MIMXRT1050-EVK評価ボードのスタート・ガイド

最終更新日時: 2019-03-12 15:10:00サポート i.MX RT1050評価キット

1. 接続

MIMXRT1050-EVK/EVKBを実際に使ってみましょう

ショート・ビデオで手順を視聴するか、以下に記載された詳細な手順を参考にして、作業を進めてください。

1.1 USBケーブルを接続する

MIMXRT1050-EVK-TOP

MIMXRT1050-EVK-TOP

1.2 クイック・スタート・デモを実行する

MIMXRT1050-EVK/EVKBには、オンボード加速度センサを利用した「水準器」のデモが搭載されています。ボードが水平の場合、緑色LEDはオフのままです。ボードが傾いている場合、X軸の傾きに応じて緑色のLEDが徐々に点灯します。

MIMXRT1050-EVK-X-AXIS

注:EVKボードが動作を中断する場合は、2つのUSB Aと1つのマイクロBコネクタを備えたUSB Yケーブルを使用するか、バレル・ジャック(ヘッダーJ1のピン1とピン2にジャンパを配置)を介した外部電源を使用して、ボードに給電します。

2. ソフトウェアの入手

2.1 開発方法を選択する

MIMXRT1050-EVK/EVKB用ソフトウェアのインストール

2.2 MCUXpresso SDKですぐに設計を開始する

MCUXpresso SDKは無償で利用することができ、オープンソースのライセンスに基づいて、すべてのハードウェア抽象化およびペリフェラル・ドライバ・ソフトウェアのソース・コード全体が提供されます。

下のボタンをクリックして、MIMXRT1050-EVK/EVKB用に事前設定済みのSDKリリースをダウンロードしてください

SDKについて知りたい場合は、こちら。

MCUXPRESSO-SDK-TN

MCUXpresso SDKを入手する

オンラインのSDK Builderにアクセスし、提供されているSDKビルダを使用してMIMXRT1050-EVK/EVKB用のカスタムSDKパッケージを作成することもできます。

2.3 ツールチェーンをインストールする

NXPは、MCUXpresso IDEというツールチェーンを無償で提供しています。

MCUXpresso IDE

MCUXpresso IDEを入手する

別のツールチェーンを使用したい場合は?

問題ありません。MCUXpresso SDKは、IARKeilコマンドラインGCCなどの他のツールをサポートしています。

Getting Started Logos Images

2.4 PCを設定する

サンプル・アプリケーションの多くは、マイクロコントローラのUARTを介してデータを出力します。ボードの仮想COMポート用ドライバがインストールされているか必ず確認してください。ドライバのインストーラを実行する前に、ボードをPCに接続しておく必要があります。

ドライバをダウンロード

FRDM-K64F-GS-configuration

シリアル・ポート・ドライバをインストールした状態で、お好きなターミナル・アプリケーションを実行し、マイクロコントローラのUARTからのシリアル出力を確認します。ターミナルをボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。MIMXRT1050-EVK/EVKBの仮想COMポートのポート番号を確認するには、デバイス・マネージャを開き、「Ports(ポート)」グループでポートを探します。

ターミナル・アプリケーションの使用方法がわからない場合は、Tera TermチュートリアルまたはPuTTYチュートリアルのいずれかのチュートリアルをお試しください。

注:EVKボードが動作を中断する場合は、2つのUSB Aと1つのマイクロBコネクタを備えたUSB Yケーブルを使用するか、バレル・ジャック(ヘッダーJ1のピン1とピン2にジャンパを配置)を介した外部電源を使用して、ボードに給電します。

3. ビルドと実行

3.1 MCUXpresso SDKサンプル・コードを確認する

MCUXpresso SDKには、サンプル・アプリケーション・コードが豊富に用意されています。利用可能なコードを確認するには、SDKをインストールしたフォルダのSDKボード・フォルダを参照し、ボードMIMXRT1050-EVK/EVKBを選択します

/boards/evkbimxrt1050

特定のサンプル・コードの詳細については、サンプルのディレクトリにあるreadme.txtファイルを開いてください。

3.2 MCUXpresso SDKサンプルのビルド、実行、およびデバッグ

興味のあるデモ・アプリケーションやドライバのサンプルがいくつかあれば、それをビルドおよびデバッグする方法を知りたくなることでしょう。MCUXpresso SDKのスタート・ガイドでは、SDKでサポートされているすべてのツールチェーンのデモを設定、ビルド、およびデバッグする方法について、わかりやすく手順に沿って解説しています。

