LPC55S16-EVK評価ボードのスタート・ガイド

最終更新日時: 2020-03-12 21:39:32サポート LPC55S16-EVK

1. 接続

LPCXpresso55S16を実際に使ってみましょう。ショート・ビデオで手順を視聴するか、以下に記載された詳細な手順を参考にして、作業を進めてください。

1.1 ボードの概要

GET-FAMILIAR-LPC55S16

GET-FAMILIAR-LPC55S16

1.2 USBケーブルを接続する

ボードには4つのmicro-USBコネクタがあります。Full speed USB用とHigh Speed USB用に1つずつ、もう1つは電源専用、あと1つはデバッグ用です。写真に示すように、USBケーブルを「+5 V Power Only(+5 V電源のみ)」と表記されたコネクタに接続します。

ATTACH-USB-CABLE-LPC55S16

1.3 クイック・スタート・デモを実行する

LPCXpresso55S16ボードには、ターゲットMCUが動作していることを確認するためのプログラムが搭載されています。

RGB-LEDの緑色LEDが1秒間隔で点滅した場合、アプリケーションはアクティブです。

1.4 スイッチおよびLEDのテスト

  • [WAKEUP(ウェイクアップ)]ボタンを押します。押している間、RGB-LEDの青色LEDが点灯していることを確認します
  • [USER(ユーザー)]ボタンを押します。RGB-LEDの緑色LEDが短く点滅した後、点灯し続けていることを確認します
  • [ISP]ボタンを押します。押している間、RGB-LEDの赤色LEDが点灯していることを確認します
  • [RESET(リセット)]ボタンを押します。押している間、RGB-LEDが消灯していることを確認します

1.5 オーディオ・テスト

このテストには次のものが必要です。

  • PC、スマートフォン、タブレットなどのラインレベルのオーディオ・ソース
  • オーディオ・ソースをLPC55S69ボードに接続するためのステレオ・オーディオ・ケーブル
  • ステレオ・オーディオ・ヘッドフォンまたはスピーカ

手順:

  1. オーディオ・ソースを「Audio Line In」コネクタに接続します
  2. ヘッドフォンまたはスピーカを「Audio Line Out」コネクタに接続します
  3. 入力として接続されているデバイスのオーディオを再生します
  4. ヘッドフォンで音声が聞こえることを確認します

AUDIO-DEMO-LPCS16

AUDIO-DEMO-LPCS16

OOB_testデモのソース・コード (multi_peripherals_test project) はSDKに含まれています。

2. ソフトウェアの入手

2.1 汎用マイクロコントローラSDKですぐに設計を開始する

汎用マイクロコントローラ・ソフトウェア開発キット (SDK) は無償で利用することができ、オープンソースのライセンスに基づいて、すべてのハードウェア抽象化およびペリフェラル・ドライバ・ソフトウェアのすべてのソース・コードが提供されます。

以下をクリックして、LPCXpresso55S16向けSDKの最新リリースをダウンロードします。ホストOS、ツールチェーン、および必要なコンポーネントを必ず選択してください。

MCUXPRESSO-SDK-TN

ダウンロード

オンラインのSDK Builderにアクセスして、LPCXpresso55S16用のカスタムSDKパッケージを作成することもできます。

2.2 ツールチェーンをインストールする

汎用マイクロコントローラIDEは、NXPの開発プラットフォーム・エコシステムです。エンジニアが組込みアプリケーションの開発を初期評価から最終生産まで進めるために役立つ、エンド・ツー・エンドのソリューションです。

MCUXpresso IDE

ダウンロード

別のツールチェーンを使用したい場合は?ツールチェーンを比較する

問題ありません。汎用マイクロコントローラSDKは、IARKeilコマンドラインGCCなどの他のツールをサポートしています。

Getting Started Logos Images

2.3 LPCScrypt

LPCXpresso55S16をサード・パーティ製ツールで使用できるようセットアップする前に、まず、ボードのデバイス・ドライバをインストールするためにLPCScryptをインストールします。ボードのデバッグ・ファームウェアを変更するには、LPCScryptチュートリアルに従ってください。

