LPC55S28-EVK評価ボードのスタート・ガイド

最終更新日時: Oct 19, 2022サポート LPC55S28-EVK

1. 接続

1.1 ボードの概要

LPCXpresso55S28を実際に使ってみましょう。ショート・ビデオで手順を視聴するか、以下に記載された詳細な手順を参考にして、作業を進めてください。

LPC55S28 TOP

LPC55S28 TOP

1.2 USBケーブルを接続する

ボードには4つのmicro-USBコネクタがあります。Full speed USB用とHigh Speed USB用に1つずつ、もう1つは電源専用、あと1つはデバッグ用です。写真に示すように、USBケーブルを「+5 V Power Only(+5 V電源のみ)」と表記されたコネクタに接続します。

LPC55S28-EVK USB

1.3 クイック・スタート・デモを実行する

LPCXpresso55S28ボードには、以下で説明するスイッチのLEDの簡単なデモと、次のセクションで説明するオーディオのデモが搭載されています。

RGB-LEDの緑色LEDが1秒間隔で点滅した場合、ボードは作動しています。スイッチのLEDのデモ:

  • [WAKEUP(ウェイクアップ)]ボタンを押します。押している間、RGB-LEDの青色LEDが点灯していることを確認します
  • [USER(ユーザー)]ボタンを押します。RGB-LEDの緑色LEDが短く点滅した後、点灯し続けていることを確認します
  • [ISP]ボタンを押します。押している間、RGB-LEDの赤色LEDが点灯していることを確認します
  • [RESET(リセット)]ボタンを押します。押している間、RGB-LEDが消灯していることを確認します

2. ソフトウェアの入手

2.1 LPCXpresso55S28用ソフトウェアのインストール

SDKについて知りたい場合は、こちら。

2.2 MCUXpresso SDKですぐに設計を開始する

MCUXpressoソフトウェア開発キット (SDK) は無償で利用することができ、オープンソースのライセンスに基づいて、すべてのハードウェア抽象化およびペリフェラル・ドライバ・ソフトウェアのすべてのソース・コードが提供されます。

以下をクリックして、LPCXpresso55S28用に事前設定済みのWindows SDKリリースをダウンロードしてください。これには、MCUXpresso、Keil MDK、GCC Arm Embedded、IAR Embedded WorkbenchをサポートするIDEが含まれます。

MCUXPRESSO-SDK-TN

MCUXpresso SDKを入手する

オンラインのSDK Builderにアクセスして、LPCXpresso55S28用のカスタムSDKパッケージを作成することもできます。

2.3 ツールチェーンのインストール

MCUXpresso IDEは、NXPの開発プラットフォーム・エコシステムです。エンジニアが組込みアプリケーションの開発を初期評価から最終生産まで進めるために役立つ、エンド・ツー・エンドのソリューションです。

MCUXpresso IDE

MCUXpresso IDEを入手する

別のツールチェーンを使用したい場合は?

問題ありません。MCUXpresso SDKは、IAR 、 Keil 、コマンドラインGCCなどの他のツールをサポートしています。

2.4 MCUXpresso Config Tools

MCUXpresso Config Toolsは、ユーザーがMCUXpresso SDKプロジェクトを新規に作成するための構成ツールの統合スイートであり、カスタム・ボード・サポート用の初期化Cコードを生成するためのピンとクロックのツールも備えています。MCUXpressoに完全に統合されていますが、別のツールとしてダウンロードすることもできます。

MCUXpresso Config Tools

MCUXpresso Config Toolsを入手する

インポートしたMCUXpresso SDKサンプル・プロジェクトで作業する際や、IDEで新規プロジェクトを作成する際のツール間の基本的なインタラクションの詳細については、この3部構成のビデオ・シリーズをご覧ください。

MCUXpresso IDEとMCUXpresso Config Toolsを使用した基本的なアプリケーション開発

2.5 LPCScryptを使用したデバッグ・プローブ・ファームウェアのアップデート

LPCXpresso55S28をサード・パーティ製ツールで使用できるようセットアップするには、まず、ボードのデバイス・ドライバをインストールするためにLPCScryptをインストールします。以下のビデオで、LPCScryptユーティリティを使用してボードのデバッグ・プローブをプログラムする方法について説明しています。