以下のガイドを参照し、MCUXpresso IDEでサンプル・アプリケーションを開いてビルドやデバッグを行う方法を習得してください。

別のツールチェーンを使用する場合:

注:EVKボードが動作を中断する場合は、2つのUSB Aと1つのマイクロBコネクタを備えたUSB Yケーブルを使用するか、バレル・ジャック(ヘッダーJ1のピン1とピン2にジャンパを配置)を介した外部電源を使用して、ボードに給電します。

ブート・オプション

ドキュメントとビデオ 説明
AN12108 QSPIフラッシュからのブートを可能にする方法 このドキュメントでは、フラッシュ・ローダを使用してブータブル・イメージをOpen SDAまたはMfgToolを用いて外部ストレージ・デバイスにプログラムする手順を説明しています。
AN12107 オクタルSPIフラッシュおよびSDカードからのブートを可能にする方法 このドキュメントでは、ブータブル・イメージを外部ストレージ・デバイスにプログラムする方法を説明しています。

ツールとリファレンス

MCUXpressoセキュア・プロビジョニング・ツール  NXPのi.MX RTでブート可能な実行ファイルを簡単に生成およびプロビジョニングできるようにする、GUIベースのアプリケーション。

ブートに関するコミュニティ・リソース  NXPのコミュニティでブートに関する質問を探したり、新しい質問を投稿したりすることができます。

外部メモリ

ドキュメントとビデオ 説明
AN12437 i.MX RTシリーズのパフォーマンス最適化 さまざまなメモリ・デバイスで動作するシステムのパフォーマンスを最適化する方法。
AN12108 QSPIフラッシュからのブートを可能にする方法 このドキュメントでは、フラッシュ・ローダを使用してブータブル・イメージをOpen SDAまたはMfgToolを用いて外部ストレージ・デバイスにプログラムする手順を説明しています。
AN12107 オクタルSPIフラッシュおよびSDカードからのブートを可能にする方法 このドキュメントでは、ブータブル・イメージを外部ストレージ・デバイスにプログラムする方法を説明しています。
AN12183 FLEXSPI NORフラッシュのデバッグを可能にする方法 このアプリケーション・ノートでは、新しいFLEXSPI NORフラッシュをプログラム、デバッグ、および設定する方法について説明しています。
Adesto EcoXipメモリを使用したコードの開発 NXP i.MX RT1050 EVKBボードとAdesto EcoXiPフラッシュ・デバイスを組み合わせて設定するためのハードウェアおよびソフトウェア要件について説明しています。
AN12564 i.MX RTシリーズでのRead While Write (RWW) の実装 i.MX RTシリーズにRWWの要件を実装する方法。
AN12239 i.MX RTでHyperRAMを可能にする方法 i.MX RT MCUでHyperRAMを使用する方法(ハードウェアの接続、HyperRAMプロトコル、ソース・コード、パフォーマンスを含む)。
AN13028 i.MX RTでのHyperRAM/PSRAMの高度な使用方法 このアプリケーション・ノートでは、i.MX RT MCUでFlexSPIと組み合わせた場合のHyperRAM/PSRAMの高度な使用方法(FlexSPIプリフェッチ機能、HyperRAM/PSRAMのリフレッシュ間隔、HyperRAMデバイスのサポートなど)について説明しています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。外部メモリに関するいくつかの一般的なサンプルを以下に挙げます。

FlexSPIハイパー・フラッシュ・ポーリング転送サンプル

ポーリングでのFlexSPIドライバの使用方法。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/driver_examples/flexspi/hyper_flash/polling_transfer

FlexSPI NORポーリング・サンプル

ポーリングでのFlexSPIドライバの使用方法。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/driver_examples/flexspi/nor/polling_transfer

SDRAMCサンプル

SEMCコントローラ・ドライバを使用して外部SDRAMチップを初期化する方法。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/driver_examples/semc/sdram

ツールとリファレンス

MCUXpressoセキュア・プロビジョニング・ツール  NXPのi.MX RTでブート可能な実行ファイルを簡単に生成およびプロビジョニングできるようにする、GUIベースのアプリケーション。

セキュリティと整合性

i.MX RT1050はセキュア・バイ・デザインであり、セキュアなシステム・オン・チップ (SoC) を駆動するセキュアなソフトウェアによってサポートされています。