2.4 汎用マイクロコントローラ設定ツール

汎用マイクロコントローラ設定ツールは、ユーザーが汎用マイクロコントローラSDKプロジェクトを新規に作成するための設定ツールの統合スイートであり、カスタム・ボード・サポート用の初期化Cコードを生成するためのピンとクロックのツールも備えています。汎用マイクロコントローラに完全に統合されていますが、別のツールをダウンロードすることもできます。

MCUXpresso Config Tools

ダウンロード

インポートしたMCUXpresso SDKサンプル・プロジェクトで作業する際や、IDEで新規プロジェクトを作成する際のツール間の基本的なインタラクションの詳細については、この3部構成のビデオ・シリーズをご覧ください。

MCUXpresso IDEとMCUXpresso Config Toolsを使用した基本的なアプリケーション開発

2.5 シリアル・ターミナル

多くの汎用マイクロコントローラSDKサンプル・アプリケーションでは、MCU UART経由でデータを出力します。ステップ2.3に記載のLPCScryptを使用して、必ずシリアル・ドライバをインストールしてください

ターミナル・アプリケーションの使用方法がわからない場合は、汎用マイクロコントローラIDEターミナル・チュートリアルTera TermチュートリアルPuTTYチュートリアルのいずれかのチュートリアルをお試しください。

3. ビルドと実行

3.1 汎用マイクロコントローラSDKサンプル・コードを確認する

汎用マイクロコントローラSDKには、サンプル・アプリケーション・コードが豊富に用意されています。利用可能なコードを確認するには、SDKをインストールしたフォルダのSDKボード・フォルダを参照し、「LPCXpresso55S16」を選択します。

/boards/lpcxpresso55s16

特定のサンプル・コードの詳細については、サンプルのディレクトリにあるreadme.txtファイルを開いてください。

3.2 ビルドと実行

興味のあるデモ・アプリケーションやドライバのサンプルがいくつかあれば、それをビルドおよびデバッグする方法を知りたくなることでしょう。SDKのスタート・ガイドでは、SDKでサポートされているすべてのツールチェーンのデモを設定、ビルド、およびデバッグする方法について、わかりやすく手順に沿って解説しています。

以下のガイドを参照し、汎用マイクロコントローラIDEでサンプル・アプリケーションを開いてビルドやデバッグを行う方法を習得してください。

別のツールチェーンを使用する場合:

3.3 MCUXpresso SDKサンプルのビルドとデバッグ

次に、ボードを接続して、プロジェクトのデバッグに進みます。

  1. DFUジャンパJ4が取り外されていることを確認します
  2. 画像で示すように、PCからつながるmicro USBケーブルをデバッグ・リンクのmicro USBコネクタに接続します
  3. MCUXpressoの[Project Explorer(プロジェクト・エクスプローラ)]ウィンドウで、プロジェクトを選択します
  4. 「Quickstart Panel(クイックスタート・パネル)」の[Debug(デバッグ)]をクリックします
  5. 「CMSIS-DAPデバッグ・インターフェース」を選択します
  6. ターゲット・コアとして「コア0」を選択します
  7. [Resume(再開)]をクリックして、main()関数の先頭にあるブレークポイントの後のコードを実行させます

詳細については、SDKフォルダにある「SDKスタート・ガイド」ドキュメントを参照してください。

/docs/Getting Started with MCUXpresso SDK for LPC55xx.pdf

3.4 その他のサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。いくつかの一般的な例を以下に挙げます。

