車載用MCUボードのクイック・セットアップ

最終更新日時: 2021-08-15 12:08:00サポート S32K3x4-Q257 Full-Featured General Purpose Development Board

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ソフトウェアの入手
  • 3

    接続
  • 4

    ビルド

1. パッケージの内容

1.1 S32K344EVB-Q257評価ボードについて

S32K3X4EVB-Q257_GS_1.1-Kit-contains

S32K3X4EVB-Q257 Evaluation Board - Hero Specs

S32K3X4EVB-Q257 Evaluation Board - Hero Specs

1.2 ブロック図の特長

S32K3X4EVB-Q257 Block Diagram

S32K3X4EVB-Q257 Block Diagram

2. ソフトウェアの入手

ビデオをご覧いただくか、以下のステップ・バイ・ステップ・ガイドに従ってS32K3X4EVB-Q257評価ボードをセットアップしてください。

2.1 統合開発環境 (IDE) の入手

S32 Design Studio IDE for S32 Platformをダウンロードしてインストールします。

S32 Design Studio IDEのダウンロード

2.2 S32K3xx開発パッケージのインストール

トップメニューから[Help(ヘルプ)]>[S32DS Extensions and Updates(S32DSの拡張と更新)]の順に進み、[S32DS Extensions and Updates(S32DSの拡張と更新)]を開きます。「S32K3xx development package(S32K3xx開発パッケージ)」に移動して、パッケージをインストールします。

S32K3X4EVB-Q172-GS-S32DS-SW-IMG1

S32K3xx用リアルタイム・ドライバのインストールを続行します。

S32K3X4EVB-Q172-GS-S32DS-SW-IMG2

2.3 Elektrobit tresos Studioおよびリアルタイム・ドライバのダウンロードとインストール(AUTOSAR®ユーザーのみ)

S32K3標準ソフトウェア・パッケージからElektrobit tresos Studio / AUTOSAR設定ツールをダウンロードし、インストールしてください。

S32DS Tresos Installer

S32K3標準ソフトウェア・パッケージからCortex-M向けS32K3リアルタイム・ドライバの.exeファイルをダウンロードし、インストールしてください。

S32K3X4EVB-Q172-GS-S32DS-RTD-IMG

インストーラは、設定の時間を節約するために、ディスク上のEB tresosのインストール・ディレクトリを要求します。

S32K3X4EVB-Q172-GS-LINK-IMG

2.4 ランタイム・デバッグ・ツールの入手

S32K3X4EVB-Q172は、FreeMASTERランタイム・デバッグ・ツールを使用するとパフォーマンスが向上します。

FreeMASTERツールのダウンロード

S32K3マイクロコントローラ用のFreeMASTER通信ドライバも必要です。S32K3標準ソフトウェア・パッケージの車載ソフトウェア - S32K3 - S32 FreeMASTERのリンクからダウンロードしてください。

3. 接続

3.1 S32K3X4EVB-Q257評価ボードのジャンパの設定

デフォルトの電源ジャンパ設定
ジャンパ 状態 備考
J13 FS26 SBCからの5 V
J16 FS26 SBCからの3.3 V
J23 2-3 VDD_HV_Aドメイン用3.3 V
J24 2-3 VDD_HV_Aドメイン用3.3 V
J25 A電流測定用シャントをバイパス
J29 2-3 B電流測定用1Ωシャント
J30 5-6 VDD_HV_A_MCUがVDD_HV_Bドメインにルーティングされます
J31 B電流測定用シャントをバイパス
J321 1-2 ArduinoのIOREFとAREFをVDD_HV_A ドメインにルーティング
J360 5-6 外部NPNバラスト・トランジスタからV15ドメインに給電
J37 2-3 VDD_HV_BドメインからV15 NPNバラスト・トランジスタに給電
J374 VDD_HV_Aドメインから外部回路に給電
J375 VDD_HV_Bドメインから外部回路に給電
J410 1-2 ADCリファレンスがVDD_HV_Aドメインにルーティングされます。
J685 1-2 FS26のデバッグ・ピンの電圧レベルを選択
J686 電源投入後にFS26のウォッチドッグを無効化

デフォルトのペリフェラル・ジャンパ設定
ジャンパ 状態 備考
J57 1-2 5 VからUSB-シリアルICに給電
J60 2-3 USB-シリアルICのリセット・ピンを分圧器にルーティング
J61 イーサネットをVDD_HV_B_PERFドメインに接続
J62 イーサネットを3.3 Vに接続
J65 3.3 VからQSPIフラッシュに給電
J402 QSPI信号レベルはVDD_HV_B_PERFドメインを参照
J390 LIN1トランシーバをイネーブル
J674 2-3 INHピン経由でのLIN1 コントローラ・モード
J678 LIN2トランシーバをイネーブル
J679 2-3 INHピン経由でのLIN2 コントローラ・モード
J413 CAN0トランシーバをイネーブル
J672 CAN1トランシーバをイネーブル

3.2 電源の接続

SW10をOFFポジション(右端)に切り替えます。

S32K3X4EVB-Q257_GS_3.2A-OFF

12 V電源アダプタを接続した後、SW10をONポジション(左端)に切り替えます。

S32K3X4EVB-Q257_GS_3.2B-ON

この電源投入手順では、SBCはウォッチドッグが無効の状態で起動します。4つのオレンジ色のLEDは、アクティブな12 V、5 V、3.3 V、および1.5 V電源ドメインを示します。

3.3 デバッガ・ケーブルの接続

オンボードのS32K3デバッガを使用してデバッグする場合は、J55コネクタにmicro-USBケーブルを接続します。

S32K3X4EVB-Q257_GS_3.3A-USB-cable

または、外部のS32K3デバッガを使用してデバッグする場合は、利用可能なJTAGコネクタの1つを使用します。

S32K3X4EVB-Q257_GS_3.3B-JTAG-cable

4. ビルド

S32K3X4EVB-Q257評価ボードを実際に使ってみましょう。

4.1 サンプルに基づいた新規S32DSプロジェクトの作成

S32DSを開き、メニューから[File(ファイル)]>[New(新規)]>[S32DS Project from Example(サンプルに基づいたS32DSプロジェクト)]の順に選択します。RTDのサンプル・コードの1つを選択します。高レベルAPIのサンプルまたは低レベルAPIのサンプルを選択できます。例:Port_example_K344

S32DS Project from Example

4.2 設定ツールの使用

.mexプロジェクト・ファイルをダブルクリックします。

S32K3X4EVB-Q172-GS-MEX-IMG

適切なプロジェクトを設定していることを確認し、[Update Code(コードの更新)]ボタンをクリックして設定ファイルを生成します。

S32K3X4EVB-Q172-GS-UPDATE-CODE-IMG

4.3 ソフトウェアのアップロードとデバッグ

C/C++画面に戻ります。

S32K3X4EVB-Q172-GS-CC-IMG

[Debug Configuration(デバッグの構成)]メニューを使用し、ソフトウェアをビルドしてMCUにアップロードするための定義済みデバッグ設定の1つを選択します。

S32K3X4EVB-Q172-GS-DEBUG-IMG S32K3X4EVB-Q172-GS-DEBUG-MENU-IMG

S32DSがデバッグ画面に切り替わります。この画面でコードを実行できます。

S32K3X4EVB-Q172-GS-RUN-IMG

赤色LEDが約10秒間点滅します。