ドキュメントとビデオ 説明
i.MX RTセキュア・ブート・ラボ・ガイド i.MXファミリのセキュア・ブート機能の使用方法について説明しています。これには、キー・ペアと証明書の生成、leftosbツールを使用したヒューズのプログラム、ファームウェアの署名などの方法が含まれます。
i.MX RT10xxクロスオーバーMCUでのセキュア・ブート セキュア・ブート機能と、MCUXpressoセキュア・プロビジョニング・ツールを使用してそれらを構成する方法について詳しく説明しています。
MCUXpressoセキュア・プロビジョニング・ツールのスタート・ガイド この一連のビデオでは、ツールの基本的な説明に加え、i.MX RT1060評価キットで利用できるさまざまなプロビジョニングの種類とブート・デバイスを紹介するツールのライブ・デモを視聴できます。
セキュア・ブートのウェビナーとデモ 最新のNXPソフトウェアとツールを使用して、i.MX RT10xx MCUをベースとした設計にブート認証と暗号化機能を統合できます。セキュア・ブート機能と、MCUXpressoセキュア・プロビジョニング・ツールを使用してそれらを構成する方法について詳しく説明しています。
今日のセキュリティ要件を満たす:クロスオーバー・プロセッサでエンド・ツー・エンドのセキュリティを実現 IoTのエンド・ノードとエッジ・ノードが満たすべき共通のセキュリティ目標と、エンド・デバイスで信頼の基点を実現するために必要な手順やツールについて説明します。
AN12800 セキュリティのためのi.MX RT10xxのヒューズ・プロビジョニング セキュアなアプリケーションには、セキュリティ機能に関連しないヒューズもあり、設定が必要な場合があります。このドキュメントでは、セキュアなアプリケーションのためのヒューズのプロビジョニングについて説明し、ヒューズの設定に関する推奨事項を提供します。
AN12419 i.MX RT10xx用セキュアJTAG このドキュメントでは、i.MX RT10xx MCUファミリのセキュアJTAGの使用方法について説明します。
AN12901 DCP – キー管理の方法 i.MX RT10xxは、AES (Advanced Encryption Standard) 暗号化とハッシュ機能をサポートするデータ・コプロセッサ (DCP) ブロックを備えています。このアプリケーション・ノートでは、さまざまなキーでAESブロックを使用する方法と、キーを管理する方法について説明します。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。セキュリティと整合性に関するいくつかの一般的なサンプルを以下に挙げます。

DCPサンプル

KSDKソフトウェアを使用し、DCPソフトウェア・ドライバでいくつかの暗号化アルゴリズムを実装するデモ・プログラム。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/driver_examples/dcp

BEEサンプル

QSPIメモリ領域に格納されたデータのオンザフライ復号化のためにBEEドライバを設定する方法を示します。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/driver_examples/bee

Mbedtlsサンプル

プログラムは、暗号化アルゴリズムのベンチマークとテストを実行します。(オプションのmbedTLSミドルウェア・パッケージが必要です)

パス:

/boards/evkbimxrt1050/mbedtls_examples/

ツールとリファレンス

ワンストップ・セキュア・ブート・ツール: NXP-MCUBootUtility  NXP MCUセキュア・ブート用に特別に設計されたGUIツール。NXPの公式セキュリティ・イネーブルメント・ツールセットのすべての機能が含まれており、グラフィカル・ユーザー・インターフェースの完全な動作をサポートします。

MCUXpressoセキュア・プロビジョニング・ツール  NXPのi.MX RTでブート可能な実行ファイルを簡単に生成およびプロビジョニングできるようにする、GUIベースのアプリケーション。

