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1
はじめに2
パッケージの内容3
ソフトウェアの入手4
接続5
ビルドNXP MCSPTE1AK344開発キットは、ブラシレス直流モーター (BLDC) および永久磁石同期モーター (PMSM) で制御される車載アプリケーションの評価やプロトタイプ作成に利用できる、使いやすいプラットフォームを提供します。このキットは、S32K344マイクロコントローラとGD3000プリドライバに基づいており、最終的なハードウェアが使用可能になる前に開発を開始するのに役立ちます。
このガイドでは、MCSPTE1AK344開発キットのセットアップ、必要なソフトウェアのインストール、ハードウェアの接続、アプリケーション・プロジェクトのビルドとデバッグ、さらには、FreeMASTERとモーター制御アプリケーション・チューニング (MCAT) ツールを使用したモーターの作動と調整のプロセスについて説明します。
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以下の各画像で、キットのすべてのコンポーネントについて確認してください。
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次の図に、S32K344評価ボードの各コンポーネントの位置と外観を示します。
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DEVKIT-MOTORGDのコンポーネントを以下に示します。
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S32K344EVBは、Arduino互換のI/Oヘッダ内側のピンを介してDEVKIT-MOTORGDを制御します。
以下に、PMSMモーター制御用のピン構成を示します。設定可能なピンは赤色で示されています。
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この開発キットのソフトウェア (SW) にアクセスするには、お持ちの資格情報を使用してNXP.comにサインインしてください。
まず、車載ソフトウェア・パッケージ・マネージャを開き、[General-Purpose MCUs(汎用MCU)]のオプション[S32K3]を選択します。
[FRDM Automotive Board Installation Package(FRDM車載ボード・インストール・パッケージ)]バンドルを展開し、[S32 Design Studio]、[Real-Time Drivers(リアルタイム・ドライバ)]、[FreeMASTER]の各チェックボックスをオンにします(他のパッケージはオプションです)。
ページの最後にある[Generate Bundle Installer(バンドル・インストーラの生成)]ボタンをクリックします。
次に、輸出管理およびソフトウェア・ライセンス規約に同意します。確認して一番下までスクロールすると、規約に同意できます。規約に同意したら、ウィザードを閉じてインストールを続行します。しばらくすると、インストーラとインストーラのユーザー・マニュアルのダウンロードが自動的に開始されます。
注:NXPマルチ・インストーラは、表示された後、限られた時間しか利用できないため、すぐにインストールを開始してください。
FRDM車載ボード・インストール・パッケージSWバンドルのインストール・プロセスを簡素化するため、インストールと設定は自動化されています。
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S32 Design Studioの最新バージョンにはGCCツールチェーン・バージョン11.4のみが含まれているため、リアルタイム・ドライバ (RTD) と互換性のあるバージョン10.2をインストールする必要があります。
S32 Design Studioで、上部のメニューから[Help(ヘルプ)]>[S32DS Extensions and Updates(S32DSの拡張と更新)]の順に進みます。[S32DS Extensions and Updates(S32DSの拡張と更新)]ダイアログで、GCCツールチェーン・バージョン10.2をインストールします。
注:オプションのソフトウェアは、S32K3標準ソフトウェア・パッケージまたはS32K3リファレンス・ソフトウェア・パッケージからダウンロードできます。
オプションのソフトウェアにアクセスするには、S32 Design Studioで上部のメニューから[Help(ヘルプ)]>[S32DS Extensions and Updates(S32DSの拡張と更新)]の順に選択します。[S32DS Extensions and Updates(S32DSの拡張と更新)]ダイアログで、[Add Update Sites(更新サイトの追加)]をクリックします。
または、ダウンロードした更新サイト・ファイルを[S32DS Extensions and Updates(S32DSの拡張と更新)]ダイアログにドラッグ&ドロップすることもできます。追加されたソフトウェア・パッケージが自動的にインストール用に選択されます。
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リアルタイム・デバッグ用のFreeMASTERアプリケーション・ツールをダウンロードしてインストールします。
注:FreeMASTERのセットアップでは、アクティベーション・コードを必要とするLiteサービスのインストールをスキップすることもできます。
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S32K3xx用AMMCLibをダウンロードしてインストールします。
注:バージョン 1.1.44以降が必要です。
注:パスを簡単に変更できるように、車載用演算/モーター制御ライブラリ・セット (AMMCLib) を既定のパスにインストールします。
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MCSTE1AK344モーター制御アプリケーション・ソフトウェア・パッケージをダウンロードしてインストールします。
注:AMMCLibの最新バージョンをダウンロードするように求められます。インストーラは最低限必要なバージョンをテストします。
