NAFE33352とユニバーサル入出力モジュール (UIOM) プラットフォームを使用すると、精度の高いアナログI/Oを容易に設計することができます。高精度のセンシング、統合されたアクチュエーション、すぐに活用できるツールを組み合わせることで、開発作業を簡易化して複雑さを減らし、概念設計から導入までのプロセスを円滑化できます。
今日のインダストリアル・システムでは、高精度で応答が速くシンプルなアーキテクチャを、コンパクトなフットプリントに収めることが求められています。アナログI/Oモジュールは、物理環境と制御ロジックを橋渡しする重要な役割を担います。こうしたモジュールは、アナログ入力から温度、圧力、流量などの実世界のパラメータを正確に検出する一方で、アナログ出力からは正確なアクチュエーションを提供し、バルブやモータなどのデバイスを制御します。
この二面的な機能はクローズド・ループ制御に不可欠であり、スマート・マニュファクチャリング、プロセス・オートメーション、ロボットなどの用途で安定性、効率性、高性能を確保するために役立ちます。NXPのNAFE33352アナログ・フロント・エンド(AFE) は、まさにこうした機能を実現します。NAFE33352は、精密なセンシングを実現する高分解能(14/16/18ビット)シグマ-デルタADコンバータ (ADC) と、正確なアクチュエーションを実現する高精度(14/16/18ビット)DAコンバータ (DAC) を統合し、クローズド・ループ・システムにおけるセンサとアクチュエータのシームレスな連携を可能にします。この統合化によって複数のディスクリート・コンポーネントを削減できるため、基板上のスペースが節約され、設計が簡素化されます。次世代型の産業用途向けコントローラの開発でも、スマート・ファクトリ向けエッジ・デバイスの開発でも、エンジニアはNAFE33352を導入することで一切妥協することなく卓越したパフォーマンスが得られ、開発をスピードアップし、優れた信頼性を確保することができます。
競合するAFEと比較すると、NAFE33352は優れた精度 (±0.01%) と高度に統合されたアーキテクチャを備え、単一のデバイスでアナログ入力とアナログ出力の両方をサポートし、部品表 (BOM) を最小限に抑えながら最大限のパフォーマンスを達成できます。
アナログI/Oに迅速なイノベーションをもたらします。NAFE33352-UIOMを利用して、プロトタイプの作成を迅速化し、概念設計から導入までスムーズに進める方法については、こちらをご覧ください。
NAFE33352-UIOM:使い慣れたエコシステムで開発を促進
NXPのNAFE33352 AFEとUIOM開発ボードは、アナログI/Oモジュール、プロセス・コントローラ、スマート・エッジデバイスを設計するインダストリアル・オートメーション・エンジニア、OEM、組込み開発者を想定して設計されました。優れた統合性、柔軟性、使いやすさを兼ね備え、評価とプロトタイプ開発を円滑化するために役立ちます。
NAFE33352-UIOM開発ボードは、NXP FRDM開発ボード・エコシステムおよびArduinoエコシステムと容易に統合できるよう設計されています。コンパクトなフォームファクタであるためスペースに制約のある設計に最適です。また、すぐに使用できるドライバが提供され、さまざまなワークフローに柔軟に対応できます。グラフィカル・ユーザ・インターフェース (GUI) を備え、設定と視覚化が容易なため、開発者は低レベル・コードの作成よりもアプリケーション・ロジックの開発に集中できます。MCUXpresso統合開発環境 (IDE) との互換性も備えていることから、エンジニアは開発をすぐに開始でき、概念設計から導入までの過程を効率化できます。ハードウェア、ソフトウェア、エコシステム・サポートのこうした相乗効果によって、迅速かつスマートにイノベーションを実現できます。
コンポーネントが統合化され、FRDM/Arduinoとの互換性を備えたNAFE33352-UIOMボードを利用することで、アナログI/Oのプロトタイプを短期間で作成できます。
NAFE33352-UIOMボードは、NAFE33352ハードウェアの柔軟性を現実的なシナリオで検証するために最適なプラットフォームです。最大±25 mAの電流入出力テストに対応する250 Ω抵抗をオンボードに搭載するほか、最大±12.5 Vの電圧入出力をサポートし、AFEの主要機能を評価するために必要な必須コンポーネントがすべて統合されています。
さらに、NAFE33352に必要な電源レールに電力を供給するレギュレータもオンボードに搭載し、セットアップが容易になっています。温度センサ・アプリケーション向けには、冷接点補償に対応する抵抗式温度検出器 (RTD) を備え、精密な温度測定が可能です。接続が容易なアナログI/O用スクリュー端子はArduino互換およびFRDM互換のヘッダを備え、すべてのシリアル・ペリフェラル・インターフェース (SPI) 信号と汎用入出力 (GPIO) 信号を伝達できるため、マイクロコントローラ (MCU) との統合も容易です。この組み合わせにより、開発者はハードウェアを追加することなく、センサ機能、アクチュエーション機能、補償機能のプロトタイプを迅速に作成し検証できるため、設計サイクルを速め、複雑さを減らすことができます。
ハードウェアの柔軟性が高まるだけでなく、NAFE33352-UIOMソリューションにはMCUXpressoソフトウェア開発キット (SDK) ドライバとリファレンス・アプリケーションも含まれるため、ソフトウェアの開発もスピードアップできます。MCUXpressoには、高品質の組込みソフトウェア・アプリケーションの開発に必要なすべてのツールが含まれています。詳細なコードと手順が掲載されたガイドを、アプリケーション・コード・ハブ (ACH) で入手できます。
MCUXpresso SDKでは、NAFE33352のソフトウェア設定機能を活用して、カスタマイズされたコードを作成できます。ユーザーは、DACの出力、スルー・レート、ADCのデータ・レート、SINCフィルタ、設定モード、チャネル・プログラマブル遅延など、さまざまなパラメータを変更できます。
NAFE33352-UIOMソリューションでは、GUIを使用してNAFE33352を設定でき、ロード・セル、電圧、電流、RTD測定(温度センシング)などの複数のアプリケーションを実行できるため、追加の評価も簡単に行うことができます。このGUIを使用して、設定パラメータを調整してアナログ出力やアナログ入力(各種センサ)の評価や試験をすぐに実施し、パフォーマンスを最適化できます。
GUIを使用して、NAFE33352を設定し、アナログI/O性能の評価を行うことができます。
ブロック図をダウンロードすると、拡大図がご覧いただけます。
まとめると、幅広い機能が統合されたNAFE33352-UIOMソリューションとFRDM-MCXN947ソリューションを使用することで、すべてソフトウェアで設定可能なアナログ入出力モジュールのハードウェアおよびソフトウェアの開発をスピードアップできます。
ソフトウェアで設定可能な入出力アナログ・フロントエンド・ファミリ製品の1つであるNAFE33352の詳細を確認して、今すぐ開発に着手しましょう。