EasyEVSE開発プラットフォーム(Linux OS、Wi-Fi 6)のスタート・ガイド

最終更新日時: Jun 17, 2024サポート EasyEVSE開発プラットフォーム(Linux OS、Wi-Fi 6)

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ソフトウェアの入手
  • 3

    接続

1. パッケージの内容

1.1 キットの内容

EVSE-iMX93キットでは、2つのアクリル樹脂製プラットフォームが事前に配線済みになっています。1つのアクリル樹脂製プラットフォームは電気自動車給電装置 (EVSE) 側であり、もう1つのプラットフォームは電気自動車 (EV) 側です。EVSE-iMX93キットには、次のハードウェア・ボードとケーブルが含まれています。

  • MCIMX93-EVK x 2(NXP IW612チップセット搭載のMurata製LBES5PL2ELモジュールを含む)(Wi-Fi 6およびBLE 5.2)
  • EVSE-SIG-BRD1X/2X EasyEVSE EV充電信号ボード x 2
  • DY1212W-4856 12.1インチTFT LCDディスプレイ(LVDS コネクタ付き)x 1(タッチ・パネル)
  • OM-SE050ARD-E EdgeLock SE050開発ボード x 1
  • TWR-KM35Z75Mメータリング・ボード x 1
  • OM27160B1EVK NFC開発キット x 1
  • USB A(オス)/Micro B(オス)ケーブル x 1、長さ500 mm(ユーザー・インターフェース用)
  • USB 3.0 Type C 1Mケーブル x 1(ユーザー・インターフェース用)
  • 電源(5 VDC/3 A、CENTER POS内径2.1 mmプラグ、ACアダプタ付き)x 1
  • 電源(AC/DC、5 V/3 A、9 V/3 A、15 V/3 A、20 V/2.25 A、USB Type C電源供給) x 1
  • 電源(5 V/1 A、5W)x 1
  • USBアダプタ x 1、Type CからUSB Type A 3.0 AF(電源供給用)
  • 1つのMCIMX93-EVKを1つのOM-SE050ARD-E(EVSE側)に接続するためのケーブル・セット x 1
  • 1つのMCIMX93-EVKを1つのEVSE-SIG-BRD1X/2X(EVSE側)に接続するためのケーブル・セット x 1
  • 1つのEVSE-SIG-BRD1X/2Xを1つのTWR-KM35Z75M(EVSE側)に接続するためのケーブル・セット x 1
  • 1つのMCIMX93-EVKを1つのEVSE-SIG-BRD1X/2X(EV側)に接続するためのケーブル・セット x 1
  • 1つのMCIMX93-EVKを1つのEVSE-SIG-BRD1X/2X(EVSE側)に接続するためのイーサネット・ケーブル x 1
  • 1つのMCIMX93-EVKを1つのEVSE-SIG-BRD1X/2X(EV側)に接続するためのイーサネット・ケーブル x 1
  • 両方のEVSE-SIG-BRD1X/2X EasyEVSE充電信号ボードを接続するための同軸SMAケーブル x 1
EasyEVSE Development Platform Top View

1.2 必要なハードウェア

EasyEVSEの組み立て、配線、および実行に必要なハードウェアを次に示します。

  • EVSE-iMX93 x 1
  • Linuxマシン x 1(推奨OS:Ubuntu 20.04、推奨ハードウェア:CPU:16コア、RAM:32 GB、必要な空きディスク容量:300 GB)

1.3 その他のハードウェアおよびツール

プラットフォームの組み立てに必要なその他のハードウェアとツールを次に示します。

  • NXP NFC MIFARE DESFireカード x 1

2. ソフトウェアの入手

EVSEおよびEV用の主要なEasyEVSEアプリケーション・ソフトウェアは、i.MX 93ホスト・コントローラ上のLinuxオペレーティング・システムで動作します(両方のi.MX 93ホスト・コントローラで同じフラッシュ・イメージが使用されます)。i.MX Linuxイメージをビルドするには、Linux PCが必要です。

以降のセクションに、必要なソフトウェアへのリンクがあります。

2.1 YoctoでLinuxイメージをビルドします

github の手順に従って、Linuxビルド・ホスト上でi.MX 93 EasyEVSEソフトウェア・イメージをビルドします。詳細については、i.MX Linuxユーザーズ・ガイド を参照してください。

LOG_LEVEL=ALL
1. $ repo init -u https://github.com/nxp-imx-support/nxp-easyevse-mpu-manifest -b release/easyevse-mpu-2.0 -m
imx-6.1.55-2.2.0_evse.xml
2. repo sync
3. $ DISTRO=fsl-imx-wayland MACHINE=imx93evk-easyevse . imx-setup-easyevse.sh -b build_imx93 -r humble
4. bitbake imx-image-easyevse

i.MX 93 EVKのシステム・イメージの書き込みの詳細については、i.MX Linuxユーザーズ・ガイドを参照してください。EVSEとEVの両方で同じイメージが実行されます。

LOG_LEVEL=ALL
5. cd tmp/deploy/images/imx93evk-easyevse
6. uuu -b emmc_all imx-boot imx-image-easyevse-imx93evk-easyevse.wic.zst

2.2 EVSE-SIG-BRDファームウェア

LPC5536のファームウェアは、EVSE-SIG-BRD1X/2X信号ボードにプリロードする必要があります。ファームウェアの再コンパイルとインストールの手順については、必要に応じてEasyEVSE EV充電信号ボードの設計ページにあるEVSE-SIG-BRD1X/2Xユーザー・ガイドを参照してください。

関連するバイナリ・ファイルをEVSE-SIG-BRD1X/2Xに書き込む方法については、こちらでLinux用MCUXpressoインストーラの指示に従ってください。

セットアップを実行するには、EVSE側およびEV側用の関連ソフトウェアを、使用するEVSE-SIG-BRD1XまたはEVSE-SIG-BRD2Xに書き込む必要があります。

EVSE-SIG-BRD1X/2XのEVSE側用ソフトウェアのダウンロード

EVSE-SIG-BRD1X/2XのEV側用ソフトウェアのダウンロード

3. 接続

EVSE-iMX93は、配線済みキットとして提供されます。

必要な電源投入シーケンスについては、EasyEVSE開発プラットフォーム(Linux OS、Wi-Fi 6)のユーザー・ガイドを参照してください。

ユーザー・ガイドには、Azure IoT Centralアプリケーションを使用してテレメトリを監視し、プロパティを更新し、EasyEVSEデバイスにコマンドを送信する方法についての追加情報が記載されています。

EasyEVSE開発プラットフォーム(Linux OS、Wi-Fi 6)のユーザー・マニュアルでは、OM-SE050ARD-E EdgeLock SE050開発ボードのEdgeLock SE050 Plug & Trustミドルウェアの実装方法について説明しています。

3.1 クラウド・アプリケーション

このビデオでは、Azure IoT Centralアプリケーションの作成とセットアップ、共有可能なリンク・テンプレートの使用、およびAzure IoT Centralとの相互に安全で認証された接続の構成について説明しています。また、EasyEVSE開発プラットフォーム(Linux OS、Wi-Fi 6)のユーザー・ガイドには、Azure IoT Centralアプリケーションを使用してテレメトリを監視し、プロパティを更新し、EasyEVSEデバイスにコマンドを送信する方法についての追加情報が記載されています。

Azure IoT Centralのアカウント作成とテンプレート設定は、イーサネットおよびWi-Fiソリューションに適用されます。