  • NTAG I2CエクスプローラBlink
  • パワー・マネージャのデモ
  • TrustZoneの例
  • USBサンプル

4. SDKサンプルの変更

4.1 汎用マイクロコントローラSDKのサンプル・プロジェクトのクローンを作成する

オプションA:汎用マイクロコントローラIDEを使用してサンプル・プロジェクトのクローンを作成。

オプションB:汎用マイクロコントローラ設定ツールを使用して、サード・パーティ製IDE用に既存の汎用マイクロコントローラSDKサンプルのクローンを作成。

4.2 ピン・ツールの使用

次に、汎用マイクロコントローラ設定ツールの一部であるピン・ツールを使用し、プロジェクトに新しいGPIOピンを追加してLEDを点滅させる方法を紹介します。

4.3 クロック・ツールの使用

次に、汎用マイクロコントローラ設定ツールの一部であるクロック・ツールを使用し、クロックの設定とLEDの点滅速度を変更します。

4.4 成功

アプリケーションが変更されると、LPCXpresso55S16のRGBの赤色LEDが「呼吸」するようにゆっくりと点滅します。

セキュリティと整合性

LPC55S16はセキュア・バイ・デザインであり、セキュアなシステム・オン・チップ (SoC) を駆動するセキュアなソフトウェアによってサポートされています。

ドキュメント 説明
AN12278 LPC55S00 IoT向けセキュリティ・ソリューション このドキュメントでは、各LPC55Sxx MCUのセキュリティ・システムの違いと利点をわかりやすく整理して説明しています。
AN12324 LPC55SxxにおけるAESコーディングへのPUFおよびハッシュ暗号の使用 ルート・キーを使用してユーザー・キーをセキュアに生成、保存、および取得する方法。
AN13094 TrustZone搭載LPC55Sxxシリーズ・マイクロコントローラでのFreeRTOSの使用 TrustZone対応ARMv8-MプロセッサでのFreeRTOSの使用方法。
ARMv8-MおよびNXP LPC55S69-EVKを使用したTrustZone MCUXpresso SDKサンプルとLPC55S69 EVKを使用した、ARM TrustZoneセキュリティ機能の紹介。
MCUXpresso IDEでTrustZoneプロジェクトをデバッグする方法 サンプルとして「hello_world」を使用し、LPCXresso55S69ボードでのTrustZoneのデバッグについて紹介しています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。セキュリティと整合性に関する一般的な例を以下に挙げます。

TrustZoneの例

TrustZoneの例には、hello world、secure faults(セキュリティで保護されたエラー)、secure GPIOなど、いくつかの簡単なデモがあります。

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/trustzone_examples

MCUXpressoセキュア・プロビジョニング・ツール

NXP MCUデバイス上で起動可能な実行可能ファイルを簡単に生成およびプロビジョニングするためのGUIベースのアプリケーション。

有線通信

ドキュメント/ソフトウェア/チュートリアル 説明
NXPマイクロコントローラ用の有線通信ミドルウェア MCUXpresso SDKで提供される有線通信ライブラリとサンプルについて説明しています。
ConfigToolを使用してUSBプロジェクトを最初から作成する方法 MCUXpresso Config ToolsとLPCXpresso55S69-EVKを使用したUSBプロジェクトの作成。
AN12728 LPC5500シリーズでCAN-FDを使用してデータを転送する方法 CAN-FDのビット・レート切替え機能とトランスミッタの遅延補正機能を使用して、スループットを向上させ、トランスミッタの遅延によるビット・エラーをなくす方法。
CANopenとMCUXpressoのスタート・ガイド MicroCANopenプロジェクトをMCUXpressoにインポートする方法
NXPのMCUXpresso SDKのCANopen NXP MCUXpresso SDKに含まれるEmSA CANopenライブラリの使用方法。
NXP MCUXpresso SDK:Embedded WizardのGUIとEmSAのCANopen (FD) のデモ・ビデオ NXP MCUXpresso SDKのミドルウェア・コンポーネントを示し、LPC55S16からi.MX RT1064ボードに転送されて可視化されるデータのアクセラレーションについて説明するデモ・ビデオ。
i.MX RT1064とLPC55を使用したCANopenおよび組込みウィザードのデモ i.MX RT1064とLPC55S16デモ・ボードを使用した、NXP MCUXpresso SDKのさまざまなミドルウェア・コンポーネントを組み合わせたデモ。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。有線通信に関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

シェルのデモ(UARTの例)

コマンドライン・シェル・アプリケーションの実装方法のデモ。

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/demo_apps/shell

CANOpenサンプル

マスタ/スレーブ方式が含まれます。

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/canopen_examples

ドライバ・サンプル

SDKには、GPIO、I2C、I2S、SPI、UARTなどのドライバ・サンプルが複数含まれています。

パス:

