S32J100-EVB-V2評価ボードのスタート・ガイド

最終更新日時: Oct 12, 2026 new サポート S32J100イーサネット・スイッチ用評価ボード

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ハードウェアの入手
  • 3

    ビルドとロード
  • 4

    ソフトウェアの入手

1. パッケージの内容

S32J100-EVB-V2評価ボード (EVB) は、S32J100高性能車載イーサネット・スイッチおよびネットワーク・コントローラの評価、アプリケーションのプロトタイプ作成、ソフトウェア開発の迅速化を実現する包括的なハードウェア・プラットフォームです。

1.1 キットの内容

キットには以下のものが含まれています。

  • S32J100-EVB-V2 EVB
  • USB Type-A - USB Type-Cケーブル
  • 2.1 mm→2.5 mmバレル・コネクタ変換アダプタ付き直流 (DC) 電源アダプタ
  • プッシュピン・マウントと自己接着サーマル・パッドを備えたアルミニウム製ヒートシンク

2. ハードウェアの入手

このセクションでは、S32J100 EVBのコンポーネントと機能について説明します。ボードのレイアウトについては、図1および図2を参照してください。

2.1 ボードの特長

以下の図1に、S32J100-EVB-V2の機能を示します。

Figure 1. S32J100-EVB-V2 Features and Layout

Figure 1. S32J100-EVB-V2 Features and Layout

2.2 ブロック図

以下の図2は、S32J100-EVB-V2を使用した電源ツリーの図を示しています。

Figure 2. S32J100-EVB-V2 Power Tree Block Diagram

Figure 2. S32J100-EVB-V2 Power Tree Block Diagram

3. ビルドとロード

このセクションでは、S32J100 EVBの設定、電源投入、および使用開始までの手順を順を追って説明します。

3.1 オプションのヒートシンク

通常の動作条件では、ヒートシンクを取り付ける必要はありません。

ヒートシンクを取り付ける場合は、サーマル・パッドをS32J100の上に配置し、その上にアルミニウム製ヒートシンクを載せます。続いて、取り付けピンをロックされるまで押し込みます。

3.2 デフォルト設定

このボードは、SW3デュアル・インライン・パッケージ (DIP) スイッチを使用して設定できます。各スイッチの機能については、表1を参照してください。初めて使用する場合は、ボードをデフォルト設定にしてください。

SW3ディップ 機能 オフ状態 オン状態 デフォルト
SW3.1 PCIe (Peripheral Component Interconnect Express) クロック・ソース ローカル発振器 Mini Cool Edge I/O (MCIO) オフ
SW3.2 MCIOへのPCIeクロック出力 有効 無効 オフ
SW3.3 PCIeデバッグ・クロック出力 有効 無効 オン
SW3.4 PCIeスペクトラム拡散クロック 無効 有効 オフ
SW3.5 ポート0 I/O供給電圧 (VDDIO) 選択 3.3 V 1.8 V オフ
SW3.6 S32J100-EVB-V2 PCIeモード ルート・コンプレックス (RC) エンドポイント (EP) オフ
SW3.7 ブート・ソース選択 (BOOTMOD_0)
  • オフ、オン:シリアル・ブート
  • オン、オフ:ブート・リセット設定 (RCON) またはヒューズ設定(デフォルト)
オン
SW3.8 ブート・ソース選択 (BOOTMOD_1) オフ

開発用途向けに、S32J100はパラレルRCONと呼ばれる16本のブートストラップ・ピンを備えています。S32J100-EVB-V2では、これらのピンをディップ・スイッチのSW16およびSW17を使用して設定します。バッファはリセット中のみプル抵抗を接続します。機能リセットが解除されると、RCONのプル抵抗は切り離されます。デフォルト設定(発振器から起動)は以下のとおりです。

  • SW17 RCON[15-8]:0x00
  • SW16 RCON[7-0]:0xA3

量産ボードでは外部RCONスイッチ設定は不要です。同じ設定をS32J100内部のヒューズにプログラムできるためです。

3.3 ボードへの電源供給

ボードへの給電には、バレル・コネクタ付きの12 V、1.5 A電源アダプタを使用します。必要に応じて、付属のバレル・コネクタ変換アダプタを接続してください。

電源を接続したら、電源スイッチ (SW15) をオンにします。ボードに正常に給電されると、PGOOD(パワー・グッド)LED (D100) が点灯します。

3.4 事前に書き込み済みのファームウェアの確認

このボードには、S32J100の「standard」リファレンス・アプリケーションがあらかじめ書き込まれています。

電源投入後、USER_LED2 (D111)

ノートPCまたはデスクトップPCをポート1のRJ45コネクタに接続します。Wiresharkなどのネットワーク・プロトコル・アナライザで診断フレームをキャプチャします。

4. ソフトウェアの入手

この最後の手順では、ボードの評価に必要なソフトウェアをインストールします。

4.1 ソフトウェアのインストール

このEVBに必要なソフトウェアを入手するには、次の手順に従います。

  1. 車載ソフトウェア・パッケージ・マネージャに移動します
  2. S32J100用のリファレンス・アプリケーションをダウンロードします
  3. 付属のガイドに従って、ソフトウェアの使用を開始します

サポート

フォーラム

NXPのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、S32J100-EVB-V2評価ボードを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。