KIT6X02AS2T1のスタート・ガイド

最終更新日時: May 26, 2026 new サポート SPI対応のBMA6X02用評価ボード

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ハードウェアについて
  • 3

    ハードウェアの構成

1. パッケージの内容

NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリー寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、より優れたパフォーマンスを実現します。

このページでは、KIT6X02AS2T1ボードをセットアップして使用する手順について説明します。

1.1 キットの内容と同梱物一覧

KIT6X02AS2T1には以下のものが含まれます。

  • KIT6X02AS2T1:シリアル・ペリフェラル・インターフェース (SPI) およびトランスポートを備えたBMA6X02用SPI2TPL評価ボード
  • プロト・コルリンク (TPL) 通信
  • 電源用ケーブル
  • エレクトリカル・トランスポート・プロトコル・リンク (ETPL) ケーブル(2線式ツイスト・ペアTPLケーブル (50 cm))

2. ハードウェアについて

KIT6X02AS2T1の目的は、標準的なMCUとNXPアナログ・フロント・エンド (AFE) ボード(EVBMA7X18DT1またはEVBMA777T3など)が通信できるようにすることです。

2.1 ボードの特長

KIT6X02AS2T1は以下の主な特長を備えています。

  • SPIとTPL間の通信リンク
  • BMX6X02ASが提供するさまざまなSPIモードの設定オプション
  • BMX6X02ASが提供するさまざまなクロック・モードの設定オプション
  • さまざまな電源コンセプトの設定オプション
  • SPI通信ラインへの容易なアクセス
  • 2つのガルバニック絶縁ETPLポート
  • トランス物理層3 (TPL3) プロトコル・バージョンをサポート
  • 3つのステータスLED

2.2 ボードの説明

KIT6X02AS2T1は、BMX6X02汎用バッテリー・マネジメント・システム (BMS) 通信ゲートウェイおよび電気化学インピーダンス分光法 (EIS) 同期コントローラ用に設計された評価ボードです。図1を参照してください。EIS測定に必要な同期機能を統合したBMA6402ASデバイスを搭載しています。BMA6402ASはBMA6002AS、BMI6402AS、およびBMI6002ASの全機能セットを備えているため、KIT6X02AS2T1ボードは関連するすべてのデバイスのバリエーションに対応する汎用性の高い評価プラットフォームとして機能します。

2.3 ボードのコンポーネント

Figure 1. KIT6X02AS2T1 Overview

Figure 1. KIT6X02AS2T1 Overview

3. ハードウェアの構成

KIT6X02AS2T1には、いくつかの設定オプションがあります。最も重要なものは、クロックと電源の設定(セクション3.2を参照)およびMCUインターフェース(セクション3.1を参照)です。

3.1 MCUインターフェース

KIT6X02AS2T1のMCUインターフェース(図2参照)により、MCUに接続できます。

Figure 2. KIT6X02AS2T1 MCU Interface

Figure 2. KIT6X02AS2T1 MCU Interface

BMX6X02のすべての関連ピンは、MCUインターフェースにルーティングされ、シングルSPI設定やデュアルSPI設定など、柔軟でアプリケーション固有のMCU接続を可能にします。SPI信号は一般的に高周波で動作するため、各SPIラインは隣接するGNDピンとペアリングされ、シグナル・インテグリティを確保し、ノイズを最小限に抑えます。コネクタ・ピンの割り当てを表1に示します。このボードでは、デュアルおよびシングルSPI動作を実現できます。シングルSPI設定の場合、SPIクロックとチップ選択ピンを接続する必要があります。この接続は、適切な外部配線またはR15R16の実装によって実現できます。

