2-in-1 DC-DCおよびBMSの概念実証のスタート・ガイド

最終更新日時: Sep 22, 2026 new サポート X-IN-1アプリケーション向けS32K396評価マザーボード

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ソフトウェアの入手
  • 3

    接続
  • 4

    ビルドとロード

1. パッケージの内容

電動化X-in-1プラットフォームは、複数の車両電動化アプリケーションを1つの電子制御ユニット (ECU) に統合したものです。このプラットフォームによって従来は別々のECUが必要だった機能を統合できるため、ハードウェアの複雑さを減らし、システム・コストと重量を削減しながら、安全性とセキュリティの管理を高い効率性でサポートできます。

このスタート・ガイドでは、2-in-1 DC-DCコンバータとバッテリー・マネジメント・システム (BMS) の概念実証 (POC) をセットアップして構築し、実行する方法について説明します。どちらのアプリケーションも、S32K396マイクロコントローラ (MCU) を使用して共有プラットフォーム上で実行します。

1.1 キットのコンポーネント

キットには以下のものが含まれています。

  • NXP S32K39評価ボード (EVB) (S32K396-BGA-DC1)
  • NXP S32K3マザーボード (XIN1-MB-S32X)
  • アプリケーション・ボードを接続するためのケーブル:
    • NXP XIN1-CABLE6またはXIN1-CABLE12
    • 標準の68ピン1.27 mmピッチのリボン・ケーブル(M55-8006842-0150AまたはM55-8006842-0300Aなど)
  • NXP DC-DCコンバータ・アプリケーション・ボード (XIN1-DC-DC-LV)
  • BMSアプリケーション・ボード:
    • NXPトランスポート・プロトコルリンク (TPL) ブリッジ (FRDM665SPIEVB)
    • NXP BMSセル・モニタリング・ユニット (CMU) (RD33774PC3EVB)
    • NXP 18セル・バッテリパック・エミュレータ (BATT-18EMULATOR)
    • NXP BMSバッテリー・ジャンクション・ボックス (BJB) (RDA777T2)
    • NXP BJBエミュレータ (PACK-BJBEMUL)

1.2 その他の機材

電力を供給するために、次の機器が必要になります。

  • 48 V電源
  • DC-DCコンバータの負荷は、電子的な負荷または抵抗負荷にすることができます

1.3 最小システム要件

評価を行うには、NXP FreeMASTERの最小システム要件を満たしたWindows PCまたはLinux PCが必要です。

2. ソフトウェアの入手

この手順では、必要なソフトウェア・ライブラリがインストールされていることと、それが本プロジェクトに含まれる他のソフトウェア・コンポーネントと互換性があることを確認してください。こうしたライブラリの一部が既にPCにインストールされている場合があります。

2.1 AMMCLIB 1.1.40のセットアップ

インストール・プロセスの最初の手順で.exeファイルを正常にダウンロードできたら、デフォルトのパスを次のように変更します。

C://S32DS.3.6.0/S32DS/software/
  1. S32 Design Studio (DS) を起動し、[Help(ヘルプ)]をクリックします
  2. S32DSの[Extensions and Updates(拡張機能と更新)]をクリックします
  3. 次に、[Manage Sites(サイトの管理)]をクリックします
  4. 次に、[Available S32DS Software Sites(利用可能なS32DSソフトウェア・サイト)]にエントリを追加して
    1. AMMCLIBという名前を付けます
    2. リンク先は以下の通りです。
      http://www.nxp.com/lgfiles/updates/Eclipse/AMMCLIB/S32DS_3.5

      AMMCLIB Entry Setup

      AMMCLIB Entry Setup
  5. [Apply(適用]をクリックした後、[Close(閉じる)]をクリックします
  6. AMMCLIB 1.1.40更新サイトがオプションとして表示されます

2.2 プラットフォーム間通信フレームワーク (IPCF) のセットアップ

この手順では、S32DSのIPCF用のアップデートサイトをインストールします。

tresos StudioでIPCFを使用するには、次の手順に従います。

  • SW32K396_IPCF_1.1.0_D2502.exeを実行してアプリケーションをインストールします
  • 次の場所に移動します
    /X-in-1/eenvs/S32K396/2-in-1_DC-DC_FoxBMS/M7_2_MSC/S32K396_SSM_core2/util
  • makeフォルダをコピーします。ここには、必要な2つのIPCF makefileが含まれています
  • makeフォルダをIPCFインストール・フォルダ内の次のディレクトリに貼り付けます。SW32K396_IPCF_1.1.0_D2502/eclipse/plugins/Ipcf_TS_T40D34 M11I0R0
  • plugin.xmlファイルを開きます
  • 59行目と60行目をコメントアウトします