2.6 シリアル・ターミナル

多くのMCUXpresso SDKサンプル・アプリケーションでは、MCU UART経由でデータを出力します。ステップ2.3に記載のLPCScryptを使用して、必ずシリアル・ドライバをインストールしてください

ターミナル・アプリケーションの使用方法がわからない場合は、MCUXpressoターミナルTera TermチュートリアルPuTTYチュートリアルのいずれかのチュートリアルをお試しください。

3. ビルドと実行

3.1 MCUXpresso SDKサンプル・コードを確認する

MCUXpresso SDKには、サンプル・アプリケーション・コードが豊富に用意されています。利用可能なコードを確認するには、SDKをインストールしたフォルダのSDKボード・フォルダを参照し、「LPCXpresso55S28」を選択します (/boards/lpcxpresso55s28) 。

特定のサンプル・コードの詳細については、サンプルのディレクトリにあるreadme.txtファイルを開いてください。

3.2 ビルドと実行

別のツールチェーンを使用する場合:

4. SDKサンプルの変更

4.1 MCUXpresso SDKからのサンプル・プロジェクトのクローンを作成する

オプションA:MCUXpresso IDEを使用して、サンプル・プロジェクトのクローンを作成します。

オプションB:MCUXpresso Config Toolsを使用して、サード・パーティ製IDEで使用するために既存のMCUXpresso SDKのサンプルのクローンを作成します。

4.2 ピン・ツールの使用

次に、MCUXpresso Config Toolsの一部であるピン・ツールを使用し、プロジェクトに新しいGPIOピンを追加してLEDを点滅させる方法を紹介します。

4.3 クロック・ツールの使用

次に、MCUXpresso Config Toolsの一部であるクロック・ツールを使用し、クロックの設定とLEDの点滅速度を変更します。

4.4 成功

アプリケーションが変更されると、LPCXpresso55S28のRGBの青色LEDが「呼吸」するようにゆっくりと点滅します。

MCUXpressoターミナル

MCUXpressoターミナル

最新バージョンのMCUXpresso IDEには、ターミナル・エミュレーション・アプリケーションが含まれています。このツールは、お使いのNXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示するために使用できます。

  1. MCUXpresso IDEを開きます。
  2. GS-LPC55S28-EVK-OPEN-MCU-IDE
  3. MCUXpresso IDEの画面上部にある[Open a Terminal(ターミナルを開く)]ボタンをクリックするか、[Ctrl + Alt + Shift + T]を同時に押して、MCUXpresso IDEターミナルを起動します。
  4. GS-LPC55S28-EVK-LAUNCH-MCU-IDE
  5. [Serial Terminal(シリアル・ターミナル)]を選択します。
  6. GS-LPC55S28-EVK-TYPE-TERMINAL
  7. シリアル・ポート(LPCXpressoのCOMポート番号を使用)をボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定し、[OK]ボタンをクリックします。
  8. GS-LPC55S28-EVK-SERIAL-PORT
  9. 接続が確立されているか検証します。接続されている場合、MCUXpresso IDEの[Terminal(端末)]ビューの表示は下図のようになります。
  10. GS-LPC55S28-EVK-CONNECTION
  11. 以上で設定は完了です

Tera Termチュートリアル

Tera Termチュートリアル

Tera Termは、広く利用されているオープン・ソースのターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。

  1. SourceForgeからTera Termをダウンロードします。ダウンロードしたら、インストーラを実行し、このウェブページに戻って手順を続行します。
  2. ダウンロード

  3. Tera Termを起動します。初めて起動する際には、次のダイアログが表示されます。シリアル・オプションを選択します。ボードが接続されている場合は、COMポートが自動的にリスト内に表示されます。
  4. Tera-Term-Connection
  5. 事前に確認したCOMポート番号を使用して、シリアル・ポートをボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。この設定は[Setup(セットアップ)]>[Serial Port(シリアル・ポート)]から行うことができます。
  6. 接続が確立されているか検証します。確立されている場合、Tera Termのタイトル・バーに次のように表示されます。
  7. Tera-Term-Console
  8. 以上で設定は完了です