RT1050セキュリティ・リファレンス・マニュアル

有線通信

ドキュメントとビデオ 説明
NXPマイクロコントローラ用の有線通信ミドルウェア MCUXpresso SDKで提供される有線通信ライブラリとサンプルについて説明しています。
NXPのMCUXpresso SDKのCANopen NXP MCUXpresso SDKに含まれるEmSA CANopenライブラリの使用方法。
i.MX RT1064とLPC55を使用したCANopenおよび組込みウィザードのデモ i.MX RT1064とLPC55S16デモ・ボードを使用した、NXP MCUXpresso SDKのさまざまなミドルウェア・コンポーネントを組み合わせたデモ。
AN12822 RT1050におけるFlexIOによる8080バスのエミュレート FlexIOモジュールを使用して、8080パラレル・バスのエミュレートや8080バス・インターフェースでのグラフィックTFT LCDの駆動を行う方法。
AN12679 NXPのSDKをベースにしたi.MX RTへの高速RS-485アプリケーションの実装 NXP i.MX RTシリーズEVKにRS-485通信を実装する方法、およびNXP MCUXpresso SDKベースのソフトウェアを設計する方法。
AN12103 i.MX RT1050ベースのシンプルなUVCデバイスの開発 UVCは、デスクトップ・ビデオ・カメラ(ウェブカメラ) 、デジタル・ビデオカメラ、静止画カメラなどの用途で広く使用されています。このドキュメントでは、シンプルなUVCデバイスの開発方法について説明し、デモ・アプリケーションのハードウェア・プラットフォームとソフトウェア・プラットフォームについて紹介しています。
MCU Tech Minutes | CANopenとMCUXpressoのスタート・ガイド EmSAのCANopenスタックを含むSDKをダウンロードして、1つのマネージャと1つのデバイスのCANopenネットワークをセットアップする方法について説明しています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。有線通信に関するいくつかの一般的なサンプルを以下に挙げます。

CANopenサンプル

最小限のCANopenマネージャとCiA 401汎用I/Oデバイスを実装します。(オプションのCANopenミドルウェア・パッケージが必要です)

パス:

/boards/evkbimxrt1050/canopen_examples/

Lwipサンプル

ICMPプロトコルを使用するlwIP TCP/IPスタックのさまざまなデモとサンプル。(オプションのlwIPミドルウェア・パッケージが必要です)

パス:

/boards/evkbimxrt1050/lwip_examples/

USBサンプル

SDKには、ホストおよびデバイスの操作に関するUSBサンプルが複数含まれています。(オプションのUSBホスト、デバイス、OTGスタック・ミドルウェア・パッケージが必要です)

パス:

/boards/evkbimxrt1050/usb_examples/

AWSイーサネット・サンプル

Amazon FreeRTOS認定 (AFQ)、デバイス設定、AWS Greengrass discovery、Androidモバイル・アプリケーションによるリモート・コントロール、shadow lightbulbのデモ。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/aws_examples

ツールとリファレンス

CANopenおよびCANopen FDを使用した堅牢なネットワーク通信の開発を加速  NXPはEmSAと連携し、CANopenをイネーブリング・ソフトウェア・テクノロジとして提供しています。MCUXpresso SDKでは、MicroCANopen Plus v7.0をベースに完全に統合されたCANopenライブラリが提供されています。

NXP SDK向けEmSA CANopenライブラリのユーザー・マニュアル

ワイヤレス・コネクティビティ

ドキュメントとビデオ 説明
NXPおよびPanasonicのi.MX RTおよびWi-Fiソリューション i.MX RTクロスオーバーMCUと、デュアルバンドPAN9026 Wi-Fi 4 + Bluetooth™ 5.0無線モジュールを含む対応Wi-Fi®モジュールをご覧ください。
NXPマイクロコントローラのクラウド・コネクティビティ Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud IoTなどのクラウド・サービスの統合をサポート。
i.MX RTプラットフォームを使用したNXP Wi-Fiモジュールのスタート・ガイド このガイドには、i.MX RT EVKでNXPのWi-Fi SoCを使用できるようにするサード・パーティのさまざまなモジュールが記載されています。
AN12257 LoRaを使用したIoTデバイスのセキュアな接続 このドキュメントでは、ゲートウェイとエンド・デバイス間でLoRaを使用してIoTのセキュアな接続を確立する方法について説明しています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。ワイヤレス・コネクティビティに関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

AWS Wi-Fiサンプル

Amazon FreeRTOS認定 (AFQ)、デバイス設定、AWS Greengrass discovery、Androidモバイル・アプリケーションによるリモート・コントロール、shadow lightbulbのデモ。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/aws_examples

Wi-Fiサンプル

CLIサポートの使用例、iPerfネットワーク・パフォーマンス測定、Wi-Fiテスト・モード・サンプル、Wi-Fi設定ユーティリティのデモ。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/wifi_examples

パワーマネジメント

ドキュメントとビデオ 説明
AN12085 i.MX RT低消費電力機能の使用方法 i.MX RTシリーズでの低消費電力アプリケーション設計に関するポイントを説明します。
AN12094 i.MX RT1050の消費電力と測定 このドキュメントでは、ラン・モードと低消費電力モードの構成を含むi.MX RT1050の消費電力と、異なる電力モードでの消費電力について説明します。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。パワー・マネジメントに関する一般的なサンプルを以下に挙げます。