2.3 FreeMASTERドライバのセットアップ

S32 DSとFreeMASTERをインストールした後、Tresos Studioを使用して、構築されたマスタ・セーフティ・コアにソースファイルをリンクさせます。

Tresos Studioでプロジェクトを開き、次の手順に従います。

  • 次の場所に移動します。
    /X-in-1/eenvs/S32K396/2-in-1_DC-DC_FoxBMS/M7_2_MSC/S32K396_SSM_core2/util
  • 次に、common.makを開きます
  • 次の行を探します。

    Figure 1. FREEMaster path to be added.
  • 図1に示すように、既存のパスをFreeMASTERドライバ・ソースへのパス(例:S32DS.3.6.0/S32DS/software/FreeMASTER_S32K3_v3.0/src)に置き換えます

2.4 セーフティ・ソフトウェア・フレームワーク (SAF) EVAL ドライバのセットアップ

.exeファイルを使用してSW32K3_SAF_1.0.5_EVAL_D2502ドライバをインストールした後、以下の手順を実行します。

  • C:/EB/tresos/plugins/から、以下のプラグインを削除します。
    • Bist_TS_T40D34M10I5R0
    • eMcem_TS_T40D34M10I5R0
    • mSel_TS_T40D34M10I5R0
    • Safetybase_TS_T40D34M10I5R0
    • sBoot_TS_T40D34M10I5R0
    • sCheck_TS_T40D34M10I5R0
    • sReco_TS_T40D34M10I5R0
  • 次に、Bashターミナルを開いて以下のコマンドを実行します。
    • cd C://build/
    • export S32K39X_EB_ACP_DIR=C:/EB/tresos/
    • export S32K3_SAF_DIR=C:/NXP/SW32K3_SAF_1.0.5_EVAL_D2503/eclipse/plugins
    • python build_instance.py -c ../X-in-1/build.json --patch all

3. 接続

3.1 接続

この手順では、ビルド済みのバイナリを実行できるよう準備しておくか、ソースから電動化X-in-1プロジェクトをビルドします。

提供されているビルド済みバイナリを使用して電動化X-in-1プロジェクトを実行するには、必要なデバッグ・ツールをインストールし、NXPソフトウェア・カタログにサインインします。ソースからプロジェクトをビルドする場合を除き、ビルド依存関係をインストールする必要はありません。

電動化X-in-1プロジェクトをソースからビルドするには、以下の手順に従います。

  • NXPソフトウェア・カタログにサインインします
  • 自分のアカウントから、必要な製品カタログとソフトウェア・リリースにアクセスできることを確認します
  • NXP Package Managerバンドル・インストーラをダウンロードします
  • バンドル・インストーラを実行して、次のどちらかのインストール方法を選択します。
    • ワンクリック・インストール:バンドル・インストーラに付属の事前構成済みスクリプトを使用して、必要なソフトウェア・リリースをインストールします
    • 手動インストール:依存関係を1つずつ個別にインストールできます
  • アクティベーションが必要なソフトウェアについては、ダウンロードしたバンドル・インストーラに付属するユーザー・マニュアルの指示に従って、必要なアクティベーション・コードを取得し、入力してください。

4. ビルドとロード

4.1 ビルドとロード

ラボ・ベンチのセットアップ方法については、以下の図2に示す例を参照してください。

Figure 2. System on Bench

上の画像内の番号ラベルは、以下のリスト内の同じ番号の項目と対応しています。

  1. アセンブリ:
    1. XIN1-MB-S32Xマザーボード
    2. S32K396-BGA-DC1拡張ボード
    3. S32K396 1P40E電子制御ユニット (ECU)
    4. FRDM665SPIEVBトランスポート・プロトコル・リンク (TPL) ゲートウェイ・ボード
  2. XIN1-DC-DC-LVDC-DCアプリケーション・ボード
  3. RDA777T2 BMS BJBボード
  4. PACK-BJBEMUL BJBエミュレータ
  5. RD33774PC3EVB BMS CMUボード
  6. BATT-18EMULATOR 18セル・バッテリパック・エミュレータ
  7. 電源

設計・リソース

関連リソース

「X-IN-1モジュール型プラットフォーム設計」ページに加えて、関連するハードウェアおよびソフトウェアのページも参照してください。