プラットフォーム間通信フレームワーク (IPCF) は、同一チップまたは異なるチップ（AUTOSAR^™やFreeRTOS^™など他のオペレーティング・システムで動作）上のアプリケーション（複数の同種または異種のプロセッシング・コアで動作）が、各種の転送インターフェース（共有メモリなど）を介して通信できるようにするサブシステムです。

IPCFではゼロコピーAPIを公開しており、お客様はこれを直接使用することでパフォーマンスの最大化、オーバーヘッドの最小化、CPU負荷の軽減を実現できます。ドライバは、すべての書き込み操作をローカル・メモリ・ドメイン内でのみ実行することにより、ローカルとリモートの共有メモリ間に干渉が生じなくなります。

お客様は、IPCFを使用してソフトウェアのメモリ保護を実現できます。

ソフトウェア詳細

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IPCFアーキテクチャのブロック図
車載一般のブロック図

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車載一般のブロック図

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特長

一般

AUTOSAR、FreeRTOS、ベアメタルをサポートする共有メモリ上の通信ドライバが含まれています。
S32設定ツールを使用したS32 Design Studioによるサポート
リアルタイム・ドライバ (RTD) ソフトウェアに基づくリリース
ピンポン・メッセージ通信を示すサンプル・アプリケーションを使用可能

ドライバ

ハードウェアおよびオペレーティング・システムに依存しない共有メモリの一般的な実装
ハードウェア抽象化コンポーネント：各種ハードウェアIPモジュール（MSCM、INTCなど）上の抽象化
オペレーティング・システム抽象化コンポーネント：一般的なOSサービス用のOS非依存API

対応製品

S32G3: 車載ネットワーキング向けS32G3プロセッサ

S32K3: S32K3 車載向け汎用マイクロコントローラ

S32R45: S32R45イメージング・レーダー向け高性能プロセッサ

S32R294: Radar Microcontroller

S32G2: 車載ネットワーキング向けS32G2プロセッサ

S32K39-37-36: S32K39/37/36電動化アプリケーション向けマイクロコントローラ

提供されているソフトウェア

S32K3	S32G2	S32G3
S32K3標準ソフトウェアの一部 S32K3のIPCFを入手	S32G2標準ソフトウェアの一部 S32G2のIPCFを入手	S32G3標準ソフトウェアの一部 S32G3のIPCFを入手