TJA1466-EVBのスタート・ガイド

最終更新日時: Apr 23, 2025 new サポート TJA1466X CAN FD PN - IO Evaluation Board

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ハードウェアの入手
  • 3

    ハードウェアの構成

1. パッケージの内容

NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリー寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、改善されたパフォーマンスを実現します。このページでは、JA1466-EVBボードをセットアップして使用する手順について説明します。

1.1 キットの内容と同梱物一覧

キットには以下のものが含まれています。

  • 組立て済み/テスト済みのTJA1466-EVB評価ボード(静電気防止バッグ入り)

1.2 追加ハードウェア

このボードの作業をする際は、キットの内容物のほかに以下のハードウェアが必要になります。

  • 12 V電源
  • FlexGUIアプリケーションを実行するためのWindows PCとUSBケーブル
  • NXPで入手可能なS32K148-Q176MCU評価ボード

1.3 ソフトウェア

USB経由でボードと通信する際に使用するTJA14xx-EVB設定用GUIソフトウェアをFlexGUIからダウンロードしてインストールする必要があります。このソフトウェア・パッケージには、S32K148-Q176マイクロコントローラ・ボード用のFlexGUIインストーラとFlexGUIファームウェアが含まれています。

2. ハードウェアの入手

TJA1466-EVBボードは、さまざまなマイクロコントローラ I/Oインターフェース環境でのTJA14xxの機能のテストおよび評価を容易にする目的で設計されています。TJA14xx-EVBファミリは、以下の評価ボードで構成されています。

  • TJA1445A-EVB
  • TJA1446B-EVB
  • TJA1465A-EVB
  • TJA1465B-EVB
  • TJA1466B-EVB
  • TJA1466C-EVB

TJA1445Bデバイスを評価する際は、TJA1465B-EVBを使用し、TJA1465BをTJA1445Bに置き換えてください。TJA1446Cデバイスを評価する際は、TJA1466C-EVBを使用し、TJA1466CをTJA1446Cに置き換えてください。TJA1446AおよびTJA1466Aでは1.8V VIO電源が必要な場合がありますが、これはS32K148EVBではサポートされていません。

2.1 ボードの説明

TJA1466B-EVBの上面図と下面図を図1に示します。ボードの寸法は42 mm x 78 mmです。基本的な機能をサポートするために必要なコンポーネントのみが含まれています。TJA1466-EVBを含む他の評価ボードもレイアウトはほぼ同じです。

Top and Bottom TJA1445A-EVB

Top and Bottom TJA1445A-EVB

2.2 ボードの特長

寸法:42 mm x 78 mm

  • ボードには、CANバス・フィルタ、終端、保護回路とともに、電源およびウェイクアップ回路が含まれています
  • LEDは、VBAT、VCC、およびVIO電源の供給状態を示します
  • ヘッダの列は、MCUインターフェースとアプリケーションの信号を接続するために提供されています

3. ハードウェアの構成

USB経由でボードと通信する際に使用するTJA1466-EVB設定用GUIソフトウェアをFlexGUIソフトウェアのページからダウンロードしてインストールする必要があります。

3.1 ハードウェアの構成

TJA1446B-EVBをS32K148-Q176マイクロコントローラ評価ボードと組み合わせて使用することで、マイクロコントローラ・ボードをTJA1446B-EVBとPC間のUSB/SPIインターフェースとして使用できます。

Conection Board TJA1445A-EVB

Conection Board TJA1445A-EVB

TJA14xx-EVBを接続する前に、ユーザー・マニュアルに詳細が記載されているように、FlexGUIファームウェアをS32K148EVBにインストールする必要があります。FlexGUIファームウェアをマイクロコントローラ・ボードにインストールしたら、表1に示すように、VIOおよびVCC電源ジャンパをオンにすることをお勧めします。ジャンパおよび使用可能な電圧レベルの詳細については、S32K148EVBのスタート・ガイドを参照してください。

製品 J7 (MCU VDD) J8 (5 V VCC) J18(3.3 Vソース)
TJA14x6A (1.8 V VIO) 非サポート[1] - -
TJA14x6B (3.3 V VIO) 1-2 (3.3 V) 1-2 1-2 (VBAT)
TJA14x6C (3.3 V~5 V VIO) 1-2 (3.3 V)[2] 1-2 1-2 (VBAT)[3]
TJA14x5A/B 1-2 (3.3 V) 1-2 1-2 (VBAT)

S32K148EVBボードが構成されたら、TJA1446B-EVBを接続する必要があります。S32K148-Q176ボードの詳細については、S32K148-Q176を参照してください。