/boards/lpc55s16/driver examples

USBサンプル

SDKには、ホストおよびデバイスの操作に関するUSBサンプルが複数含まれています。

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/usb_examples

ワイヤレス・コネクティビティ

ドキュメント/チュートリアル 説明 アプリケーション・ノートのソフトウェア
AN12805 プライベート・クラウドとのセキュアな接続の確立 LPCXpresso55S69ボードを使用してセキュアな組込みソフトウェア・プロジェクトを作成する方法。 ダウンロード
LPC55S69のAmazon Web Servicesへの接続 MCUXpressoとAmazon Alexaを使用し、AWSを介したWIFIイネーブルメントとクラウド・コネクティビティに焦点を当てたデモ。 -
AWS IOTおよびAlexa skillsにペリフェラルを追加する方法 AWS IOTおよびAlexa Skillsプロジェクトにペリフェラルを追加するためのステップ・バイ・ステップ・アプローチ。 -

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。ワイヤレス・コネクティビティに関連する一般的な例を以下に挙げます。

NTAG I2CエクスプローラBlink

I2Cインターフェース・チップ搭載NT3H2111_2211 NTAG I2C plusコネクテッドNFCタグの使用方法を示し、デバイスとの基本的な通信のデモを提供します。

パス:

/boards/lpcxpresso55s69/ntag_i2c_plus_examples/ntag_i2C_explorer_blink

オーディオ

ドキュメント 説明
NXPマイクロコントローラのオーディオ・ソフトウェア オーディオ・ソフトウェア・テクノロジ、パートナーのオーディオ・ソリューション、および相互にサポートするデバイスに関する情報。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。オーディオに関する一般的な例を以下に挙げます。

オーディオのデモ

録音デバイスや再生デバイスを列挙するベア・メタルとFreeRTOSの例。

USBデバイス: オーディオ・ジェネレータ、オーディオ・スピーカ、複合HIDオーディオ

USBホスト:オーディオ・スピーカ

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/usb_examples

ディスプレイとグラフィックス

LPC55S16のSDKには、Adafruit TFT LCDシールドを使用したグラフィック・サンプルが含まれています。

ソフトウェア 説明
NXPマイクロコントローラ用のグラフィカル・ユーザー・インターフェース

さまざまなNXPマイクロコントローラ用のGUIオプションを紹介しています。

NXP LPC55S69-EVKに搭載されたAdafruit Touch LCDのオープンソースLittlevGL GUIライブラリ 静電容量式タッチとMCUライブラリを使用したAdafruit LDCディスプレイの駆動。
LVGLオープンソース・グラフィックス・ライブラリ LVGLは、直感的なグラフィカル要素、美しい視覚効果、少ないメモリ使用量で組込み型GUIを作成できる機能を備えた、無料のオープンソース組込み型グラフィック・ライブラリです。
GUI Guider オープンソースのLVGLグラフィックス・ライブラリを使用して高品質のディスプレイを迅速に開発できる、NXPのユーザー・フレンドリーなグラフィカル・ユーザー・インターフェース開発ツールです。
NXP emWinライブラリ NXPはSEGGER Microcontrollerの協力を得て、NXPのすべてのArm Cortex-Mマイクロコントローラで使用できる高性能のemWin組込みグラフィックス・ライブラリを、バイナリ形式で商用利用向けに無償提供しています。
emWinとAppWizardを使用したGUIの開発 AppWizardのさまざまな機能を使用して、emWinベースのすぐに実行できる完結したプロジェクトを作成する方法。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。ディスプレイとグラフィックスに関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

LVGLサンプル

LittlevGLのウィジェットを表示させるデモ・アプリケーション。

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/littlevgl_examples
emWin GUIデモ

emWinライブラリのグラフィカル・ウィジェットのデモ。

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/emwin_gui_demo

モータ制御

モータ制御は、複雑かつ高度な技術です。モータの数、モータのタイプ、モータ・ドライバがセンサ付きかセンサレスかに応じて複雑さが大きく異なり、困難な問題に陥りがちです。

NXPはすぐに使用できるモータ制御アルゴリズム(ミドルウェア)を数多く提供していますが、最初はMCUXpresso SDKに含まれているFreeMasterのサンプルを使用することをお勧めします。これらのサンプルでは、組込みソフトウェア・アプリケーションの実行時の設定および調整を可能にするユーザー・フレンドリーなリアルタイム・デバッグ・モニタおよびデータ可視化ツール、FreeMASTERランタイム・デバッグ・ツールを活用しています。

