FRDM-PF1550EVMのスタート・ガイド

最終更新日時： May 16, 2023サポート FRDM-PF1550EVM

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容

  • 2

    接続

  • 3

    ハードウェアの構成

  • 4

    ソフトウェアの入手

お客様の FRDM-PF1550EVM

このドキュメントの内容

1. パッケージの内容

NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリー寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、より優れたパフォーマンスを実現します。

このページでは、FRDM-PF1550EVMボードのセットアップ方法について説明します。

1.1 キットの内容/同梱物一覧

FRDM-PF1550EVMの内容は次のとおりです。

  • FRDM-PF1550EVM評価ボード
  • USB-miniケーブル（タイプAオス/タイプBオス）
  • クイック・スタート・ガイド

1.2 必要な機器

このキットを使用するには以下のものを用意する必要があります。

  • 5.0 V電源、または十分な給電能力を備えたUSB（最大の性能を得るには3.0 A以上）
  • KITPF1550GUIをインストールしたWindows PC
  • レギュレータ出力測定用の電圧計（オプション）
  • オシロスコープ（オプション）
  • バッテリー・パック3.6 V（リチウムイオン）

1.3 システム要件

このキットが正しく機能するには、次のソフトウェアが必要です。

  • Windows XP、Vista、7、8、10（32ビット版または64ビット版）のいずれかが動作するUSB対応コンピュータ

次へ接続

2. 接続

2.1 ボードの特長

  • PF1550 PMIC
  • EVBとPC間の通信リンクとしてFRDM-KL25Zを統合
デバイス 説明 特長
PF1550 I.MX 7ULP、6SL、6UL、6ULL、6SXプロセッサ向けのパワーマネージメント集積回路 (PMIC)
  • 調整可能な3つの高効率降圧レギュレータ、標準電流容量ごとに1.0 A
  • 3つの調整可能な汎用リニア・レギュレータ
  • バッテリー・チャージャ（JEITA準拠バッテリー温度センシング）
  • VBUSINの入力電圧範囲：4.1 V～6.0 V
  • LDO/ロードスイッチ・モード
  • DDRメモリ・リファレンス電圧
  • ワンタイム・プログラマブル (OTP) メモリによるデバイス構成

2.2 ボードの説明

FRDM-PF1550EVMボードは、PF1550パワーマネジメントICのすべての機能を評価できる、使いやすい回路基板です。この評価ボードにはFRDM-KL25Zが構成コンポーネントとして実装され、KITPF1550GUIとPF1550 PMICの間のインターフェースとして機能します。FRDM-KL25ZはFRDM-PF1550EVM上の回路を駆動するとともに、PF1550レギュレータの電圧をリアルタイムで監視してその値をGUIに表示するためのアナログ/デジタル・コンバータ (ADC) としても機能します。

2.3 ボード・イメージ

FRDM-PF1550EVMは、FRDM-KL25Zを搭載したPMICボードで構成されます。以下に、最終的な組み立て後の写真を示します。

Section NTB/section 2.3 – Fig 1

Section NTB/section 2.3 – Fig 1

前へパッケージの内容
次へハードウェアの構成

3. ハードウェアの構成

3.1 ハードウェアの構成

FRDM-KL25Z評価ボードは低コストで必要な機能を備えていることから、FRDMPF1550EVMキットと組み合わせて使用するために選択されました。FRDM-KL25Zボードは、NXPのKinetis KL2xマイクロコントローラ・ファミリによって使用可能となるUSB、内蔵LED、I/Oポートを使用します。ボードの底面にある4つのデュアル列Arduino™ R3コネクタを使用して、FRDM-PF1550EVMをFRDM-KL25Zに接続します。

テストに必要な推奨機器：

  • バッテリー・パック3.6 V（リチウムイオン）
  • コンピュータ
  • mini USBケーブル2本

3.2 イメージの構成

Section CH/section 3.2 – Fig 1

Section CH/section 3.2 – Fig 1

3.3 USBケーブルの接続

mini USBケーブルの一方の端子をFRDM-KL25ZボードのKL25ZのUSBポートに接続します。ケーブルのもう一方の端子をホスト・コンピュータに接続します。

前へ接続
次へソフトウェアの入手

4. ソフトウェアの入手

4.1 グラフィック・ユーザー・インターフェース

FRDM-PF1550EVM用のソフトウェアをダウンロードして実行します。

4.2 コンピュータにPF1550 GUIをセットアップする

  1. PF1550 GUI for 32-bitまたはPF1550 GUI for 64-bitをダウンロードします。PCにインストールされているシステムに応じて、32ビット版または64ビット版を選択します
  2. PC上の任意のフォルダにすべてのファイルを抽出します
  3. 評価ボードを接続する
  4. GUIを起動します（インストール不要、GUIはPF1550_GUI.jarファイルをクリックして直接起動できる）
  5. ハードウェアの構成
  6. PF1550 GUIを起動する

Section SW/section 4.2 – Fig 1

Section SW/section 4.2 – Fig 1

前へハードウェアの構成
次へ設計・リソース

設計・リソース

ボード情報

KTFRDMPF1550EVMユーザー・ガイドを参照してください。

関連リソース

製品概要

製品概要ページには、製品の特長についての概要と、作業の開始に役立つクイック・リンクがいくつか用意されています。PF1550は、低消費電力プロセッサ・システム向け1A Li+リニア・バッテリー・チャージャを備えたPMICに搭載されています。

ツール概要ページ

「概要」タブには、デバイスの概要、製品の特長、キット内容の説明、サポート対象デバイスのリスト（およびリンク）、関連製品のリスト（およびリンク）、「使用を開始する」セクションが含まれます。

  • 「概要」タブのウィンドウ左側で、ページ内リンク機能を探します
  • 「使用を開始する」リンクを選択して、各エントリを確認し、タイトルをクリックしてエントリをダウンロードします
  • 「概要」タブを確認したら、他の製品に関連するタブにアクセスして詳細を確認します。
    • ドキュメント：現在のドキュメントをダウンロードできます
    • ソフトウェア＆ツール：現在のハードウェアとソフトウェアのツール/ドライバをダウンロードできます
    • 購入/パラメータ：製品を購入し、製品のパラメータを表示できます。ファイルをダウンロードした後、セットアップ手順が記載されたユーザー・ガイドを含む全ファイルを確認してください
    • パッケージの構築：部品表 (BOM) とサポート回路図は、「概要」タブの「使用を開始する」セクションからもダウンロードできます

参考情報

低消費電力アプリケーション・プロセッサ向けのPF1550パワーマネジメント集積回路 (PMIC) のページに加えて、以下のページも参照してください。

製品ページ

アプリケーションのページ

ハードウェアのページ

ソフトウェアのページ

前へソフトウェアの入手
次へサポート

サポート

フォーラム

NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、FRDM-PF1550EVMを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。

前へ設計・リソース