電力モード切り替えのデモ

ベア・メタルまたはRTOS向けのKSDKにおける各種電力モードの使用方法を示すデモです。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/demo_apps/power_mode_switch

オーディオ

ドキュメントとビデオ 説明
NXPマイクロコントローラのオーディオ・ソフトウェア ミドルウェア、サンプル・アプリケーション、MCUXpresso Config Tools、パートナーによる高度なオーディオ・アプリケーション向けソリューション。
AN12090 SAIのマルチチャネル機能の使用 このドキュメントでは、7.1サラウンド・サウンド・システムのテクノロジ(SAIおよびFLACを含む)を紹介し、マルチチャネルSAI機能を使用して正確かつパフォーマンスに優れた方法で動作するアプリケーションを開発する方法について説明しています。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。モータ制御に関するいくつかの一般的なサンプルを以下に挙げます。

SAIのデモ

複雑なデジタル・オーディオの再生と録音の事例を紹介するデモです。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/demo_apps/sai

SAI周辺機器のデモ

複雑なデジタル・オーディオの再生と録音の事例を紹介するデモです。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/demo_apps/sai_peripheral

SAIドライバのサンプル

EDMA、割込み、録音、再生機能でSAIドライバを使用する方法。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/driver_examples/sai

I2Sデモ

EDMAと割込みでflexio_i2sドライバを使用する方法。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/driver_examples/flexio/i2s

USBオーディオのサンプル

ベア・メタルとFreeRTOS向けのオーディオ録音と再生のサンプル。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/usb_examples

ディスプレイとグラフィックス

ドキュメントとビデオ 説明
NXPマイクロコントローラ用のグラフィックス 複雑さの異なるさまざまな組込みGUIを開発するための、複数のパートナーのグラフィックス・ライブラリおよびツール。
NXP MCUと組込みウィザードを使用したリアルタイム・インダストリアルHMIシステムへのグラフィックスの実装 NXPはTARA Systemsと連携し、組込み型のウィザードをイネーブリング・ソフトウェア・テクノロジとして提供しています。
組込み型ウィザードとMCUXpressoのスタート・ガイド 組込み型ウィザードを含むSDKをダウンロードして、サンプル・プロジェクトをデバイスで起動して実行する方法について説明しています。
i.MX RT1060でのグラフィックの作成 i.MX RTでのグラフィックス開発の方法について説明しています。i.MX RTは、GUI向けの高度なマルチメディアを使用した製品設計と、拡張されたヒューマン・マシン・インターフェース (HMI) エクスペリエンスをサポートします。
i.MX RT10xx MCUとCrank Storyboardを使用したリアルタイム・インダストリアルHMIシステムへのグラフィックスの実装 NXPはCrank Softwareと連携し、Storyboardをイネーブリング・ソフトウェア・テクノロジとして提供しています。
魅力的なGUIの作成を簡素化 MCUXpresso SDKの組込みウィザードの紹介。
AN12302 i.MX RTのeLCDIF RGBモードのユース・ケース MIMXRT1050-EVKBボードにeLCDIF(強化された液晶ディスプレイ・インターフェース)を使用したサンプル。
MCU Tech Minutes | emWinとAppWizardを使用したGUIの開発 SEGGAR AppWizardツールのさまざまな機能を使用して、emWinベースのすぐに実行できる完結したプロジェクトを簡単に作成する方法。
GUI Guiderのスタート・ガイド このデモでは、GUI Guiderを使用して魅力的な組込みGUIを簡単に設計する方法を紹介します。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。ディスプレイとグラフィックスに関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

Crank Storyboardサンプル

起動の確認、画面へのグラフィックのレンダリング、storyboardエンジンのデモのサンプル(オプションのCrank Storyboard GUIミドルウェア・パッケージが必要です)。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/crank_storyboard_examples

EmWinサンプル

emWinライブラリを使用してテキストとグラフィカル・ウィジェットをレンダリングする方法を紹介します。(オプションのemWinミドルウェア・パッケージが必要です)。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/emwin_examples

Embedded Wizard GUIサンプル

さまざまなデモで、Embedded Wizard GUIによるソリューションの開発方法を紹介します。(オプションのEmbedded Wizard GUIミドルウェア・パッケージが必要です)

パス:

/boards/evkbimxrt1050/ew_gui_examples

JPEGサンプル

SDカードからJPEG画像を読み取り、デコードして、LCDパネルに1つずつ表示します(オプションのJPEGライブラリ・ミドルウェア・パッケージが必要)。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/jpeg_examples

