RDI7014DT1のスタート・ガイド

最終更新日時: Aug 26, 2024サポート RDI7014DT1

このドキュメントの内容

  • 1

    使用を開始する
  • 2

    ハードウェアの入手
  • 3

    ハードウェアの構成

1. 使用を開始する

NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリー寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、より優れたパフォーマンスを実現します。

このページでは、RDI7014DT1ボードをセットアップして使用する手順について説明します。

1.1 キットの内容と同梱物一覧

RDI7014DT1には以下のものが含まれています。

  • 組立て済み/テスト済みのRDI7014DT1ボード(静電気防止バッグ入り)
  • 26ピン・セル端子ケーブル (20 cm)
  • TPLバス・ケーブル (20 cm)
  • クイック・スタート・ガイド

1.2 追加ハードウェア

このキットの作業をする際は、キットの内容物のほかに以下のハードウェアが必要になるか、または使用すると役立ちます。

  • 7~14セルのバッテリー・パック、またはBATT-14CEMULATORなどのバッテリー・パック・エミュレータ

1.3 ユーザー・マニュアル

主要なコンポーネントとボード構成の詳細については、UM12140、RDI7014DT1ユーザー・マニュアルを参照してください。

2. ハードウェアの入手

2.1 ボードの特長

  • デイジー・チェーンでのデバイス接続
  • 動作モードを表示するLEDインジケータ
  • セル・バランシング抵抗
  • 絶縁用トランスを搭載
  • RCフィルタ付きのセル検出入力
  • 汎用I/O:デジタルI/O入力、ウェイクアップ入力、変換トリガ入力、レシオメトリック・アナログ入力、絶対計測によるアナログ入力

2.2 ボードの説明

RDI7014DT1は、NXPのMC33771Cデバイスをサポートするハードウェア評価ツールとして使用できます。RDI7014DT1は、電流、電圧および温度の検知に関わるMC33771Cベース・アプリケーションの迅速なプロトタイプ作成に最適なプラットフォームです。

RDI7014DT1には、高速絶縁型通信ネットワークで通信を行うために必要なトランスが搭載されています。情報は、処理のためにマイクロコントローラにデジタル送信されます。

2.3 ボードのコンポーネント

RDI7014DT1:高電圧リチウムイオン・バッテリー・マネジメント・システムのリファレンス・デザイン(トランス絶縁付き)の概要。

RD33771CDSTEVB-GS-1

3. ハードウェアの構成

3.1 バッテリー・エミュレーションの接続

最小7セル、最大14セルを監視できます。NXPは、14セル・バッテリーのエミュレータ・ボードであるBATT-14CEMULATORを提供しています。このボードでは、エミュレートされたバッテリー・パックの14セルの電圧をセル単位で直感的に変更できます。また、4つの外部NTCをエミュレートする4つの電圧出力を備えています。このエミュレータ・ボードは、付属の電源ケーブルを使用してRDI7014DT1のJ1コネクタに接続できます。

RD33771CDSTEVB-GS-2

3.2 TPL通信の接続

デイジー・チェーン構成を使用した高電圧絶縁の用途では、最大63個のRDI7014DT1ボードを接続できます。TPL接続ではCOMMコネクタ(J2J3)を使用します。

RD33771CDSTEVB-GS-3

3.3 その他のボード・サポート

ハードウェアの構成の詳細については、UM12140、RDI7014DT1評価ボード・ユーザー・マニュアルを参照してください。

3.4 使用準備完了

組込みアプリケーションの開発を開始します。

設計・リソース

その他の参考情報

NXPの「MC33772C、6チャネル・リチウムイオン・バッテリー・セル・コントローラIC」のページに加えて、以下のページもご覧ください。