NXPでは、2022年も引き続きDE&Iを推進してきました。この年は、2025年の野心的なレプレゼンテーション目標の達成に向けた前年比の進展、および組織内に包括性をさらに浸透させるための取り組みを振り返ることから始めました。

2022年のハイライト

  • Winning Culture SurveyへのDE&Iに関する質問の導入

    チームメンバーの経験と帰属意識に関してより深い知見を得るために、提携先である第三者の調査会社と協力し、チームメンバーへの調査に多様性、公平性および包括性に関する質問を導入しました。IDLのチームメンバーの89%がこの調査に参加しました。最も評価が高かった3つのカテゴリーは、連携、当事者意識、DE&Iでした。さまざまな従業員の属性にわたって調査結果を評価した結果、社内のチームメンバーには、帰属意識と包括性を強く実感していない孤立した集団がいくつか存在していることが分かりました。これらのグループのチームメンバーとのフォーカス・セッションを行い、採用、定着、人材開発、帰属意識、コミュニケーションが機会領域であることが明らかになりました。弊社は、フォーカス・チームと協力し、これらの機会領域の改善および帰属意識と包括性の向上を目標とした堅牢なアクション・プランを策定しました。

  • ピープル・マネージャへの「無意識の偏見」に関するトレーニングの実施

    この年には、社内の全てのピープル・マネージャに対して無意識の偏見に関するトレーニングを実施する計画について発表しました。この取り組みは、年初にNXPのマネジメント・チーム (MT) が先陣を切ってセッションを完了させることで開始され、続いてERG(従業員リソース・グループ)のメンバーへのセッションが行われました。トレーニングは、2,800名を超えるすべてのマネージャが完了するまで継続されます。

  • 多様性&包括性協議会の設置

    NXPは2022年8月に、多様性、公平性、包括性に関するグローバルで戦略的な取り組みを進めるための推進組織、リソース、管理主体として多様性&包括性協議会を設置しました。この協議会には、社長兼CEO、最高人事責任者、最高サステナビリティ責任者、グローバル・オペレーション担当上級副社長、戦略担当最高幹部、DE&I担当VP兼最高幹部など社内の多くの上級幹部のほか、ビジネスおよび戦略のリーダーやERGのメンバーが参加しています。

  • 多様な人材の採用への重点的取り組み

    NXPでは、管理職に多様な候補者を立てることを継続して実践しており、また該当する場合、社内の紹介制度を通じて有能またはアンダーレプレゼンテッド(代表の割合が低い)のマイノリティが採用された際の従業員紹介プログラムの報奨金を増額しました。このプロセスとの整合性を確認するために、毎月、リーダーおよび人材獲得チームによるレビューが行われています。

  • 離職時インタビュー・プロセスの導入

    グローバル・レベルでの女性および米国国内のマイノリティのチームメンバーの自然減に何が影響しているのかをより深く把握するために、特定の役職レベルのチームメンバーが離職する前にDE&I担当VP兼最高幹部に直接フィードバックを行う機会を提供する、離職時インタビュー・プロセスを実施しました。離職時インタビューへの参加案内は、解雇通知を受けたチームメンバーにも適用されています。

  • 「Bloomberg Gender Equality Index」に参画

    NXPは、2年連続で「Bloomberg Gender Equality Index(男女平等指数)」に参画し、男女平等、報告の透明性、包括的な職場への取り組みを示すと同時に、業界内での比較を可能にするデータセットの作成に貢献しました。

  • ERGの拡張

    新しいERGであるUnited Veteransは、現役軍人および米国の退役軍人を支援しています。