ピン番号 機能 説明
1VSS基準としてのグランド
2CSN_RSP1. ターゲット応答SPIチップ選択入力
2. コントローラ応答SPIチップ選択出力
3VSS基準としてのグランド
4SCLK_RSP1. ターゲット応答SPIクロック入力
2. コントローラ応答SPIクロック出力
5VSS基準としてのグランド
6SDAT_RSP_TXD応答SPIデータ出力
7VSS基準としてのグランド
8CSN_REQリクエストSPIチップ選択入力
9VSS基準としてのグランド
10SCLK_REQリクエストSPIクロック入力
11VSS基準としてのグランド
12SDAT_REQ_RXDリクエストSPIデータ入力
13VSS基準としてのグランド
14OSCP外部クロック・プラス入力
15GPIO01. 汎用入力0
2. 汎用出力0
3. 割込み0出力 (INT0)
16VSS基準としてのグランド
17GPIO11. 汎用入力1
2. 汎用出力1
3. 割込み1出力 (INT1)
4. ペリフェラルSPIコントローラ用CSN3
18STB_N_OUTスタンバイ出力、アクティブLOW
19GPIO21. 汎用入力2
2. 汎用出力2
3. 割込み2出力 (INT2)
4. ペリフェラルSPIコントローラ用CSN2
20STB_OUTスタンバイ出力、アクティブHIGH
21GPIO31. 汎用入力3
2. 汎用出力3
3. 割込み3出力 (INT3)
4. ペリフェラルSPIコントローラ用CSN1
22TPL_WAKEシステム・ウェイクアップ用の評価ボード (EVB) のウェイク出力
23GPIO41. 汎用入力4
2. 汎用出力4
3. I²CバスSCL
4. ペリフェラルSPIコントローラ用SCLK
24RESETBMX6X02のリセット入力
25GPIO51. 汎用入力5
2. 汎用出力5
3. I²CバスSDA
4. ペリフェラルSPIコントローラ用コントローラ出力ターゲット入力 (COTI)
26VSS基準としてのグランド
27GPIO61. 汎用入力6
2. 汎用出力6
3. 同期入力
4. ペリフェラルSPIコントローラ用CSN0
28VEXTVDDIO用外部供給電圧
29GPIO71. 汎用入力7
2. 汎用出力7
3. ホールド入力
4. ペリフェラルSPIコントローラ用コントローラ入力ターゲット出力 (CITO)
30VSS基準としてのグランド

3.2 ジャンパ

KIT6X02AS2T1には、電源とクロックの選択用に3つのジャンパがあります。図3を参照してください。

Figure 3. KIT6X02AS2T1 Jumpers

Figure 3. KIT6X02AS2T1 Jumpers

電源ジャンパを使用して、異なる電源およびクロックのコンセプトを実現できます。

3.3 電源オプション

J3(赤色のマーク)は、VDDIO供給電圧を選択するために使用します。

  • ジャンパを1-2の位置に配置すると、VDDIO電圧はBMX6X02Sの内部5 VレギュレータであるVREGから供給されます。
  • ジャンパを2-3の位置に配置すると、VDDIO電圧はVEXTから供給されます。外部VEXT電源は、コネクタJ7、ピン29を介して供給できます。

J9(青色のマーク)は、BMX6X02SのVDDC電圧を選択するために使用します

  • ジャンパを1-2の位置に配置すると、VDDC電圧はBMX6X02Sの内部5 VレギュレータであるVREGから供給されます。
  • 代替5 V電源は、J9、ピン2に直接印可できます。

3.4 クロック・オプション

BMX6X02Sは、複数のクロック・ソース設定(オレンジ色のマーク)をサポートしています。デフォルトでは、KIT6X02AS2T1に搭載されている外部発振器を使用し、EIS測定に適した堅牢で安定した基準クロックを提供します。

システム・コストを削減するために、MCUは汎用入出力 (GPIO) ピンの1つを介してクロック信号を提供することもできます。この信号は高周波数で動作するため、良好なシグナル・インテグリティを維持することが困難な場合があります。クロック・ラインがシールドされ、10 cm未満に保たれている場合でも、許容できる性能を達成することができます。この設定では、クロック信号をJ9、ピン14に注入し、R17R22の0 Ω抵抗を取り外して、そのうちの1つをR23に取り付けます。R3は未実装のままにします。EIS機能が必要ない場合、BMX6X02Sは内部クロック・ソースを使用して動作できます。内部クロックを有効にするには、ジャンパJ1を2-3の位置に配置します。