KITPF5103FRDMEVM評価ボードのスタート・ガイド

最終更新日時: Mar 26, 2026 new サポート KITPF5103FRDMEVM

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ハードウェアについて
  • 3

    ハードウェアの構成

1. パッケージの内容

NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリー寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、より優れたパフォーマンスを実現します。

このページでは、KITPF5103FRDMEVMボードをセットアップして使用する手順について説明します。

1.1 キットの内容/同梱物一覧

KITPF5103FRDMEVMを使用するには、キットの同梱物と追加のハードウェアに加え、ソフトウェアがインストールされたWindows PCワークステーションが必要です。

キットには以下のものが含まれています。

  • 組立て済み/テスト済みの評価ボード(静電気防止バッグ入り)
  • クイック・スタート・ガイド
  • 組立ておよびテスト済み評価ボードとプログラム済みFRDM-KL25Zマイクロコントローラ・ボード
  • (静電気防止バッグ入り)
  • 3.0フィートのUSB-STD A to USB-C-miniケーブル
  • ボードに搭載されたジャンパ
  • Phoenixコネクタ

1.2 追加ハードウェア

このボードの作業をする際は、キットの内容物のほかに以下のハードウェアが必要になるか、または使用すると役立ちます。

  • 3.3 V~5.0 Vの電源

1.3 最小システム要件

この評価ボードにはWindows PCワークステーションが必要です。この評価ボードで作業する際は、これらの最低限の仕様を満たすことで良好な結果が得られます。

  • Windows 7またはWindows 10を搭載したUSB対応のコンピュータ

2. ハードウェアについて

KITPF5103FRDMEVMキットは、NXPのPF5103 PMICをベースとした設計を評価するための統合プラットフォームです。PF5103のすべての機能がテスト環境でアクセスおよび監視できます。

キットのハードウェアは、KITPF5103FRDMEVM評価ボード、FRDM-KL25Zマイクロコントローラ・ボード、およびFRDM-KL25ZをPCに接続するためのUSBケーブルで構成されています。

KITPF5103FRDMEVM評価ボードには、個別のPF5103がはんだ付けされています。ボード上のコネクタ、ジャンパ、スイッチを使用して、特定の設計要件を満たした評価環境を構成できます。このボードに搭載されたLEDとテスト・ポイントを使用して、リアルタイムでパフォーマンスを監視することもできます。

KITPF5103FRDMEVMボードの底面にあるArduinoコネクタには、FRDM-KL25Zが取り付けられています。FRDM-KL25Zの役割は、KITPF5103FRDMEVMボードとPCにインストールされたGUI間のシリアル・ペリフェラル・インターフェース (SPI) 通信を管理することです。FRDM-KL25Zには、PCに接続されたUSBケーブルから電力が供給されます。

2.1 ボードの特長

  • スイッチおよびLDO用Phoenix (3.81 mm) オス・コネクタ
  • デバッグ・モード、通常モード、テスト・モードを選択可能
  • 異なるモードでデバイスを起動するVDDOTPおよびPWRON
  • PGOOD、INTB/RSTB、SYNC、およびXFAILピン
  • ソフトウェアGUIへの接続を容易にするUSB to I²Cプロトコル
  • 信号またはレギュレータの状態を示す緑色と赤色のLED
  • VDDOTPピンの設定が8 V(OTP書き込み電圧)であることを示す青色LED
  • 出力を監視するためのヘッダ・コネクタ
  • KL25 MCU ADCによる高度なシステム監視

2.2 ボードのコンポーネント

Figure 1. Board Image with Callouts

位置 機能 説明
J4 VIN 入力電圧(最小3.3 V/最大5.5 V)
J5 BUCK1_OUT Buck 1の出力
J8 BUCK2_OUT Buck 2の出力
J12 BUCK3_OUT Buck 3の出力
J16 LDO1_OUT LDO 1の出力
J10 LDO2_OUT LDO 2の出力
J2 PWRON_SEL PWRONをMCUで制御、またはPWRON_SWで手動制御
SW1 PWRON_SW PWRONの手動制御(PWRON_SW位置のJ2を想定)
J26 USB_5V_TO_VIN VINに供給
J30 VDDIO_SEL VDDIOを1.8 Vまたは3.3 Vに設定
J29 VDDIO_EN VDDIOをVDDIOピンに印加
J13 PGOOD_SEL PGOOD設定をPGOOD/GPOまたは接合部温度アナログ電圧出力に設定
J27 VDDOTP_8V_CTL 手動またはMCUで制御されたVDDOTPの8 V
J28 VDDOTP_5V_CTL 手動またはMCUで制御されたVDDOTPの5 V
J32 XFAILB_PU XFAILBをVDDIOにプルアップ
J33/J34 ヘッダを監視 監視用のI/Oピンとレギュレータ出力
SJ5 - BUCK1_OUTとBUCK1_FBを接続するためのはんだジャンパ
SJ6 - BUCK1_LXとBUCK3_OUTを接続するためのはんだジャンパ

3. ハードウェアの構成

3.1 ハードウェアの構成

KITPF5103FRDMEVMボードの設定手順は次のとおりです。

  1. 図2に示すように、ボードのジャンパがデフォルト位置に設定されていることを確認します。このデフォルト構成では、FRDM-KL25ZおよびGUIによるボードの完全な制御が可能になります
  2. Figure 2. KITPF5103FRDMEVM Board Setup
  3. 電源をJ4(Phoenixコネクタ - 3.81 mm)に接続します。電源は、初期値である5.0 Vに設定する必要があります
  4. FRDM-KL25ZボードがKITPF5103FRDMEVMボードにしっかりと取り付けられていることを確認します。また、FRDM-KL25ZとPC間のUSBケーブルが確実に接続されていることを確認してください。この接続は、極めて重要となります。USBポートはPCとFRDM-KL25Zボード間の通信チャネルとして機能するだけでなく、一部のオンボード回路に電圧とリファレンスを供給し、集積回路 (IC) のVDDIOリファレンスを生成するためです。

設計・リソース

ソフトウェア

この評価ボードで作業するには、ソフトウェアのインストールが必要です。リストに記載されているすべてのソフトウェアは、車載PMICファミリ用NXP GUIの情報ページ(車載PMICファミリ用NXP GUI)で入手できます。