FreeMASTERは、実行中のシステムでの変数の非割込み型監視をサポートするとともに、オシロスコープに似たディスプレイに複数の変数を標準のウィジェット(ゲージやスライダーなど)またはテキスト形式のデータとして表示可能で、シンプルに使えるデータ・レコーダを実現できます。また、HTML、MATLAB®、Excelや他のスクリプト可能なフレームワーク、さらにはNode-REDのような人気の高いビジュアル・プログラミング・ツールともリンクできます。

ドキュメント 説明
FreeMASTERのハウツー FreeMASTERツールを使用するエンジニアのためのスタート・ガイド。
FreeMASTER 3.0インストール・ガイド この記事では、FreeMASTER 3.0のインストール手順について説明しています。
4部構成のFreeMASTERウェビナー・シリーズ オンデマンド・トレーニングでは、FreeMASTERソフトウェアの概要、特長、機能、利用可能なサンプル、アプリケーションのユース・ケースのほか、簡単に始めるための方法について説明します。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。モータ制御に関するいくつかの一般的なサンプルを以下に挙げます。

ドライバ・サンプル

SCTimerとCtimerによって複数のPWM出力が示されます。

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/driver_examples_ctimer

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/driver_examples_sctimer

FreeMASTERの例

さまざまなインターフェース・オプションを利用して、変数やグラフを監視できます。

パス:

/boards/lpcxpresso55s16/freemaster_examples

FreeMASTER通信ドライバ・ユーザー・ガイド

アプリケーションとホストPC間のシリアル・インターフェースを実装し、該当するデバイスのネイティブ・シリアルUART通信およびCAN通信をカバーする、組込みサイドのソフトウェア・ドライバについて説明しています。

パス:

/middleware/freemaster/doc/user_guide

汎用マイクロコントローラIDEターミナル・チュートリアル

汎用マイクロコントローラIDEターミナル・チュートリアル

最新バージョンの汎用マイクロコントローラIDEには、ターミナル・エミュレーション・アプリケーションが含まれています。このツールは、お使いのNXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示するために使用できます。

  1. 汎用マイクロコントローラIDEを開きます。
  2. FRDM-K32L2B3-OPEN-MCU IDE-S2
  3. IDEの画面上部にある[Open a Terminal(ターミナルを開く)]ボタンをクリックするか、Ctrl + Alt + Shift + Tを同時に押して、汎用マイクロコントローラIDEターミナルを起動します。
  4. FRDM-K32L2B3-MCU-IDE-TERMINAL-S2"
  5. シリアル・ターミナルを選択します
  6. FRDM-K32L2B3-SELECT-TYPE-S2
  7. シリアル・ポート(該当するCOMポート番号を使用)をボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定し、[OK]ボタンをクリックします。
  8. FRDM-K32L2B3-SERIAL-PORT-S2
  9. 接続が確立されているか検証します。接続されている場合、汎用マイクロコントローラIDEの[Terminal(端末)]ビューの表示は下図のようになります。

  10. FRDM-K32L2B3-VERIFY-S2
  11. 以上で設定は完了です

Tera Termチュートリアル

Tera Termチュートリアル

Tera Termは、広く利用されているオープン・ソースのターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。

  1. SourceForgeからTera Termをダウンロードします。ダウンロードしたら、インストーラを実行し、このウェブページに戻って手順を続行します。
  2. ダウンロード

  3. Tera Termを起動します。初めて起動する際には、次のダイアログが表示されます。シリアル・オプションを選択します。ボードが接続されている場合は、COMポートが自動的にリスト内に表示されます。
  4. TERATERM-LPC55S16-STEP2
  5. 事前に確認したCOMポート番号を使用して、シリアル・ポートをボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。この設定は[Setup(セットアップ)]>[Serial Port(シリアル・ポート)]から行うことができます。
  6. 接続が確立されているか検証します。確立されている場合、Tera Termのタイトル・バーに次のように表示されます。
  7. TERATERM-LPC55S16-STEP4

PuTTYチュートリアル

PuTTYチュートリアル

PuTTYは、広く利用されているターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。

  1. 下のボタンをクリックしてPuTTYをダウンロードします。ダウンロードしたら、インストーラを実行し、このウェブページに戻って手順を続行します。
  2. ダウンロード

