NXP、スマート産業用およびIoTデバイス向けの新しいアドバンスト・コネクテッドMCX WワイヤレスMCUシリーズで業界をリードするエッジポートフォリオを拡張

  • 2024年4月8日
  • 9:00 AM
  • 投稿者 NXP Semiconductors
  • ニュースブリーフ

業界初のBluetoothチャネル・サウンディング機能付きワイヤレスMCUを含む、NXPのスケーラブルなワイヤレスMCUファミリであるMCX Wシリーズは、MCXポートフォリオにリッチなコネクティビティを追加し、次世代の産業およびIoT機器に最大限の柔軟性を提供します。

NXP、スマート産業用およびIoT機器向けの新しいアドバンスド・コネクテッドMCX WワイヤレスMCUシリーズで業界をリードするエッジ・ポートフォリオを拡張 image
最近量産を開始したMCX A、MCX Nシリーズの成功に続き、NXP SemiconductorsはMCX Wシリーズの最新製品を発表し、MCXポートフォリオにリッチなコネクティビティを追加します。これにより、Matter™、Thread®、Zigbee®、Bluetooth® Low Energy対応のセキュアなマルチプロトコル・ワイヤレス機能を備えた革新的なエッジ機器を実現します。MCX Wシリーズはポートフォリオ全体で採用されているFRDM開発プラットフォームと、MCXポートフォリオのデバイス・アーキテクチャ、コア、ペリフェラル、MCUXpressoデベロッパー・エクスペリエンスを基盤としており、そのスケーラブルなMCUプラットフォームで、産業／IoT市場における新製品の迅速な開発や新しいユースケースのターゲティングを容易にします。

最新情報

最近量産を開始したMCX A、MCX Nシリーズの成功に続き、NXP SemiconductorsはMCX Wシリーズの最新製品を発表し、MCXポートフォリオにリッチなコネクティビティを追加します。これにより、Matter™、Thread®、Zigbee®、Bluetooth® Low Energy対応のセキュアなマルチプロトコル・ワイヤレス機能を備えた革新的なエッジ機器を実現します。MCX Wシリーズはポートフォリオ全体で採用されているFRDM開発プラットフォームと、MCXポートフォリオのデバイス・アーキテクチャ、コア、ペリフェラル、MCUXpressoデベロッパー・エクスペリエンスを基盤としており、そのスケーラブルなMCUプラットフォームで、産業／IoT市場における新製品の迅速な開発や新しいユースケースのターゲティングを容易にします。

MCX Wシリーズの最初の2つのファミリであるMCX W71xとW72xはソフトウェアでアップグレード可能な独立した無線サブシステムを備えており、スマート・コネクテッド機器の柔軟性を長期にわたって最大限に活かすことが可能です。このサブシステムはメインコアをオフロードすることでマルチタスクを実現し、メインコアをプライマリ・アプリケーションの実行に割り当てることができます。MCX Wシリーズはアプリケーションとコネクティビティ・スタック用のメモリサイズ拡張とOTA（Over-The-Air）アップデートをサポートするため、消費者のニーズ変化やMatterをはじめとするコネクティビティ・プロトコルの改版があっても、セキュアなコネクテッド・エッジ機器を長期的にアップグレードすることが可能です。

MCX Wシリーズには業界初のBluetoothチャネル・サウンディング規格に対応したワイヤレスMCUが含まれており、セキュア・アクセス、アセット・トラッキング、屋内案内などの幅広いアプリケーションで従来のBluetoothテクノロジに比べて測距の精度と安全性を向上します。NXPの超広帯域無線（UWB）セキュアレーダーとファインレンジング製品で構成されるTrimension®ポートフォリオとともに、MCX Wはアンビエント・コンピューティングを幅広い市場セグメントとアプリケーションに向けてさらに進化させます。

特長

コネクティビティ規格は今後もバージョンアップを重ねて新しい機能を提供し、進化し続けます。そのため、現場における機器の耐用年数の延長、再設計の削減、差別化された機能の提供において、アップグレード機能が不可欠です。MCX Wシリーズは長期間にわたる製品のエンハンスが可能であり、規格の将来的な変更への対応に必要な性能とメモリを備え、ユーザー・ニーズの変化にもOTAファームウェア・アップデートで対応できます。複数のコネクティビティ規格をサポートするスケーラブルでセキュアなMCUプラットフォームは、MCXポートフォリオ全体の拡張性により、共通のプラットフォームをベースとしたさまざまなエンド機器開発の負担軽減、開発コストと複雑さの低減、市場投入期間の短縮など開発面のメリットを提供します。

「未来のスマート・コネクテッド機器はこれまで以上のスピードで進化しており、恒常的に新しい機能や性能が導入されていますMCX WシリーズによってMCXポートフォリオ全体が強化され、開発者にとっては高度なコネクティビティ機能を設計に導入することが容易になり、次世代の IoT／産業機器に新たなイノベーションを展開できるようになります。」

NXP 上席副社長 兼 インダストリアル/IoTエッジ担当ゼネラル・マネージャー Charles Dachs

より多くにつながるMCX W MCU

MCX Wシリーズはスタンドアロン・アーキテクチャとホスト型アーキテクチャの両方をサポートし、ピンとソフトウェアの互換性を維持しているため、開発者はユースケースに最適な製品に容易に移行できます。 MCX W71xファミリとW72xファミリは96MHz Arm® Cortex®-M33コアを搭載しており、いずれも独立した無線サブシステムを搭載し、メインCPUをオフロードしてそれをプライマリ・アプリケーション用に確保するための専用コアと、ソフトウェア・アップデートをサポートする追加メモリを備えています。また、両ファミリは統合されたEdgeLock®セキュア・エンクレーブ・コア・プロファイルにより、先進的なセキュリティを提供します。

