PACK-BJBEMUL評価ボードのスタート・ガイド

最終更新日時: May 4, 2025サポート PACK-BJBEMUL

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ハードウェアの入手
  • 3

    ハードウェアの構成

1. パッケージの内容

NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリー寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、より優れたパフォーマンスを実現します。

このページでは、PACK-BJBEMULボードをセットアップして使用する手順について説明します。

1.1 キットの内容と同梱物一覧

説明 数量
高電圧測定ケーブル(オレンジ) 10
シャーシ接続ケーブル(黒) 1
2点汎用ケーブル(パイロテクニック・スイッチ接続、クラッシュ信号接続用) 4
電流測定および温度測定ケーブル 2

1.2 追加ハードウェア

PACK-BJBEMULには外部+12 V電源が必要です。

2. ハードウェアの入手

2.1 キットの概要

NXPは、バッテリー・ジャンクション・ボックス (BJB) 集積回路(MC33777Aなど)を提供しています。PACK-BJBEMULは、BJBのさまざまな要素(高電圧、バッテリー電流、パイロテクニック・スイッチなど)をエミュレートして、BJBデバイスの評価を容易にします。

2.2 ボードのコンポーネント

Figure 1. Connector Location

Figure 1. Connector Location

3. ハードウェアの構成

3.1 ハードウェアの構成

このセクションでは、PACK-BJBEMULを設定するためおよびRDA777T2リファレンス・デザインを評価するための一般的なセットアップについて説明します。

RDA777T2は、エミュレータの電流、電圧、温度を測定できます。また、パイロテクニック・スイッチ・エミュレーション回路でトリガを発生させることもできます。

このセットアップでは、KIT-PC2TPLEVBボードを使用し、NXPのソフトウェア・ツール(バッテリー・マネジメント・システム (BMS) ScriptGUIなど)を介してRDA777T2とコンピュータを接続しています。

Figure 2. Hardware Setup (Refer to table 2)

Figure 2. Hardware Setup (Refer to table 2)
識別子 説明 キットの内容
1 電圧測定ケーブル キットに付属
2 パイロテクニック・スイッチ用ケーブル キットに付属
3 電流および温度測定ケーブル キットに付属
4 クラッシュ信号用ケーブル キットに付属
5 電源ケーブル キットに付属
6 エレクトリカル・トランスポート・プロトコル・リンク (ETPL) 通信用ケーブル キットに付属
7 USB - UART (Universal Asynchronous Receiver/Transmitter) ケーブル KIT-PC2TPLEVBキットに付属
PACK-BJBEMUL バッテリー・ジャンクション・ボックス・エミュレータ -
RDA777T2 バッテリー・ジャンクション・ボックス (BJB) のリファレンス・デザイン -
KIT-PC2TPLEVB 通信ボード -
電源 +12 V電源 -