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設定にかかる時間を節約するため、ディレクトリの指定を求められたら、EB tresosのインストール・ディレクトリを選択します。
EB tresosの前にRTDをインストールした場合は、C:\EB\tresos\linksフォルダに"path=C:/NXP/SW32K3_S32M27x_RTD_R23-11_7.0.0_QLP03"という内容のSW32K3_S32M27x_RTD_R23-11_7.0.0_QLP03.linkファイルを作成します。
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このセクションでは、接続の設定方法について説明します。
開発キットのジャンパの設定については、以下の図と表を参照してください。
| S32K3X4EVB-T172のデフォルトのジャンパ設定 | ||
|---|---|---|
| ジャンパ | 状態 | 備考 |
J1 |
閉 | 電源投入後にFS26のウォッチドッグを無効化 |
J5 |
1-2 | FS26のデバッグ・ピンの電圧レベルを選択 |
J8 |
閉 | VDD_HV_Bドメインから外部回路に給電 |
J9 |
閉 | VDD_HV_Aドメインから外部回路に給電 |
J427 |
閉 | VDD_HV_AドメインからMCUペリフェラルに給電 |
J15 |
閉 | VDD_HV_BドメインからMCUペリフェラルに給電 |
J18 |
1-2 | VDD_HV_Aドメイン用5 V |
J13 |
1-2 | VDD_HV_Bドメイン用3.3 V |
J20 |
開 | LIN1コマンダ*モード |
J22 |
1-2 | FS26 SBCからの5 V |
J24 |
開 | LIN2コマンダ*モード |
J26 |
閉 | FS26 SBCからの3.3 V |
J30 |
開 | FS26ウェイク入力 |
J31 |
1-2 | FS26 SBCからV15ドメインに給電 |
J44 |
開 | オンボード・デバッガUARTピン |
J423 |
閉 | J14コネクタからの12 V |
J424 |
閉 | 3.3 V電圧信号と3.3 V MCUパワー・ドメイン・オプションを接続 |
| S32K3X4EVB-Q172のデフォルトのジャンパ設定 | ||
|---|---|---|
| ジャンパ | 状態 | 備考 |
J1 |
閉 | 電源投入後にFS26のウォッチドッグを無効化 |
J5 |
1-2 | FS26のデバッグ・ピンの電圧レベルを選択 |
J8 |
閉 | VDD_HV_Bドメインから外部回路に給電 |
J9 |
閉 | VDD_HV_Aドメインから外部回路に給電 |
J10 |
閉 | VDD_HV_AドメインからMCUペリフェラルに給電 |
J18 |
1-2 | VDD_HV_Aドメイン用5 V |
J20 |
開 | LIN1コマンダ*モード |
J22 |
1-2 | FS26 SBCからの5 V |
J24 |
開 | LIN2コマンダ*モード |
J26 |
閉 | FS26 SBCからの3.3 V |
J30 |
開 | FS26ウェイク入力 |
J44 |
開 | オンボード・デバッガUARTピン |
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評価ボードのジャンパの設定については、以下の図と表を参照してください。
| ジャンパ | 設定 | オプション | 説明 |
|---|---|---|---|
J8 |
ショート | ホール/エンコーダ・インターフェース | ホール/エンコーダ・インターフェースの電圧レベルが3.3V |
| オープン | ホール/エンコーダ・インターフェースの電圧レベルが5.0V(デフォルト) | ||
J9/J10/J11 |
1-2 | モーターの種類 | PMSM FOC(正弦波)モーター制御用の双方向三相電流検知 |
| 2-3 | BLDC 6ステップ(台形)センサレス・モーター制御用の三相逆起電力電圧検知 |
DEVKIT-MOTORGDのジャンパJ9、J10、およびJ11を、PMSMアプリケーションの場合は1-2、BLDCアプリケーションの場合は2-3の位置に配置します。ジャンパJ8は、5Vホール・センサ用にオープンのままにします。
過電流コンパレータ用のポテンショメータが正しい位置(約8~10 Aの位置、中央からわずかに左)に設定されていることを確認します。
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モーターの相配線が、A相からC相の順に次のように配線されていることを確認します。
A:黄色
B:緑色
C:青色
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SW1をOFFポジション(左端)に切り替えます。
12 V電源アダプタを接続します。
SW1をONポジション(右端)に切り替えます。
EVBに電源が投入されると、電圧レギュレータに隣接する4つのオレンジ色のLEDが12 V、5 V、3.3 V、1.5 Vの供給電圧の存在を示します。
注:この電源シーケンスにより、FS26システムベーシス・チップ (SBC) がウォッチドッグを無効にした状態で起動します。
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MCSTE1AK344モーター制御キットを実際に使ってみましょう。
インストールしたディレクトリNXP\MC_DevKits\MCSPTE1AK344\swから適切なPMSMまたはBLDCモーター制御アプリケーションを選択します
インストールされているアプリケーション・ソフトウェア・プロジェクトをS32 Design Studio IDE for S32 Platformにインポートするには、次の手順に従います。
NXP\MC_DevKits\MCSPTE1AK344\swに移動し、対応するプロジェクトを選択して、[OK]をクリックします。次に、[Finish(完了)]をクリックします。注:[Copy projects into workspace(プロジェクトをワークスペースにコピー)]のチェックボックスをオンにします。
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低レベル・ドライバを使用するプロジェクト(プロジェクト名にllを含む)を選択した場合は、次の手順を実行します。