  3. 選択したダウンロードのタイプに応じて、ダウンロードした*.exeファイルをダブルクリックするか、[Start(スタート)]メニューから選択して、PuTTYを起動します。
  4. 表示されたウィンドウで設定を行い、[Serial(シリアル)]ラジオ・ボタンを選択して、事前に確認したCOMポート番号を入力します。ボーレートもあわせて指定します。今回は「115200」を入力します。
  5. FRDM-K32L2B3-PUTTY-S2
  6. [Open(開く)]をクリックして、シリアル接続を確立します。ボードが接続されていて、正しいCOMポートが入力されていれば、ターミナル・ウィンドウが開きます。設定が正しくない場合は、アラートが表示されます。
  7. FRDM-K32L2B3-PUTTY-CERIFYCONN
  8. 以上で設定は完了です

LPCScryptチュートリアル

LPCScryptチュートリアル

LPCScryptは、LPCマイクロコントローラ用のコマンドライン・ベースの高速フラッシュ、EEPROM、OTP、セキュリティのプログラミング・ツールです。最新のCMSIS-DAPおよびJ-Linkファームウェアのプログラム用として推奨されるツールです。

  1. 下のボタンを使用してLPCScryptツールをダウンロードし、プラットフォームをWindows、MAC OC X、Linuxの中から選択します。ダウンロードしたら、インストーラを実行します。インストール時には、すべてのプラットフォームに対してDFUとVCOMドライバが自動的にインストールされます。またWindowsユーザーの場合、必要に応じて、LPCScryptをインストールしたフォルダのDriversサブディレクトリ内にあるlpc_driver_installer.exeを実行することで、ドライバを管理できます
  2. ダウンロード

  3. LPCScryptをインストールしたフォルダの「Boot LPCScrypt」ファイルをダブルクリックして、LPCScryptを起動します
    C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\LPCScrypt. 
    LPCSCRYPT-STEP2
  4. LPCXpresso v2/v3ボードをプログラムする前に、DFULinkのジャンパが接続されていることを確認してください。通常、DFULinkは2つのUSBの間にあります。実際のボードの情報を確認してください。
    • LPCXpresso55S16では、JP6がLPCXpressoのDFUになります
    LPCSCRYPT-STEP3
  5. デバッグ・リンクのUSBコネクタJ6を使ってボードをホスト・コンピュータに接続し、コマンドで以下のいずれかのシェル・スクリプトを実行します。
    • CMSIS-DAPデバッグ・ファームウェアをインストールするには、program_CMSISスクリプトを呼び出します。
    • LPCSCRYPT-STEP4.1
    • JLINKデバッグ・ファームウェアをインストールするには、program_JLINKスクリプトを呼び出します。LPCSCRYPT-STEP4.2
    • 備考

      • このドキュメントでは、Windowsのディレクトリ・セパレータを使ってファイル・パスを表記しています。LinuxまたはMac OSXの場合、ディレクトリ・セパレータを「/」に置き換える必要があります。
      • Windowsユーザーの場合、[スタート]メニューに「LPCScrypt」を登録することで、これらのスクリプトへのショートカットが利用できます。
      LPCSCRYPT-STEP4.3
  6. ファームウェアを選択すると(今回はCMSIS-DAP)、LPCScryptのタイトル・バーに以下のように表示されることを確認します。LPCSCRYPT-STEP5
  7. プログラミングが完了したら、ボードをホストから外し、DFULinkジャンパを取り外してから、ホスト・コンピュータに再接続します。これで準備完了です。ホストのUSBシステム上にプローブのリストが表示されます。

サポート

トレーニング

トレーニング 説明
CANopenとCANopen FDを使用した堅牢なネットワーク通信 NXP MCUXpresso SDKに含まれるEmbedded Systems Academy (EmSA) のCANopenミドルウェアの紹介。
LPC5500のトレーニング この製品に関するNXPのオンデマンド・トレーニング、ハウツー・ビデオ、およびウェビナーの全リスト。

フォーラム

NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、LPC5500シリーズを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。

トレーニング

トレーニング 説明
CANopenとCANopen FDを使用した堅牢なネットワーク通信 NXP MCUXpresso SDKに含まれるEmbedded Systems Academy (EmSA) のCANopenミドルウェアの紹介。
LPC5500のトレーニング この製品に関するNXPのオンデマンド・トレーニング、ハウツー・ビデオ、およびウェビナーの全リスト。

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