Puttyチュートリアル

Puttyチュートリアル

PuTTYは、広く利用されているターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。

  1. 下のボタンをクリックしてPuTTYをダウンロードします。ダウンロードしたら、インストーラを実行し、このウェブページに戻って手順を続行します。
  2. ダウンロード

  3. 選択したダウンロードのタイプに応じて、ダウンロードした*.exeファイルをダブルクリックするか、[Start(スタート)]メニューから選択して、PuTTYを起動します。
  4. 表示されたウィンドウで設定を行い、[Serial(シリアル)]ラジオ・ボタンを選択して、事前に確認したCOMポート番号を入力します。ボーレートもあわせて指定します。今回は「115200」を入力します。
  5. PUTTY-Configuration
  6. [Open(開く)]をクリックして、シリアル接続を確立します。ボードが接続されていて、正しいCOMポートが入力されていれば、ターミナル・ウィンドウが開きます。設定が正しくない場合は、アラートが表示されます。
  7. 以上で設定は完了です。

セキュリティと整合性

LPC55S28はセキュア・バイ・デザインであり、セキュアなシステム・オン・チップ (SoC) を駆動するセキュアなソフトウェアによってサポートされています。

ドキュメントとビデオ 説明
AN12278 LPC55S00 IoT向けセキュリティ・ソリューション このドキュメントでは、各LPC55Sxx MCUのセキュリティ・システムの違いと利点をわかりやすく整理して説明しています。
AN12324 LPC55SxxにおけるAESコーディングへのPUFおよびハッシュ暗号の使用 ルート・キーを使用してユーザー・キーをセキュアに生成、保存、および取得する方法。
AN12445 非対称暗号化アクセラレータCASPER このドキュメントでは、LPC55S2xシリーズのセキュリティ・デバイス上のRAM共有付き暗号化アクセラレータおよび信号処理エンジン (CASPER) について紹介しています。CASPERペリフェラルは、非対称暗号化アルゴリズムならびに特定の信号処理アルゴリズムの高速化を実現します。
AN12527 LPC55Sxx PRINCEリアルタイム・データ暗号化 PRINCEアルゴリズムは、LPC55Sxxのオンチップ・フラッシュ・コンテンツに対するリアルタイム暗号化/復号化に使用されます。この機能は、アプリケーション・コードの保護、データの保護、セキュアなフラッシュ・アップデートへの対応などの資産保護に役立ちます。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。セキュリティに関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

CASPERサンプル

KSDKソフトウェアを使用し、CASPERソフトウェア・ドライバでべき剰余アルゴリズムを実装するデモ・プログラム。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/driver_examples/casper

Hashcryptサンプル

KSDKソフトウェアを使用し、AESおよびSHAアルゴリズムでプレーン・テキストを暗号化/復号化するデモ・プログラム。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/driver_examples/hasycrypt

PRINCEサンプル

内部フラッシュ・メモリに格納されたデータをオンザフライ暗号化/復号化するためのPRINCEドライバの設定方法。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/driver_examples/prince

PUF

KSDKソフトウェアを使用し、PUFソフトウェア・ドライバでセキュアな鍵管理を実装するデモ・プログラム。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/driver_examples/puf

RNG

KSDKソフトウェアを使用し、乱数を生成して端末に出力するデモ・プログラム。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/driver_examples/rng> 

ツールとリファレンス

MCUXpressoセキュア・プロビジョニング・ツール NXPのMCUデバイスでブート可能な実行ファイルを簡単に生成およびプロビジョニングできるようにする、GUIベースのアプリケーション。

