お客様の素早い設計とより早い製品化を実現する、技術情報と専門知識をご紹介します。
1
接続2
ソフトウェアの入手3
ビルドと実行4
作成実際にFRDM-KL26Zを使ってみましょう。ショート・ビデオで手順を視聴するか、以下に記載された詳細な手順を参考にして、作業を進めてください。
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FRDM-KL26Zには、オンボード加速度センサを利用した「水準器」のデモが搭載されています。ボードが水平の場合、RGB LEDはオフのままです。ボードが傾いている場合、X軸の傾きに応じて赤色のLEDが、Y軸の傾きに応じて青色のLEDが点灯します。
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Kinetisソフトウェア開発キット (SDK) は無償で利用することができ、すべてのハードウェア抽象化およびペリフェラル・ドライバ・ソフトウェアが、オープン・ソースのライセンスに基づいてフル・ソース・コードで提供されます。
下のボタンをクリックして、お使いのコンピュータのOSに適したSDKリリースをダウンロードしてください。
Kinetis SDKを入手するSomething went wrong! Please try again.
NXPでは、Kinetis Design Studio (KDS) というツールチェーンを無償で提供しています。
問題ありません。Kinetis SDKは、IAR、Keil、コマンドラインGCCなどの他のツールをサポートしています。
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サンプル・アプリケーションの多くは、マイクロコントローラのUARTを介してデータを出力します。ボードの仮想COMポート用ドライバがインストールされているか必ず確認してください。ボードをPCに接続すると、インストールが自動的に開始します。ドライバが自動的にインストールされない場合は、こちらをクリックしてインストーラをダウンロードしてください。
シリアル・ポート・ドライバをインストールした状態で、お好きなターミナル・アプリケーションを実行し、マイクロコントローラのUARTからのシリアル出力を確認します。ターミナルをボーレート115,200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。FRDM-KL26Zの仮想COMポートのポート番号を調べるには、デバイス・マネージャを開き、「Ports(ポート)」グループを確認します。
ターミナル・アプリケーションの使用方法がわからない場合は、Tera TermチュートリアルまたはPuTTYチュートリアルのいずれかのチュートリアルをお試しください。
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Kinetis SDKには、デモ・アプリケーションやドライバのサンプルが多数付属しています。利用可能なサンプルを確認するには、SDKをインストールした場所にあるexamplesフォルダを参照し、FRDM-KL26Zボードを選択します (<sdk_install_directory>/examples/frdmkl26z)。
デモ・アプリケーションやドライバのサンプルの詳細については、にある「Kinetis SDK Demo Applications User's Guide(Kinetis SDKデモ・アプリケーション・ユーザー・ガイド)」をご覧ください。
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興味のあるデモ・アプリケーションやドライバのサンプルがいくつかあれば、それをビルドおよびデバッグする方法を知りたくなることでしょう。Kinetis SDKのスタート・ガイドでは、SDKでサポートされているすべてのツールチェーンのデモを設定、ビルド、およびデバッグする方法について、わかりやすく手順に沿って解説しています。
Kinetis Design Studio (KDS) IDEを使用してサンプル・アプリケーションを開き、ビルドやデバッグを行う方法については、下記のガイドをご覧ください。
KSDKでKDS IDEを使用する前にツールが最新であるか確認することを推奨します。以下の手順はWindows版のKDSを使用して説明されていますが、MacユーザーとLinuxユーザーの場合も同じです。
次の手順に従ってhello_worldアプリケーションを開きます。他のサンプル・アプリケーションでは、手順がわずかに異なる場合があります。アプリケーションによってはパスのフォルダ階層が深くなるためです。
注:Linux OSやMac OSでも、Windowsの場合と同じ手順を実行します。
サンプル・アプリケーション・プロジェクトを指定します。このプロジェクトは次のパスで見つけることができます。
このガイドでは、次の特定の場所を選択します。
FRDM-KL26Zボードには、工場出荷時にmbed/CMSIS-DAPデバッグ・インターフェースが搭載されています。ボードのデバッグOpenSDAアプリケーションを変更している場合、OpenSDAにアクセスして、ボードを更新または工場出荷時の状態に復元する方法をご確認ください。
注:Macユーザーは、KDS IDEを使用してダウンロードやボードのデバッグを行う場合、J-Link OpenSDAアプリケーションをインストールしておく必要があります。
SDAUSB USBポートとPCのUSBコネクタをUSBケーブルでつないでください Linux OSユーザーの場合のみ、ターミナルで次のコマンドを実行します。これにより、システムに「libudev」がインストールされます。libudevは、KDS IDEでデバッガを起動する際に必要となります