LittleVGLサンプル

LittleVGLウィジェットのデモです(オプションのLVGLミドルウェア・パッケージが必要)。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/littlevgl_examples

カメラ・インターフェース

IMIXRT1050EVKに対応し、MCUXpresso SDKカメラ・インターフェース・サンプルで使用されているLCDパネルは、RK043FN01H-CTです。

ドキュメントとビデオ 説明
AN12110 i.MX RTシリーズを使用したカメラ・アプリケーションの開発 NXP i.MX RT1050プロセッサを使用してHDカメラ・アプリケーションを開発する方法。
i.MX RT EVKへのカメラとLCDの接続 LCDとカメラをi.MX RTボードに接続する方法と正しく接続されているかテストする方法。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。カメラ・インターフェースに関するいくつかの一般的な例を以下に挙げます。

CSI CCIR656

このプロジェクトでは、CSIドライバを使用してカメラ・データを受信する方法を示しています。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/csi/ccir656

CSI RGB565

このプロジェクトでは、CSIドライバを使用してカメラ・データを受信する方法を示しています。

パス:

/boards/evkbimxrt1050/csi/rgb565

音声

ドキュメントとビデオ 説明
音声処理 無料の音声認識テクノロジを含む、NXPのさまざまな音声制御およびコミュニケーション用ソフトウェアとソリューション。
AN13065 TensorFlow Liteインターフェースでの性別音声認識 このドキュメントでは、TensorFlowモデルで性別音声オーディオのサンプルと分類のトレーニングを行う手順について説明します。
AN12975 AzureWave AW-NM372SM WiFi/BT向けMCU Alexa音声ソリューション・サポート AzureWave AW-NM372SM IEEE802.11b/g/n W-LANおよびBluetoothモジュールをサポートするようにSLN-ALEXA-IOTハードウェアおよびソフトウェアを変更する方法。

ツールとリファレンス

NXP EdgeReady MCUベースのAlexa音声サービス  このソリューションは、i.MX RTクロスオーバーMCUを活用しており、開発者は迅速かつ簡単にAlexa音声アシスタント機能を自社製品に追加することが可能です。

機械学習

機械学習 (ML) は一般的に、人間が生み出した抽象概念の分類、認識、予測が求められる用途に幅広く対応します。画像認識、ジェスチャー認識、異常検出、音声のテキスト変換、テキストの音声変換、ASR、情景認識など、多くの例が挙げられます。ここでは、特に画像やビデオのストリームに適用されるNXP MLツールに焦点を当てます。音声とオーディオのセクションで、含まれているサンプルを参照しています。

ドキュメントとビデオ 説明
eIQ® MLソフトウェア開発環境 NXPのMCU、i.MX RTクロスオーバーMCU、i.MXファミリSoCで、MLアルゴリズムを使用できるようになります。eIQソフトウェアには、推論エンジン、ニューラル・ネットワーク・コンパイラ、最適化されたライブラリが含まれています。
i.MX機械学習ユーザー・ガイド NXPのi.MX向けeIQ UMツールキットは、NXPのマイクロコントローラとアプリケーション・プロセッサを対象とした機械学習向けのライブラリと開発ツールのセットです。
i.MX RTにおけるeIQのスタート・ガイド eIQをダウンロードしてMCUXpresso IDE、IAR、Keil MDKで実行する方法を紹介します。
eIQファクト・シート NXPのi.MXおよびMCU向けの機械学習ソフトウェア - ライブラリ、サンプル・アプリケーション、推論エンジン。
i.MX RT向けeIQ Glowラボ 手書き数字の認識モデルのサンプルを実行して、Glowニューラル・ネットワーク・コンパイラ・ツールの使用方法を学びます。以下に、このラボのステップ・バイ・ステップ・ビデオを紹介しています。
i.MX RT6xx向けeIQ(TensorFlow Liteライブラリ)のデモの作成 最新のi.MX RT 6xx SDKには機械学習やAIのデモが含まれていないため、これらのデモは開発者自身で作成する必要があります。この記事では、独自のeIQ(TensorFlow Liteライブラリ)デモの作成手順について説明しています。
i.MX RTでのeIQ転移学習ラボ モデルに対して転移学習を実行し、i.MX RT1060プラットフォームでそのモデルを実行する方法を紹介しています。
AN13001 Glowのメモリの分析 Glowコンパイラによって生成されたGlowメモリ情報を理解し、特定のモデルに必要なメモリを計算する方法を紹介します。このコンパイラは、モデルの実行に必要な最小メモリ・サイズを測定するために使用できます。
AN12766 Tensor Flow LiteのK-Meansクラスタリングを使用した、eIQによる異常検出 異常検出を使用した機械状態監視アプリケーションを実現する手順を紹介します。
AN12781 CMSIS-NNライブラリを用いたMNISTデータセットでのCaffeモデルの開発 MNISTデータセットの手書き数字でCaffeモデルをトレーニングするプロセスについて説明しています。トレーニングされたCaffeモデルは、i.MX RTプラットフォームで実行可能なソース・ファイルに変換されます。
ハンズオン・ワークショップ:i.MX RTクロスオーバーMCUを使用した機械学習の実装 開発環境としてMCUXpressoを使用し、最新のi.MX RTクロスオーバーMCUにトレーニング済みニューラル・ネットワーク・モデルを実装する方法について解説しています。
Glowニューラル・ネットワーク・コンパイラ向けeIQ MLソフトウェアのスタート・ガイド i.MX RT1060評価キットで動作するGlowニューラル・ネットワーク・コンパイラを使用して、モデルをターゲット・デバイス向けのマシン実行可能バイナリに変換する方法。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。機械学習に関するいくつかの一般的な例を以下に示します。