MCSPTE1AK344_PMSM_FOC_2Sh_llなど)を展開します。次に、対応する*.mexファイルをダブルクリックして、プロジェクト設定を設定ツールで開きます。AUTOSARドライバを使用するプロジェクト(プロジェクト名にas_trを含む)を選択した場合は、EB tresos設定を格納したTresosフォルダがS32DSプロジェクトに含められます。次の手順に従います。
注:[Copy projects into workspace(プロジェクトをワークスペースにコピー)]のチェックボックスをオフにします。
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ソフトウェアをアップロードしてデバッグするには、次の手順に従います。
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FreeMASTERアプリケーションを起動して、デバッグ・ツールを設定します。FreeMASTERプロジェクトを開くには、[File(ファイル)]>[Open Project(プロジェクトを開く)]を選択し、選択したプロジェクト・ディレクトリのFreeMASTER_controlフォルダに移動して、*.pmpxファイルを開きます。
注:または、S32DSプロジェクト・フォルダで直接ダブルクリックして起動することもできます。
通信を有効にするには、FreeMASTERツールバーで[Go]をクリックします(またはCtrl+Gを押します)。ステータス・バーの下部に次のメッセージが表示されれば、通信が正常に確立されています。
RS-232; port=COMn; speed = 115200
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変更されたハードウェアまたはカスタム・ハードウェアでMCSPTE1AK344ソフトウェアを実行する場合は、ハードウェアのスケールや障害トリガの編集が必要になる場合があります。モーター制御アプリケーション・チューニング (MCAT) ツールで[Application Setup(アプリケーション設定)]ページを開き、ページの左側の値を編集します。
完了したら、[Save config(設定の保存)]をクリックして静的設定ファイルを生成します。[Output file(出力ファイル)]ページでファイルの内容を確認できます。
次に、「ソフトウェアのアップロードとデバッグ」セクションの手順を繰り返して、プロジェクトをビルドし、コードをMCUにアップロードします。
モーターを変更する場合は、MCAT 2.0の新機能であるモーターのパラメータ化と制御ループの自動調整を利用できます。
[Motor Parameters(モーターのパラメータ)]ページで、自動検出できない4つの基本的なモーター・パラメータを入力します。
[Update Target(ターゲットの更新)]をクリックして、モーター・パラメータの推定と制御ループの自動調整を開始します。通常、パラメータは1分以内に自動的に更新されます。
注:モーターの自動パラメータ化と制御ループの自動調整の詳細については、MCSPTE1AK344\docフォルダのAN15061アプリケーション・ノートをお読みください。デフォルトのパスは以下です。
c:\NXP\MC_DevKits\MCSPTE1AK344\doc\ApplicationNotes\AN15061 MCAT 2.0 - Motor Control Application Tuning Tool for PMSM FOC.pdf
[Speed Loop(速度ループ)]ページを開き、[Speed Control(速度制御)]タブを使用して必要な速度を設定し、モーター・ドライブをオンにします。
プロジェクト・ツリーで定義済みのスコープまたはレコーダーのいずれかを選択して、アプリケーション変数をリアルタイムで監視します。
ランタイム・デバッグ用に、必要に応じてスコープとレコーダーを作成または変更できます。
保留中の障害があり、赤色のLEDが障害状態を示している場合は、[MCAT Control(MCAT制御)]タブで[CLEAR(クリア)]をクリックします。または、ボード上でSW5とSW6を同時に押します。
制御バーで[On]/[Off]をクリックするか、ボードのSW5またはSW6を押して、時計回りまたは反時計回りのローター回転を開始します。青色のLEDは作動中状態を示します。
制御バーの[Required Speed(必要な速度)]フィールドを変更するか、[Variable Watch(変数監視)]ウィンドウで[Speed Required(必要な速度)]の値を変更します。または、ボード上のSW5またはSW6を押すことでも速度を制御できます。
MCATの制御ページで[On]/[Off]をクリックするか、On/Off変数をクリアするか、またはS32K344EVBボードのSW5とSW6を長押しすることで、モーターを停止します。緑色のLEDは準備完了状態を示します。
注:MCAT ツールの詳細については、MCSPTE1AK344\docフォルダのAN15061アプリケーション・ノートを参照してください。デフォルトのパス:c:\NXP\MC_DevKits\MCSPTE1AK344\doc\ApplicationNotes\AN15061 MCAT 2.0 - Motor Control Application Tuning Tool for PMSM FOC.pdf
NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、MCSPTE1AK344を使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。
MCSPTE1AK344モーター制御開発キットについて
S32K344評価ボードについて
DEVKIT-MOTORGDについて
PMSMモーター制御用のヘッダ/ピン配置
BLDCモーター制御用のヘッダ/ピン配置
車載ソフトウェア・パッケージ・マネージャからソフトウェア・パッケージを選択
GNU Compiler Collection (GCC) ツールチェーン・バージョン10.2の追加
リアルタイム・デバッグ用FreeMASTERアプリケーション・ツールの入手
車載用演算/モーター制御ライブラリ (AMMCLib) セットの入手
開発キットのアプリケーション・ソフトウェアのダウンロード
Elektrobit tresos StudioとスタンドアロンRTD(AUTOSARサンプル用のオプション手順)