user@ubuntu:~$ sudo apt-get install libudev-dev libudev1
user@ubuntu:~$ sudo ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libudev.so /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libudev.so.0
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください
次の手順に従ってhello_worldアプリケーションを開きます。他のサンプル・アプリケーションでは、手順がわずかに異なる場合があります。アプリケーションによってはパスのフォルダ階層が深くなるためです。
目的のサンプル・アプリケーション・ワークスペースをまだ開いていない場合はここで開きます。ほとんどのサンプル・アプリケーション・ワークスペースのファイルは、次のパスに置かれています。
hello_worldデモをサンプルとして使用する場合、パスは次のようになります。
FRDM-KL26Zボードには、工場出荷時にmbed/CMSIS-DAPデバッグ・インターフェースが搭載されています。ボードのデバッグOpenSDAアプリケーションを変更している場合、OpenSDAにアクセスして、ボードを更新または工場出荷時の状態に復元する方法をご確認ください。
SDAUSB USBポートとPCのUSBコネクタをUSBケーブルでつないでください
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください
MDKツールをインストールした後、デバッグ目的でデバイスを完全にサポートするには、CMSIS (Cortex® Microcontroller Software Interface Standard) デバイス・パックをインストールする必要があります。このパックには、メモリ・マップ情報、レジスタ定義、フラッシュ・プログラミング・アルゴリズムなどが含まれています。下記の手順に従って、FRDM-KL26ZのCMSISパックをインストールしてください。
次の手順に従ってhello_worldアプリケーションを開きます。他のサンプル・アプリケーションでは、手順がわずかに異なる場合があります。アプリケーションによってはパスのフォルダ階層が深くなるためです。
目的のデモ・アプリケーション・ワークスペースをまだ開いていない場合は以下で開きます。
ワークスペース・ファイルの名前は、
FRDM-KL26Zボードには、工場出荷時にmbed/CMSIS-DAPデバッグ・インターフェースが搭載されています。ボードのデバッグOpenSDAアプリケーションを変更している場合、OpenSDAにアクセスして、ボードを更新または工場出荷時の状態に復元する方法をご確認ください。
SDAUSB USBポートとPCのUSBコネクタをUSBケーブルでつないでください
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください
ここでは、Kinetis SDKでサポートされているように、Arm GCCツールチェーンを使用してKSDKデモ・アプリケーションのビルドと実行を行う際に必要となるコンポーネントをインストールする手順について説明します。Arm GCCツールの使用方法はさまざまですが、今回の例では、Windows環境に焦点を当てています。ここでは省略しますが、GCCツールは、Linux OSやMac OS Xの環境でも利用できます。
GNU Arm Embeddedツールチェーン からインストーラをダウンロードして、実行します。これは実際のツールチェーンです(コンパイラ、リンカなど)。Kinetis SDKリリース・ノートに記載されている、サポート対象の最新バージョンのGCCツールチェーンを使用する必要があります。
MinGW (Minimalist GNU for Windows) 開発ツールは、サード・パーティ製のCランタイムDLL(Cygwinなど)に依存しないツール・セットを提供します。KSDKで使用されているビルド環境ではMinGWビルド・ツールを利用せず、MinGWとMSYSのベース・インストールを活用しています。MSYSは、Unix系のインターフェースと各種ツールを備えた基本シェルを提供します。
C:\MinGWを推奨しますが、他のどの場所にでもインストールできます 注:インストール・パスにスペースを含めることはできません。
Windows OSのPath環境変数に適切なアイテムを追加します。これは、[Control Panel(コントロール・パネル)]>[System and Security(システムとセキュリティ)]>[System(システム)]>[Advanced System Settings(システムの詳細設定)]の[Environment Variables...(環境変数)]セクションで設定します。パスは次のとおりです。
デフォルトのインストール・パスであるC:\MinGWを使用した例を以下に示します。パスが正しく設定されていないと、ツールチェーンは機能しません
注:PATH変数にC:\MinGW\msys\x.x\binが設定されている場合(KSDK 1.0.0向けの旧仕様)、これを削除してください。削除されていないと、新しいGCCビルド・システムが正しく機能しない場合があります。
C:\Program Files (x86)\GNU Tools Arm Embedded\4.9 2015q3
インストール・フォルダの正確なパス名については、GNU Arm GCC Embeddedツールのインストール・フォルダを参照してください
サンプル・アプリケーションをビルドする手順は次のとおりです。
サンプル・アプリケーションのプロジェクト・ディレクトリに移動します。パスは次のようになります。
このガイドの場合、実際のパスは次のようになります。
GCCツールを使用するには、J-Linkデバッグ・インターフェースが必要となります。ボードのOpenSDAファームウェアを最新のJ-Linkアプリケーションにアップデートするには、OpenSDAにアクセスしてください。J-Link OpenSDAアプリケーションをインストールしたら、「SEGGER Downloads 」からJ-Linkドライバとソフトウェア・パッケージをダウンロードします。
SDAUSB USBポートとPCのUSBコネクタをUSBケーブルでつないでください
デモ・アプリケーションの出力を格納するディレクトリに変更します。出力は、選択したビルド・ターゲットに応じて、次のいずれかのパスに格納されます。
このガイドの場合、パスは次のようになります。
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナル・ウィンドウにバナーが表示されます
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独自のプロジェクトを作成して、シンプルなSDKベースのアプリケーションを作成してみましょう。NXPでは、直感的に操作できるシンプルなプロジェクト作成ユーティリティを提供しています。このプロジェクト・ジェネレータにより、Kinetis SDKをベースとするカスタム・プロジェクトが作成できます。
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ZIPファイルを解凍したら、お使いのコンピュータのOSに適した「KSDK_Project_Generator」の実行ファイルをクリックして、ユーティリティを開きます。ツールの設定画面で、SDKのインストール・パスを指定して、プロジェクト名を入力し、リファレンスとして使用するボードを選択します。[Quick Generate(クイック作成)]ボタンをクリックして完了します。
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新しいプロジェクトは、に作成されます。ステップ3.3の手順に沿って、お使いのツール・チェーンでプロジェクトを開きます。
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では、実際に新規プロジェクトを作成し、無限ループでスピンする動作以外のことを実践してみましょう。SDKサンプルは、LEDやスイッチ、ペリフェラル・インスタンスといったアイテム向けのマクロや定義など、ボード固有のさまざまな処理の実行に必要なボード・サポート・パッケージ (BSP) を提供します。ここでは、説明をシンプルにするため、BSPマクロを使用してLEDを点滅させることにします。
次のコードを使用して、プロジェクトのmain.cファイルにあるmain()関数をアップデートします。
volatile int delay;
// Configure board specific pin muxing
hardware_init();
// Initialize the UART terminal
dbg_uart_init();
PRINTF("\r\nRunning the myProject project.\n");
// Enable GPIO port for LED1
LED1_EN;
for (;;)
{
LED1_ON;
delay = 5000000;
while(delay--);
LED1_OFF;
delay = 5000000;
while(delay--);
}Something went wrong! Please try again.
main()関数を変更したら、アプリケーションをビルドします。ここまでで他のSDKサンプルをビルドしていない場合は、まずSDKプラットフォーム・ライブラリをビルドする必要があります。ビルドが完了したら、ボードにアプリケーションをダウンロードします。
アプリケーションのビルド、ダウンロード、実行の詳細については、ステップ3.3の各ツールのガイドをご覧ください。
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アプリケーションをダウンロードすると、FRDM-KL26Zの緑色のLEDが点滅します。また、PRINTF関数で、ターミナル出力を確認できます。
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Tera Termは、広く利用されているオープンソースのターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。
PuTTYは、広く利用されているターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。
問題ありません。ボードのパッケージングが古いだけで、フラッシュ・メモリには別のクイック・スタート・デモが搭載されています。
RGB LEDが、赤色、青色、緑色の3色に切り替わるはずです。他に問題がなければ、次のステップに進んでください。
次のステップに進み、別のサンプル・アプリケーションを実行してみてください。それでも問題が解決しない場合は、NXPコミュニティを通じてお問い合わせください。
NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、FRDM-KL26Zを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。