eIQサンプル

CMSIS-NNモデル、Glowモデル、TensorFlow Liteモデルを使用した物体検出のデモ用のサンプルが複数用意されています。(オプションのeIQミドルウェア・パッケージが必要です)

パス:

/boards/evkbimxrt1050/eiq_examples

モータ制御

モータ制御は、複雑かつ高度な技術です。モータの数、モータのタイプ、モータ・ドライバがセンサ付きかセンサレスかに応じて複雑さが大きく異なり、困難な問題に陥りがちです。

NXPはすぐに使用できるモータ制御アルゴリズム(ミドルウェア)を数多く提供していますが、最初はMCUXpresso SDKに含まれているFreeMasterのサンプルを使用することをお勧めします。これらのサンプルでは、組込みソフトウェア・アプリケーションの実行時の設定および調整を可能にするユーザー・フレンドリーなリアルタイム・デバッグ・モニタおよびデータ可視化ツール、FreeMASTERランタイム・デバッグ・ツールを活用しています。

FreeMASTERは、実行中のシステムでの変数の非割込み型監視をサポートするとともに、オシロスコープに似たディスプレイに複数の変数を標準のウィジェット(ゲージやスライダーなど)またはテキスト形式のデータとして表示可能で、シンプルに使えるデータ・レコーダを実現できます。また、HTML、MATLAB®、Excelや他のスクリプト可能なフレームワーク、さらにはNode-REDのような人気の高いビジュアル・プログラミング・ツールともリンクできます。

ドキュメントとビデオ 説明
i.MX RTでモータを回転させる このプレゼンテーションでは、BLDCモータ、PMSMモータ、ACIMモータを回転させるためのMCUの要件、モータ制御の基本およびフレームワーク、i.MX RTでのモータ制御の実装方法をご紹介します。
AN12214 MIMXRT10xx EVKでのPMSMフィールド指向制御 三相永久磁石同期モータ (PMSM) 向けの、センサ使用またはセンサレスの速度/位置モータ制御ソフトウェアの実装について説明しています。
MIMXRT10xx EVKでのPMSMフィールド指向制御のユーザー・ガイド ほとんどの一般的なIDEにおける永久磁石同期モータ (PMSM) プロジェクトのオープン、コンパイル、デバッグ、実行の方法と、NXPのFreedom PMSMパワー・ステージおよびi.MX RT10xx評価キットを完全なモータ制御リファレンス・デザインに変える方法をステップ・バイ・ステップで紹介するガイドです。
AN12659 NXPクワッド・モータ制御開発プラットフォームHWの概要 NXPのクワッド・モータ制御開発プラットフォームのモジュール型アーキテクチャについて説明し、さまざまなコンポーネントのハードウェアを詳しく紹介しています。
AN12200 i.MX RTにおけるデュアルFOCサーボ・モータ制御 NXPのi.MX RT1020プロセッサを使用したデュアル・サーボのデモについて説明しています。他のi.MX RT製品をベースにしたモータ制御アプリケーションを開発するためのリファレンスとして活用できます。
FreeMASTERのハウツー FreeMASTERツールを使用するエンジニアのためのスタート・ガイド。
FreeMASTER 3.0インストール・ガイド この記事では、FreeMASTER 3.0のインストール手順について説明しています。
4部構成のFreeMASTERウェビナー・シリーズ オンデマンド・トレーニングでは、FreeMASTERソフトウェアの概要、特長、機能、利用可能なサンプル、アプリケーションのユース・ケースのほか、簡単に始めるための方法について説明します。

