KIT6X02AF2T1評価ボードのスタート・ガイド

最終更新日時: Sep 17, 2025サポート CAN FD対応のBMA6X02用評価ボード

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ハードウェアについて
  • 3

    ハードウェアの構成

1. パッケージの内容

NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリー寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、より優れたパフォーマンスを実現します。

このページでは、KIT6X02AF2T1ボードをセットアップして使用する手順について説明します。

1.1 キットの内容と同梱物一覧

キットには以下のものが含まれています。

  • 組立て済み/テスト済みの評価ボード(静電気防止バッグ入り)
  • クイック・スタート・ガイド
  • KIT6402AF2T1 - CANからエレクトリカル・トランスポート・プロトコル・リンク (ETPL) へのゲートウェイ・ボード
  • 電源およびCANトランシーバ用ケーブル
  • ETPLケーブル - 2線式ツイスト・ペアTPLケーブル (50 cm)

1.2 追加ハードウェア

KIT6402AF2T1の目的は、CANからトランスポート・プロトコル・リンク (TPL) へのインターフェースを確立することです。KIT6402AF2T1は、通常のCAN環境で使用できます。また、NXP PCソフトウェア(スクリプトGUI)と組み合わせて使用して、接続されたNXPデバイス(BMA7118、BMA7418、BMA8420など)とTPL経由で通信することもできます。このキットをNXP PCソフトウェアと組み合わせて使用するには、追加のハードウェアが必要です。

1.3 ソフトウェア

この評価ボードで作業するには、ソフトウェアのインストールが必要です。記載されているすべてのソフトウェアは、KIT6x02AF2T1の評価ボードの情報ページまたは提供されているリンクから入手できます。

  • GUI
  • Flexera

2. ハードウェアについて

KIT6X02AF2T1は以下の特長を備えています。

  • CANとTPL間の通信リンク
  • Flexera
  • 通常のCANで最大1 MHz、CAN-FDで最大5 MHzのCAN通信速度
  • BMA6X02Cの内蔵電圧レギュレータを介したCAN物理層インターフェースの電源およびモード制御
  • 2つのガルバニック絶縁ETPLポート
  • TPL3プロトコル・バージョンをサポート
  • 2つのステータスLED

2.1 ボードの特長

KIT6X02AF2T1は以下の特長を備えています。

  • CANとTPL間の通信リンク
  • 通常のCANで最大1 MHz、CAN-FDで最大5 MHzのCAN通信速度
  • BMA6X02Cの内蔵電圧レギュレータを介したCAN物理層インターフェースの電源およびモード制御
  • 2つのガルバニック絶縁ETPLポート
  • TPL3プロトコル・バージョンをサポート
  • 2つのステータスLED

KIT6X02AF2T1は、CANトランシーバを介してETPLデバイスの評価をサポートするハードウェア・ツールとして機能します。CANバスの制御は、任意のCAN環境で行うことができます。特定の環境がない場合は、BMSシステムの評価を可能にするNXPのソフトウェア・ソリューションを利用することもできます。

2.2 ボードの説明

KIT6X02AF2T1は、CANトランシーバを介してETPLデバイスの評価をサポートするハードウェア・ツールとして機能します。CANバスの制御は、任意のCAN環境で行うことができます。特定の環境がない場合は、BMSシステムの評価を可能にするNXPのソフトウェア・ソリューションを利用することもできます。

2.3 ボードのコンポーネント

Figure 1. KIT6402AP2T1 connectors

Figure 1. KIT6402AP2T1 connectors

KIT6402AF2T1のコネクタJ6を電源とCANのケーブルに接続します。

ピン番号 接続 説明
1 VBAT バッテリー電源
ボードの通常動作のために6 V~18 Vの電圧を印加します。
2 CANH CANハイライン
3 CANL CANローライン
4 GND 電源グランド

コネクタJ1およびJ2をKIT6402AF2T1のTPLポート0および1に接続します。

ピン番号 接続 説明
1 TPL0_P TPLポート0(プラス)
2 TPL0_N TPL ポート0(マイナス)
ピン番号 接続 説明
1 TPL1_P TPLポート1(プラス)
2 TPL1_N TPL ポート1(マイナス)

KIT6X02AF2T1は、製品を迅速に評価できるように、さまざまなデバッグ・ポイントへのアクセスを提供します。デバッグ・ポイントを図2に示します。

Figure 2. KIT6X02AF2T1 debugging

Figure 2. KIT6X02AF2T1 debugging

CANトラフィックは、CAN物理層 (J9) またはデジタル・ピン (J14) のいずれかでモニタできます。設定の詳細については、表4を参照してください。

ヘッダ番号 機能 説明
1 GND 基準としてのグランド
2 CAN_TXD CAN送信
3 CAN_RXD CAN受信

BMA6X02Cは、さまざまなステータス信号と側波帯信号をGPIOピンにルーティングできます。これらのステータス信号は、トラフィックのモニタリングやデバッグに役立ちます。詳細については、BMA6X02Cのデータ・シートを参照してください。

3. ハードウェアの構成

3.1 ハードウェアの構成

KIT6X02AF2T1には、いくつかの設定オプションがあります。最も重要なものは、BMA6X02CのCAN速度とCAN IDの設定です。この設定は、ボード上のスイッチで変更できます(図3を参照)。

Figure 3. KIT6X02AF2T1 DIP switches and reset button

Figure 3. KIT6X02AF2T1 DIP switches and reset button

リセット・ボタンは、ボード上のBMA6X02Cのリセットを開始します。ディップ・スイッチ (SW2) は、CAN通信速度と、通信に使用するCAN IDを設定します。設定の詳細については、表6を参照してください。

設計・リソース

ボードに関するドキュメント

KIT6X02AF2T1の商品説明ページに加えて、S32K358BMUS32K344BMUの製品ページもご覧ください。