分散型アーキテクチャ向けワンチップRFCMOS車載レーダーSoC
SAF86XX アラートの受信
- 製造開始前
- このページでは、試作品の情報を掲載しています。ここに記載されている仕様や情報は、予告なく変更されることがあります。追加情報については、 または営業担当者にお問い合わせください。
SAF86xxは、将来の分散型車載レーダー・アーキテクチャをサポートする高集積ワンチップRFCMOSレーダーSoCです。内蔵RFCMOSチップには、4つのトランスミッタ、4つのレシーバ、AD変換、位相回転子、低位相ノイズVCO、BBE32EP DSP、Arm® Cortex ®-M7コア、およびSRAMが搭載され、近距離、中距離、長距離の車載レーダー・アプリケーションのさまざまなユース・ケースをサポートします。前処理済みのレーダー・データ（ギガビット・イーサネット上の圧縮または非圧縮Range-FFTなど）をレーダーの後処理ユニットに提供します。SAF86xxは、ASILレベルBをサポートする機能安全規格ISO 26262、およびサイバーセキュリティ・リスク管理のエンジニアリング要件を規定するISO/SAE 21434に準拠して開発されています。HSEセキュリティおよびMACsecエンジンを通じて、最新のセキュリティ要件を満たしています。
製品詳細
特長
高集積トランシーバ
- 76～81 GHz帯で動作
広帯域幅
- 合計帯域幅5 GHz
- 最大4 GHzの有効チャープ帯域幅
高性能RFトランシーバ
- 電源出力の強化
- 低い雑音指数
- 低い位相雑音
リアルタイム演算
- Arm® Cortex®-M7 (320 MHz)
レーダー処理アクセラレーション
- BBE32ベクトルDSP (320 MHz)
オンボード・メモリ
- 2 MB SRAM、ECC付き
小型パッケージ
- フットプリント11.95 mm x 14.00 mmのLauncher-in-Packageバリアントを提供
柔軟性の高いインターフェース
- SGMIIギガビット・イーサネット10/100/1000 Mbit/s × 1
- LinFlexD/Uart x 1、CAN-FD x 1（オプション）
- CSI-2
将来を見据えたセキュリティ
- ハードウェア・セキュリティ・エンジン (HSE)
- EVITA Full、SHE+、ISO/SAE 21434準拠
- MACsec
機能安全
- ISO 26262のSEoOC手法に準拠して開発。ASIL Bのアプリケーションをサポート
- 機能安全監視回路を内蔵
幅広い用途
- 短距離から長距離までの用途をサポート
車載品質
- AEC-Q100
広い車載温度範囲
- 接合部温度-40～150°C