MCUXpresso SDKサンプル

SDKには複数のサンプル、デモ、ドライバが含まれており、初めて使用する際に役立ちます。モータ制御に関するいくつかの一般的なサンプルを以下に挙げます。

ACIM

ACインダクション・モータのミドルウェア。

パス:

/middleware/acim

BLDC

ブラシレスDCモータのミドルウェア。

パス:

/middleware/bldc

Freemaster

モータ制御向けFreemasterミドルウェアのサンプル。

パス:

/middleware/freemaster

PMSM

永久磁石同期モータのミドルウェア。

パス:

/middleware/pmsm

ツールとリファレンス

RTCESLライブラリ  基本的な数値演算から高度な変換やオブザーバまで網羅したアルゴリズム・セットで、複雑なリアルタイム制御アプリケーションに容易に組み込むことができます。また、NXPのモータ制御リファレンス・デザインでも使用されています。

AMCLIBユーザー・ガイド  高度なモータ制御ライブラリ (AMCLIB) について、およびARM Cortex M7Fコア・ベースのマイクロコントローラ・ファミリ向けに最適化された機能について説明しています。

クワッド・モータ制御開発プラットフォーム  1つのi.MX RT1050クロスオーバーMCUで最大4つの異なるモータを制御しながら、有線またはワイヤレスのコネクティビティとHMIインターフェースを管理する方法を示しています。

Tera Termチュートリアル

Tera Termチュートリアル

Tera Termは、広く利用されているオープン・ソースのターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。

  1. SourceForgeからTera Termをダウンロードします。ダウンロードしたら、インストーラを実行し、このウェブページに戻って手順を続行します。
  2. ダウンロード

  3. Tera Termを起動します。初めて起動する際には、次のダイアログが表示されます。シリアル・オプションを選択します。ボードが接続されている場合は、COMポートが自動的にリスト内に表示されます。
  4. Tera-Term-Connection
  5. 事前に確認したCOMポート番号を使用して、シリアル・ポートをボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。この設定は[Setup(セットアップ)]>[Serial Port(シリアル・ポート)]から行うことができます。
  6. 接続が確立されているか検証します。確立されている場合、Tera Termのタイトル・バーに次のように表示されます。
  7. Tera-Term-Console
  8. 以上で設定は完了です

PuTTYチュートリアル

PuTTYチュートリアル

PuTTYは、広く利用されているターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。

  1. 下のボタンをクリックしてPuTTYをダウンロードします。ダウンロードしたら、インストーラを実行し、このウェブページに戻って手順を続行します。
  2. ダウンロード

  3. 選択したダウンロードのタイプに応じて、ダウンロードした*.exeファイルをダブルクリックするか、[Start(スタート)]メニューから選択して、PuTTYを起動します。
  4. 表示されたウィンドウで設定を行い、[Serial(シリアル)]ラジオ・ボタンを選択して、事前に確認したCOMポート番号を入力します。ボーレートもあわせて指定します。今回は「115200」を入力します。
  5. PUTTY-Configuration
  6. [Open(開く)]をクリックして、シリアル接続を確立します。ボードが接続されていて、正しいCOMポートが入力されていれば、ターミナル・ウィンドウが開きます。設定が正しくない場合は、アラートが表示されます。
  7. 以上で設定は完了です

サポート

トレーニング

トレーニング 説明
MCUXpresso IDEとMCUXpresso Config Toolsを使用した基本的なアプリケーション開発 この3部構成のビデオ・シリーズでは、インポートされたSDKサンプル・プロジェクトを使用する際や新規プロジェクトを作成する際における、MCUXpresso IDEとConfig Tools間の基本的なインタラクションについて取り上げています。
MCU Tech Minute - i.MX RTシリーズの主な機能と利点 i.MX RTシリーズの主な機能と利点のいくつかをショート・ビデオで紹介しています。
i.MX RT10xxトレーニング この製品に関するNXPのオンデマンド・トレーニング、ハウツー・ビデオ、およびウェビナーの全リスト。

フォーラム

NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、i.MX RT10xxを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。

製品フォーラム:

ソフトウェア・フォーラム: