Matterは過去5年間にわたって、異なるコネクティビティ・プロトコルおよびスマートホーム・デバイスを統合し、ブランドやエコシステムの垣根を超えた通信を容易にすることで、スマートホーム業界のあり方を方向付けてきました。NXPは、その始まりから現在に至るまで、Matterの進化に投資しており、シームレスなユーザー・エクスペリエンスをもたらしています。
NXP製品でMatterを実現
「プラットフォーム」という用語にはさまざまな解釈がありますが、NXPにとっては、Matterを完全にサポートできる堅牢な開発ソリューションをお客様に提供することを意味します。
NXPがどのようにお客様によるシームレスなMatterの導入を後押ししているかをご紹介します。Spotify またはYouTube でEdgeVerse Techcastのエピソード全体をお聞きください。
Matterはコネクティビティ規格と捉えられていますが、NXPの幅広いポートフォリオでは、パワフルなアプリケーション・プロセッサ、Arm®ベースのマイクロコントローラ・ユニット (MCU)、ワイヤレスMCUおよびトランシーバにとって不可欠なコンポーネントを提供するアプリケーションに重点を置いています。NXPの製品は、Wi-Fi、Thread、イーサネットなど、Matterに依存する特定のプロトコルやテクノロジに加え、ZigBeeデバイスのブリッジングもサポートしています。NXPは、Matter製品の開発者に対し、信頼できるイノベーション、パフォーマンス、サポート、さらにはMatter認証を単一のサプライヤに頼ることができる、合理化されたサポートを提供しています。これにより、開発者は多様なサプライヤへの対応に煩わされることがなくなります。
NXPは、Wi-FiやThreadをサポートするワイヤレス製品を使用して、コントローラからブリッジ/ボーダー・ルーター、エンド・デバイスに至るまで、Matterエコシステム全体にわたるソリューションを提供しています
規格に準拠したMatter製品開発のサポート
Matterのような規格への対応は、一度限りの作業では終わりません。Matterの仕様が変われば、NXPは引き続きこれらのプラットフォームについてCSAによる認証を取得します。これは、ソフトウェアの開発やイネーブルメントが認証の要件を満たしていることを意味します。
たとえば、NXPのMCUXpressoソフトウェア開発キット (SDK) などのプラットフォームは、常に最新のMatter仕様に適合しています。拡張機能にはネイティブのCMakeビルド・プロセスが含まれており、開発過程が効率化されます。さらに、NXPでは、セットアップ・プロセスが改良されたVisual Studio Code (VS Code) を統合しており、迅速な開発サイクルとよりスムーズなプロジェクト適応をサポートしています。NXPのソリューションは、Matter製品の開発を容易にすることで、お客様が差別化されたエンドユーザー・エクスペリエンスのイノベーションに注力できるようにします。
Matterにおける現在の優先事項とアップデート
Matterの中核となるのが、スマートホーム・デバイスがエコシステムの垣根を越えて通信できるようにする統一されたアプリケーション・レイヤ・プロトコルです。サーモスタットであれ、スマート・スピーカや照明システムであれ、Matterはこれらのデバイスがブランドを問わずスムーズに相互運用できるようにします。このアプローチは、複雑な技術的構成を管理する必要性を軽減し、代わりにユーザー・エクスペリエンスに注力できるようにすることで、消費者にシームレスなスマート・テクノロジを提供することを目標としています。
2022年のMatter 1.0のリリース以降、年に2回アップデートがリリースされており、統一化されたスマートホームへの道のりが続いています。初期のリリースでは、対応デバイスの種類を拡充し、基本的なホーム・コントロールを超えて家電製品やエネルギー管理システムをも含めることに焦点が当てられていました。
今日では、信頼性、パフォーマンス、スケーラビリティの向上に重点が置かれています。最近のアップデートには、強化されたセキュリティ対策と、エコシステム全体でまとまりのある機能を確保するための合理化された認証プロセスが含まれています。たとえば、最新のリリースであるMatter 1.4.2では、セキュリティの強化、認証プロセス、および改善されたネットワーク・インフラストラクチャが導入されました。これらのアップデートには、Matter対応製品を積極的に導入しているCSA加盟企業からのフィードバックが取り込まれ、この規格が実世界でのニーズに応じて確実に進化するようにしています。
NXPで続くMatterの道のり
Matterは、よりアクセスしやすく、信頼性が高く、ユーザー・フレンドリーなスマートホームを実現するための軸となるステップです。業界からの強い支持と継続的な改善へのコミットメントに支えられたこの業界規格では、住宅環境や商業環境におけるデバイスの相互運用性のあり方を再構築する態勢が整っています。
業界を率いるNXPなどの企業がこの変革に貢献しており、Matterを実現するために必要なツールやテクノロジを提供しています。エコシステムは拡大し続けており、ユーザーは、スマート・デバイスが無理なく連動し、真のコネクテッド・ホームの約束が果たされる未来を期待することができます。