有線通信

ドキュメントとビデオ 説明
ConfigToolを使用してUSBプロジェクトを最初から作成する方法 MCUXpresso Config ToolsとLPCXpresso55S28-EVKを使用したUSBプロジェクトの作成。
TN00071 フルスピード・ハブでのUSB検出 LPC55xxデバイスには、フルスピード・ハブでUSB高速デバイス・コントローラを使用する場合のエラッタがあります。このテクニカル・ノートでは、ソフトウェアでのワークアラウンドと、USB PHYレシーバ・コントローラ (RX) レジスタを使用してUSBの接続段階でホストの速度を確実に正しく検出する方法について説明しています。
TN00063 LPC5500でのクリスタルレスUSBソリューション このテクニカル・ノートでは、フルスピード・モードでのクリスタルレスUSBデバイスの動作をLPC5500アプリケーションに組み込むために必要なソフトウェアの変更手順について説明しています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。有線通信に関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

シェルのデモ(UARTの例)

コマンドライン・シェル・アプリケーションの実装方法のデモ。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/demo_apps/shell 

ドライバ・サンプル

SDKには、GPIO、I2C、I2S、SPI、USARTなどのドライバ・サンプルが複数含まれています。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/driver_examples 

SDMMCサンプル

SDHCドライバの割込みまたはポーリング・ベースの転送APIを使用してSDカードにアクセスする方法、およびSDKソフトウェアでのSDカード・ドライバ・ベースのFATFSディスクの使用方法を示す複数のサンプル。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/sdmmc_examples 

USBサンプル

SDKには、ホストおよびデバイスの操作に関するUSBサンプルが複数含まれています。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/usb_examples 

ワイヤレス・コネクティビティ

ドキュメントとビデオ 説明 アプリケーション・ノートのソフトウェア
AN12805 プライベート・クラウドとのセキュアな接続の確立 LPCXpresso55S28ボードを使用してセキュアな組込みソフトウェア・プロジェクトを作成する方法。 ダウンロード
LPC55S69のAmazon Web Servicesへの接続 MCUXpressoとAmazon Alexaを使用し、AWSを介したWIFIイネーブルメントとクラウド・コネクティビティに焦点を当てたデモ。 -
AWS IOTおよびAlexa skillsにペリフェラルを追加する方法 AWS IOTおよびAlexa Skillsプロジェクトにペリフェラルを追加するためのステップ・バイ・ステップ・アプローチ。 -
Amazon FreeRTOSドキュメント FreeRTOSは、マイクロコントローラおよび小型マイクロプロセッサ向けで市場をリードしているリアルタイム・オペレーティング・システム (RTOS) です。このサイトでは、ユーザー・ガイド、APIリファレンス、移植ガイド、認定ガイドなどのリソースを見つけることができます。 -
AWS IoT開発者向けガイド AWS IoTは、お使いのIoTデバイスをAWS IoTベースのソリューションに統合するのに役立つデバイス・ソフトウェアを提供しています。 -

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。ワイヤレス・コネクティビティに関連する一般的な例を以下に挙げます。

NTAG I2CエクスプローラBlink

I2Cインターフェース・チップ搭載NT3H2111_2211 NTAG I2C plusコネクテッドNFCタグの使用方法を示し、デバイスとの基本的な通信のデモを提供します。

パス:

/boards/lpcxpresso55s69/ntag_i2c_plus_examples/ntag_i2C_explorer_blink 

Wi-FiシリアルのデモとWi-FiシリアルiPerfサンプル

シリアルのデモでは、UARTインターフェース経由で接続されたSerialMWM Wi-Fiモジュールの使用方法を示しています。iperfのサンプルでは、ネットワーク・スタックのパフォーマンス測定のための基本的なコマンドを提供しています。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/wifi_examples 

Shadow Wi-Fiサンプル

シンプルな電球のサンプルで、クライアント・アプリケーションやモノがShadowサービスとどのように通信するかを紹介しています。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/aws_examples/shadow_wifi_serial 

マルチコアおよびハードウェア・アクセラレーション

LPC55S28は、最大150 MHzで動作するArm® Cortex® M-33コアを搭載しています。さらに、暗号化エンジンとしてRAM共有付き暗号化アクセラレータおよび信号処理エンジン (CASPER) ペリフェラルを備えており、非対称暗号化アルゴリズムならびに特定の信号処理アルゴリズムへのアクセラレーションを提供します。

