NXPは、さまざまな分野で多くの機能IPブロックのライセンスを供与しています。IPブロックは、ロジック、セル、チップ・レイアウトのデザインの再利用可能な単位であり、さまざまなチップやロジックのデザイン構成要素として使用できます。
NXPはこのテクノロジを提供することで、チップ設計者が幅広いオンチップ・ソリューションでNXPの世界レベルの構成要素を活用できる機会を広げています。いくつかのIPブロックのライセンスには、関連するアプリケーション・ソフトウェアが含まれます。
実績のあるNXP IPブロックのライセンスを得ることで、開発コストを削減し、市場投入までの時間を短縮できる可能性があります。NXPは長年にわたりCPU/DSP/SWのライセンス・モデルとサポートを提供した経験があり、該当する分野ではパートナーとの協力体制を確立しています。
このウェブサイトでは、ライセンスを取得可能なIPブロックと、それをチップに組み込む方法をご紹介しています。
CoolFlux DSPは、ルーヴァンに拠点を置くNXPの超低消費電力デザイン・グループで、超低消費電力デザインに関する長年の経験を活かして開発された24ビット・オーディオDSPコアです。NXPはその後、ソフトウェア定義ラジオなどのベースバンド信号処理に最適化されたCoolFlux DSPファミリの新しいコア、CoolFlux BSPおよび32ビットCoolFlux BSP32を完成させました。また、小型の16ビットコアとして、音声処理およびインテリジェント・センサ信号処理に対応するCoolFlux DSP16LとCoolFlux DSP16が追加されました。
I3Cは全般として、I2CとSPIの主要な特性を包含して統合しながら、包括的でスケーラブルなインターフェースとアーキテクチャによって各アプローチの機能と性能を改善します。仕様では、モバイル機器業界、モバイル関連業界、組込みシステム業界で将来的に必要となるセンサ・インターフェース・アーキテクチャも想定されています。
高品質なチップによるUSBテクノロジのファミリです。コネクティビティ・インターフェースとしてUSBが広く使用されている、コスト重視の民生機器用途に最適です。すべてのUSB製品は業界標準のインターフェースと互換性があり、長年にわたってNXP製品ラインナップで量産された実績があります。
FlexRay通信コントローラ合成可能IPコアは、FlexRayコンソーシアムの創立メンバーであり、自動車業界向け半導体デバイスの世界的なサプライヤであるNXPによって提供されます。FlexRay通信システム・プロトコル仕様のバージョン2.1、リビジョンAに完全準拠しています。
FlexCANコントローラは、CANプロトコル (ISO 11898-1)、CAN with Flexible Data rate (CAN FD)、CAN 2.0 Bプロトコルの各仕様を実装する、高度に構成可能で合成可能なコアです。半導体メーカーとして実績のあるNXPのテクノロジを使用して製造されています。
ColdFireは世界で最も広く使用されている32ビット・プロセッサ・アーキテクチャの1つで、全世界で5億台以上のデバイスに導入されています。ColdFire IPは幅広い種類があり、コスト/パフォーマンス要件に合わせて最適なソリューションを選択できる柔軟性があります。さらに、ColdFireアーキテクチャで利用できる巨大な開発リソース・エコシステムも活用できます。
NXPのe200ファミリは、非常に高い性能が求められるコスト重視の組込みリアルタイム・アプリケーション向けに開発された、合成可能な高効率コアです。e200の4種類のコア（e200z0、e200z1、e200z3、e200z6）によって幅広い機能を実現でき、自動車、アビオニクス、ロボティクス、インダストリアル制御、医療機器、小型ネットワーク機器の各用途に対応します。
StarCore SC3900FPフレキシブル・ベクタ・プロセッサ (FVP) は、高性能の通信用DSPです。このコアを利用することで、WCDMA、HSPA+、TD-SCDMA、WiMAX、LTE、LTE Advancedなど、既存ワイヤレス規格と次世代ワイヤレス規格に対応したソフトウェア定義可能なラジオ・システムの物理層 (PHY) を効率的かつ柔軟に実装できます。