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NXP Semiconductorsは、産業/IoTエッジ・アプリケーション向けのセキュアな接続を簡素化するMCX A5 MCUファミリを発表しました。MCX A5ファミリは、10BASE-T1S EthernetデジタルPHYを備えた有線MCUとして業界で初めて、ポスト量子暗号(PQC)で保護されたトポロジ検出機能を実現します。開発者は、進化するサイバーセキュリティ要件を考慮した設計を進めながら、接続可能な産業用エッジデバイスの数を増やすことができます。
10BASE-T1S Ethernetが統合されているため、機器メーカーはIPベースのコネクティビティを産業システムの深い階層にまで拡張し、より多くのセンサ、アクチュエータ、コントローラを接続しながら、システム・コストと設計の複雑さを抑えられます。トポロジ検出機能により、コネクテッド・デバイスを自動で検出およびマッピングできるため、ネットワークの可視性が向上し、デプロイメントを簡素化できます。こうした特長を持つMCX A5ファミリにより、分析や自動化、その他の産業エッジAIアプリケーションで利用可能なリアルタイム・データのソースとして、より多くのデバイスを活用できるようになります。
Omdiaによると、産業オートメーションのユースケースでは、AIとエッジ・プロセッシングの統合が急速に進んでいます。これは、設備を接続して運用インテリジェンスを高度化する流れがメーカーの間で加速していることを反映しています。その一方で、現状では多くの産業用エッジデバイスが接続されておらず、接続されていたとしてもRS-232やRS-485などの従来型インターフェースを使用しているため、効果的な自動化を可能にするリアルタイムの運用データを十分に利用できない状況にあります。
NXPの新しいMCX A5 MCUファミリは、従来の産業用ネットワークに伴うコストと複雑さの問題を解消し、より多くのエッジ・ノードをEthernetに接続することを可能にします。セキュアなコネクティビティをより多くのエンドポイントへ拡張することで、メーカーはより豊富な運用データを取得し、予知保全、インテリジェントなエネルギー管理、産業オートメーション、エッジAIなどに活用できるようになります。
「産業用エッジAIの真価を引き出すには、リアルタイム・データへのアクセスが不可欠です。開発者にはネットワーク、セキュリティ、ソフトウェア、さらに長期的な製品ライフサイクルに関する専門知識が求められます。そのため、私たちはポートフォリオ全体でMCX A5ファミリをはじめとするソリューションに投資し、お客様がより多くのデバイスをセキュアに接続し、ソフトウェア開発を簡素化し、インテリジェントなエッジ・アプリケーションに必要とされる、信頼性の高いデータを活用できるようサポートしています。」
NXP Semiconductors、上級副社長 兼 セキュア・コネクテッド・エッジ担当ゼネラル・マネージャー Charles Dachs
「未来の産業AIを実現するには、信頼できるデータへのアクセスが不可欠です。そのためには、コネクティビティ、サイバーセキュリティ、AIがシームレスに連携する必要があります。MCX A5ファミリには、私たちが必要とする先進的なイノベーションが搭載されています。ポスト量子暗号(PQC)などの次世代セキュリティ技術と高度なEthernet接続を組み合わせることで、産業システムの末端から信頼性の高いデータを収集できます。これにより、私たちはお客様が必要とする最先端のソリューションを提供し、今後数年間で予想される課題にも十分に対応できる体制を整えられます。」
MCX A5ファミリは、最大240MHzで動作するArm® Cortex®-M33コアを搭載しています。 統合された10BASE-T1SデジタルPHYは、分散型産業用ノード向けの小型で低コストのマルチドロップEthernetネットワークをサポートしており、産業用コネクティビティにおける部品数、コスト、設計の複雑さを低減します。
MCX A5ファミリは、長期的な製品ライフサイクルに対応するよう設計されており、PSA Certifiedレベル3セキュリティとPQCサポートを組み合わせています。PQCをベースとしたハードウェアの信頼の基点(Root of Trust)を備え、セキュア・ブート、セキュアなファームウェア・アップデート、セキュア・アテステーション、セキュア・デバッグ認証をサポートしています。一部の対象デバイスはRustプログラミング言語もサポートしているため、開発者はメモリ安全性を重視した最新のソフトウェア開発手法を採用できます。また、MCX A5ファミリは、MCUXpresso SDKの長期サポート(LTS)リリース、開発ツール、ミドルウェア、セキュリティ対応機能を備えたNXPのMCUXpressoソフトウェアおよびツール・エコシステムによってサポートされています。さらに、MCX A5ファミリはZephyr RTOSもサポートしており、開発者は商用およびオープンソースのソフトウェア環境を柔軟に活用できます。これにより、長期的な製品保守とセキュリティ・アップデートを実現できます。これらの機能により、開発者はセキュアなコネクテッド製品を構築および維持しながら、欧州サイバー・レジリエンス法をはじめとする新しいサイバーセキュリティ要件にも対応できます。
MCX A5ファミリは、NXPの10BASE-T1S Physical Medium Dependent(PMD)トランシーバ「TJF1410」と連携することで、産業およびビル・オートメーション向けの包括的なシングル・ペア・イーサネット(SPE)ソリューションを実現します。この場合、TJF1410はMCX A5内蔵デジタルPHYのアナログ・フロントエンドとして動作します。TJF1410は、IEEE 802.3cg準拠の10BASE-T1Sネットワーク向けに最適化されており、MCX A5内蔵デジタルPHYと組み合わせることで、産業オートメーション、ビル・オートメーション、エネルギー・インフラストラクチャなどの分散型エッジ・アプリケーションにおけるシステム設計を簡素化し、部品コストを低減します。
MCX A5ファミリは、最大2MBのFlashメモリ、640KBのRAM、UART、I²C、I3C、SPI、CAN FD、高速USB、FlexIOなどの豊富な通信インターフェースを搭載しているため、開発者は柔軟な設計が可能です。MCX A5ファミリはNXPのFRDM開発ボードによるサポートに加え、Rust対応、包括的なSDK、Visual Studio Code統合、LTSソフトウェア・リリースを含むMCUXpresso開発者エコシステムによってサポートされています。
MCX A5ファミリは現在サンプル出荷中です。詳細については、NXP.com/MCXA5 をご覧ください。
NXP Semiconductors N.V.は車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における革新的ソリューションの信頼あるパートナーです。NXPでは「Brighter Together」アプローチにより、最先端のテクノロジとパイオニア精神を持つ人材の両方を活用し、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現するシステム・ソリューションを開発しています。現在、NXPは30か国以上で事業を展開しており、2025年の売上高は122億7,000万米ドルとなりました。 詳細はWebサイトwww.nxp.comをご覧ください。
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¹Source – Omdia, Cellular IoT Module Market Shares Report – 1H26 , June 2026.