ドキュメントとビデオ 説明
AN12445 非対称暗号化アクセラレータCASPER このドキュメントでは、LPC55S2xシリーズのセキュリティ・デバイス上のRAM共有付き暗号化アクセラレータおよび信号処理エンジン (CASPER) について紹介しています。CASPERペリフェラルは、非対称暗号化アルゴリズムならびに特定の信号処理アルゴリズムの高速化を実現します。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。マルチコアとハードウェア・アクセラレーションに関連する一般的な例を以下に挙げます。

CASPERサンプル

KSDKソフトウェアを使用し、CASPERソフトウェア・ドライバでべき剰余アルゴリズムを実装するデモ・プログラム。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/driver_examples/casper 

オーディオ

ドキュメントとビデオ 説明
AN12939 LPC55xxへの5.1チャネル・オーディオ・ソリューションの実装 LPC55S28は、オンボードDSPアクセラレータを備え、USBオーディオ・アプリケーションに非常に適しています。

クイック・オーディオ・デモ

このデモでは、次のものが必要になります。

  1. スマートフォンやタブレットなどのライン・レベルのオーディオ・ソース。
  2. オーディオ・ソースをLPC55S28ボードに接続するためのステレオ・オーディオ・ケーブル
  3. ステレオ・オーディオ・ヘッドフォン。

スマートフォンまたはタブレットのヘッドフォン端子からのオーディオ・ソースを「Audio Line In」コネクタに接続し、ヘッドフォンを「Audio Line Out」コネクタに接続します。

オーディオが入力に供給されていれば、ヘッドフォンで音声を聞くことができます。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。オーディオに関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

オーディオのデモ

録音デバイスや再生デバイスを列挙するベア・メタルとFreeRTOSの例。USBデバイス: オーディオ・ジェネレータ、オーディオ・スピーカ、複合HIDオーディオ

USBホスト:オーディオ・スピーカ

パス:

/boards/lpcxpresso55s69/usb_examples

I2Sサンプル

DMAおよびインタラプト転送サンプルは、1つのI2Sインターフェースを使用して正弦波の出力を連続再生する方法を示しています。

パス:

/boards/lpcxpresso55s69/driver_examples/i2s 

ディスプレイとグラフィックス

ドキュメントとビデオ 説明
NXPマイクロコントローラ用のグラフィカル・ユーザー・インターフェース さまざまなNXPマイクロコントローラ用のGUIオプションを紹介しています。
AdafruitタッチLCDとともにLPC55S69を使用したGitHubプロジェクト LPC55S69-EVKでの静電容量式タッチ・スクリーンの追加および使用方法を示すプロジェクト。
NXP LPC55S69-EVKに搭載されたAdafruit Touch LCDのオープンソースLittlevGL GUIライブラリ 静電容量式タッチとMCUライブラリを使用したAdafruit LDCディスプレイの駆動。
LVGLオープンソース・グラフィックス・ライブラリ LVGLは、直感的なグラフィカル要素、美しい視覚効果、少ないメモリ使用量で組込み型GUIを作成できる機能を備えた、無料のオープンソース組込み型グラフィック・ライブラリです。
GUI Guider オープンソースのLVGLグラフィックス・ライブラリを使用して高品質のディスプレイを迅速に開発できる、NXPのユーザー・フレンドリーなグラフィカル・ユーザー・インターフェース開発ツールです。
NXP emWinライブラリ NXPはSEGGER Microcontrollerの協力を得て、NXPのすべてのArm Cortex-Mマイクロコントローラで使用できる高性能のemWin組込みグラフィックス・ライブラリを、バイナリ形式で商用利用向けに無償提供しています。
emWinとAppWizardを使用したGUIの開発 AppWizardのさまざまな機能を使用して、emWinベースのすぐに実行できる完結したプロジェクトを作成する方法。
AN12732 LPC5500シリーズでのHDMI-CECの実装 HDMI-CEC(高精細度マルチメディア・インターフェース-民生用電子機器制御)機能を、GPIOとSCTを使用してLPC5500シリーズに基づきHDMI-CECプロトコルをサポートするテレビまたはプロジェクタとして実装する方法。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。ディスプレイとグラフィックスに関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

