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パッケージの内容2
GreenBox 3の電源投入3
内部の詳細GreenBox 3は、S32ZおよびS32E高性能リアルタイム・プロセッサ向けの汎用開発プラットフォームであり、堅牢な筐体にプロセッサ、ペリフェラル、ネットワーク、およびコネクティビティ・インターフェースを統合しています。GreenBox 3は、ドメインとゾーンの制御、セーフティ・プロセッシング、車両の電動化など、統合型および分離型の各種リアルタイム・アプリケーションの開発やデモンストレーションに最適です。
図1. GreenBox 3前面の各種コネクタ、ボタン、LED
図には、GreenBox 3のフロント・パネルにある各種コネクタが示されています。GreenBox 3を使用するためのコネクタの接続方法については、次のセクションで詳しく説明します。GreenBox 3のメイン・プロセッサは、S32Eプロセッサ・ファミリに属するS32E288です。
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GreenBox 3を開梱すると、フロント・パネルの「uSDHC」スロットにSDカードがすでに挿入されています。このSDカードに含まれる基本的なソフトウェア・プロジェクトによって、S32E288プロセッサのすべてのコアを起動するための最低限の初期設定を行い、UART経由でホストPCと通信し、GPIOピンを切り替えて、GreenBox 3のフロント・パネルにあるユーザーLEDを点滅させることができます。
GreenBox 3のパッケージには、12 V DC電源も含まれています。次に示すように、ボードに12 V DC電源を接続します。ボードの電源は切っておいてください。
図2. DC電圧バレル・ジャック。GreenBox 3の入力電源の接続箇所を矢印で示しています。
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GreenBox 3の前面の「UART」コネクタに、USBケーブルの一方の端を挿入します。USBケーブルのもう一方の端をPCに挿入します。
注:GreenBox 3の仮想COMポートがPCで自動的に設定されない場合の仮想COMポートの設定方法については、このガイドのチュートリアルのセクションを参照してください。
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シリアル通信ターミナルをインストールし、起動します。ターミナルを次のように設定します。
注:PCにシリアル・ターミナルがインストールされていない場合は、このガイドのチュートリアルのセクションを参照し、シリアル・ターミナルを適切にインストールしてください。
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PWRボタンを押して、デバイスの電源を入れます。
図3. GreenBox 3の前面。電源ボタンを赤い正方形で示しています。
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ターミナル・ウィンドウに「Hello From GreenBox 3!」というメッセージが表示されます。その後、任意のキーを押すよう指示が表示されます。キーボードで任意のキーを押すと、プログラムの残りの部分が実行され、ユーザーLEDが点滅します。
図4. 黒い画面に白い文字でGreenBox 3からのメッセージが表示されます。
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GreenBox 3のシャーシには、プリント基板 (PCB) が搭載されています。PCB、ジャンパ設定、その他のペリフェラルにアクセスするには、六角棒スパナを使用して、シャーシ底面にある4本のネジを取り外します。ネジを外すと、GreenBox 3の全体にアクセスできるようになります。
GreenBox 3には多くの集積回路 (IC) が搭載され、それぞれGreenBox 3での開発を容易にするための特定の役割を担っています。追加のIC、ジャンパの機能、ソフトウェア・アクセス、追加のペリフェラルなどの詳細については、GreenBox 3ユーザー・マニュアルを参照してください。
図5. GreenBox 3のプリント基板 (PCB)。NXPの集積回路を赤いボックスで示しています。
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この手順は、GreenBox 3のUART用のCOMポートがPCで自動的に設定されていないか、提供されていない場合にのみ必要です。仮想COMポートを初めて使用する場合は、PCを適切に設定する必要があります。次のリンクを使用します。
仮想COMポート・ドライバインストーラの指示に従って、必要な手順を実行します。
図6. 仮想COMポート設定用のダウンロード・リンクを赤い矢印で示しています。
この手順は、GreenBox 3のUART用のCOMポートがPCで自動的に設定されていないか、提供されていない場合にのみ必要です。仮想COMポートを初めて使用する場合は、PCを適切に設定する必要があります。次のリンクを使用します:シリアル・ターミナルのダウンロード
インストーラの指示に従って、必要な手順を実行します。
図7. ターミナルのダウンロード用の正しいリンクを赤い左向きの矢印で示しています。
ここに示した各サイトで、他のエンジニアとつながり、GreenBox 3リアルタイム開発プラットフォームを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。