSでアプリケーションの開発を続ける方法について、次のセクションで解説します
Something went wrong! Please try again.
このセクションでは、FreeMASTERの変数を管理する方法について詳しく説明します。
Debug_FLASHフォルダを開きます.elfまたは.mapファイルをクリックします注:Debug_FLASHフォルダを生成するには、前述の「ビルド」セクションにあるように、目的のプロジェクトをコンパイルする必要があります。
注:画像に表示されている変数はあくまでも例であり、実際の設定ではありません。
FreeMASTERのその他の機能や高度な機能の詳細については、FreeMASTERコミュニティをご覧ください。
Something went wrong! Please try again.
このページでは、FreeMASTERの使用を開始するための基礎的な知識をご紹介しましたが、これ以外にも知るべき知識はたくさんあります。さらに多くの知識を得て、高度なユース・ケースを発見し、実際のアプリケーションから学びを得るために、FreeMASTERコミュニティにアクセスしましょう。コミュニティでは、技術的なディスカッションにアクセスしたり、質問したり、経験を共有したり、事例やベスト・プラクティスを見つけたりできるほか、他の開発者やNXPのエキスパートと直接つながることもできます。
車載、産業用、汎用のいずれの組込みソリューションを構築する場合であっても、FreeMASTERコミュニティは、開発ワークフローを強化し、FreeMASTERを最大限に活用するための貴重なリソースとなります。
FreeMASTERコミュニティに是非ご参加ください。
Something went wrong! Please try again.