LVGLサンプル

LittlevGLのウィジェットを表示させるデモ・アプリケーション。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/littlevgl_examples

emWin GUIデモ

emWinライブラリのグラフィカル・ウィジェットのデモ。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/emwin_gui_demo

カメラ・インターフェース

カメラ・インターフェース

ドキュメントとビデオ 説明 アプリケーション・ノートのソフトウェア
AN12868 LPC55(S)xxのカメラ・インターフェース カメラのインターフェース、機能、APIルーチン、デモを紹介しています。 ダウンロード

モータ制御

モータ制御は、複雑かつ高度な技術です。モータのタイプ、モータの数、モータ・ドライバがセンサ付きかセンサレスかに応じて複雑さが大きく異なり、困難な問題に陥りがちです。

NXPはすぐに使用できるモータ制御アルゴリズム(注:ミドルウェア)を数多く提供していますが、最初はSDKに含まれているFreeMasterのサンプルを使用することをお勧めします。これらのサンプルでは、FreeMASTERランタイム・デバッグ・ツールを活用しています。これは、組込みソフトウェア・アプリケーションの実行時の設定および調整を可能にするユーザー・フレンドリーなリアルタイム・デバッグ・モニタおよびデータ可視化ツールです。

ドキュメントとビデオ 説明
FreeMASTERのハウツー FreeMASTERツールを使用するエンジニアのためのスタート・ガイド。
FreeMASTER 3.0 - インストール・ガイド この記事では、FreeMASTER 3.0のインストール手順について説明しています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。モータ制御に関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

FreeMASTERの例

さまざまなインターフェース・オプションを利用して、変数やグラフを監視できます。

パス:

/boards/lpcxpresso55s28/freemaster_examples

ツールとリファレンス

FreeMASTER通信ドライバ・ユーザー・ガイド - アプリケーションとホストPC間のシリアル・インターフェースを実装し、該当するデバイスのネイティブ・シリアルUART通信およびCAN通信をカバーする、組込みサイドのソフトウェア・ドライバについて説明しています。

パス:

/middleware/freemaster/doc/user_guide

サポート

トレーニング

ドキュメントとビデオ 説明
MCUXpresso IDEとMCUXpresso Config Toolsを使用した基本的なアプリケーション開発 この3部構成のビデオ・シリーズでは、インポートされたSDKサンプル・プロジェクトを使用する際や新規プロジェクトを作成する際における、MCUXpresso IDEとConfig Tools間の基本的なインタラクションについて取り上げています。
LPC55(S)xxマイクロコントローラのハードウェア設計ガイドライン このドキュメントは、ハードウェア・エンジニア向けに、LPC55(S)xxプロセッサをベースとした設計方法と設計のテスト方法を示しています。このドキュメントは、ボードのレイアウトの推奨事項と設計チェックリストに関する情報を提供することで、初回での成功を確保し、ボード立上げ時の問題を回避できるようにします。
LPC5500シリーズでのフラッシュ・プログラミングのヒント 従来のLPC製品であるLPC4300、LPC54000、LPC1800、LPC800と比較して、LPC5500では新しいフラッシュIPを採用し、ROM APIドライバに対応しています。この新しいシリーズには多くの新機能が導入されています。同時に、LPC5500シリーズのフラッシュは初めて使用するユーザーにとっては少々複雑かもしれません。このドキュメントは、これらの障壁を取り除き、ユーザーにとって役立つヒントを提供することを目的としています。
AWSのトレーニング AWSのエキスパートによるトレーニング・プログラムとコース。
LPC55S28のトレーニング この製品に関するNXPのオンデマンド・トレーニング、ハウツー・ビデオ、およびウェビナーの全リスト。

フォーラム

NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、LPC55ファミリを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。