産業用エッジ・ソリューションを提供してきたNXPの長年の実績をベースに開発されたMCX Wシリーズは-40℃～+125℃の幅広い動作温度範囲を持ち、CANインターフェースなどの産業用アプリケーション向けペリフェラルを備えています。また、期間の長い産業用途をサポートするため、15年以上供給を続けるNXPの長期製品供給プログラムの対象となっています。

MCX W71xファミリはシングルチップ・ソリューションとして、またはホスト型アーキテクチャにおけるコプロセッサとして、比較的シンプルなIoT機器をサポートします。MCX MCU、i.MX RTクロスオーバーMCU、i.MXアプリケーション・プロセッサから成るNXPの広範なポートフォリオと連携してネットワークまたは無線コプロセッサとしてMCX W71xをシームレスに動作させるために、NXPは包括的なソフトウェア・ソリューションを提供しています。

MCX W72xファミリにはBluetoothチャネル・サウンディング機能が追加されており、測距のレイテンシ低減のための専用のオンチップ位置特定演算エンジン・アクセラレータが搭載されています。アプリケーション固有のコード、コネクティビティ・スタック、OTA（Over-The-Air）ファームウェア・アップデートをサポートするための追加メモリも搭載されています。さらに、無線サブシステムはBluetooth Low Energyスタックと並行してThreadまたはZigbeeスタックをフル実行させることが可能です。アプリケーションとは別のコアでリアルタイムの無線アクティビティを実行するため、信頼性の高いワイヤレス性能が実現します。

IoTの中核を成すセキュリティ

IoTおよび産業エコシステムにおけるスマート・コネクテッド機器のセキュリティはこれまで以上に重要になっています。MCX Wシリーズは重要なセキュリティ機能を保護し、EdgeLock 2GOサービスをネイティブにサポートする統合されたEdgeLockセキュア・エンクレーブ（コアプロファイル）により、米国のサイバートラスト・マークや欧州のサイバー・レジリエンス法などの今後のサイバー・セキュリティ規制や、IEC 62443などのその他のセキュリティ規格への対応を加速します。また、MCX Wシリーズは機器認証、セキュア・ブート、セキュアなファームウェアのインストールとアップデート機能も備えています。信頼性の低い製造拠点におけるセキュア・キーのインストールと管理をサポートし、コネクティビティ規格の暗号化を加速します。

製品認証局としてMatterセキュリティ証明書を他社に発行することをCSAに認められた唯一のシリコンベンダーであるNXPが開発したMCX Wは、IoT機器を安全にプロビジョニングするための包括的なエンド・ツー・エンド・ソリューションとともにMatterエンド機器の製品化と生産を簡素化し、迅速化します。

包括的なデベロッパー・イネーブルメント

MCX WシリーズはMCXポートフォリオ全体をカバーするMCUXpressoデベロッパー・エクスペリエンスでサポートされる、低コストでスケーラブルなハードウェア開発プラットフォームであるNXPのFRDMボードにより開発を加速します。MCX FRDMボードには業界標準のヘッダー、MCUのI/Oへの容易なアクセス、オンボードMCU-Linkデバッグ・プローブが備わっています。MCX W FRDMボードはワイヤレス認証を取得しているため、開発者が自分の設計をする際の強力な出発点となります。

広範なMCXポートフォリオと同様に、MCX Wシリーズも広く採用されているMCUXpressoエコシステムでサポートされます。このエコシステムにはMCUXpresso SDKが含まれており、量産グレードのソフトウェア、ドライバ、ミドルウェアのすべてを一元的に提供します。NXPはMatter、Thread、Zigbee、Bluetooth Low Energyなど、幅広いIoTコネクティビティ規格向けに検証と認定を完了したスタックを提供しており、IoT機器の開発と導入の効率化に貢献します。

製品の供給

MCX Wシリーズは2024年下半期にサンプル提供が開始される予定です。詳細については NXP.com/MCXW または こちらのブログをご覧ください。

NXP Semiconductorsについて

NXP Semiconductors N.V. （NASDAQ: NXPI）には、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現する画期的なテクノロジを生み出すために優秀な頭脳を集結しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、オートモーティブ、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラの各市場で新たな可能性を拓く一方、より持続可能な未来を実現するソリューションを提供しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPは世界30か国強で約3万4,200名の従業員を擁しています。2023年の売上高は132億8,000万米ドルでした。詳細はWebサイトwww.nxp.comをご覧ください。

NXP、Trimension、EdgeLock、およびNXP ロゴは、NXP B.V.の商標です。Bluetooth®はBluetooth SIG, Inc.の登録商標です。Bluetooth Channel Soundingは、変更される可能性のあるBluetooth仕様のワーキングドラフトに基づいています。MatterTM および Zigbee® の商標は、Connectivity Standards Alliance が所有する登録商標です。Thread®ワードマークはThread Group, Inc.が所有しています。Arm®およびCortex®は、米国およびその他の国におけるArm Limited（またはその子会社もしくは関連会社）の登録商標です。関連技術は特許、著作権、意匠、企業秘密のいずれかまたはすべてによって保護されている可能性があります。All rights reserved. 他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。All rights reserved. © 2024 NXP B.V

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タグ: インダストリアル＆IoT

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