組み込みシステムと半導体の開発が急速に進む中で、セキュリティは現在も最優先の課題であり、時間との戦いが続いています。このような状況でMCUXpressoセキュア・プロビジョニング・ツール (SEC Tool) に加えられた最新アップデートは、エンジニアや開発者にとって本当の意味で役立つものです。6回のクリック操作だけで安全なイメージを作成でき、プロジェクトのセキュリティ確保に役立ちます。
新しいワークスペース・インターフェースのご紹介
SEC Toolの新しいワークスペース・インターフェースは、効率性と使いやすさを考慮して設計されています。ベテラン開発者でも、安全なプロビジョニングに取り組み始めたばかりの開発者でも、今回の更新によって、安全なイメージを構築するための安全なブートローダを迅速に構成できるようになりました。多くの場合、1分もかかりません。
6クリックで安全なワークスペースを作成
6回クリックするだけ
6クリック・プロセスには、以下の単純な手順が含まれます。
- ワークスペースの場所の選択:プロジェクトを整理してアクセス可能な状態を維持できるように、ワークスペースが置かれる場所を選択します
- デバイスの選択:プロジェクトのターゲット・プロセッサを選択します。これは、幅広いデバイスをサポートするインターフェースとして機能するため、さまざまなアプリケーションに柔軟に対応できます
- ソース・イメージの選択:保護するアプリケーション・イメージを選択します(たとえば、標準の「Blinky」デモを使用しても、独自のカスタム・ファームウェアを使用してもかまいません)
- セキュリティ・プロファイルの選択:SEC Toolには、署名付きイメージ、暗号化イメージ、あるいはその両方の、事前設定済みセキュリティ・プロファイルが複数用意されているため、プロジェクトの要件に合わせて最適なプロファイルを選択できます
- ワークスペースの作成:選択が終わったら[Create(作成]をクリックするだけで、ツールが自動的に署名キーと暗号化キーを生成し、安全なブートローダー構成を自動的に設定します
- 安全なイメージの構築:最後に[ Build(ビルド)]をクリックすると、数秒程度で安全なイメージが構築され、ターゲット・プロセッサに書き込めるようになります
これが重要である理由
セキュリティは複雑で時間のかかる課題と見なされることが多いですが、SEC Toolの新しいワークスペースがセキュリティ構成の煩雑さを解消するため、暗号化のノウハウを持たない開発者を含め、すべての開発者が堅牢なセキュリティ機能を利用できるようになります。たとえば、自動キー生成機能によって手作業の手順を減らし、設定ミスを減らすことができます。
時間的余裕のないチームにとって、こうしてワークフローを合理化することは生産性の大幅向上につながり、プロトタイプからわずか数分で安全な導入を開始することができます。
具体的な例
最近のデモでは、MCX N947マイクロコントローラとBlinkyサンプル・イメージを使用した6クリック・プロセスを紹介しています。開発者は「オンチップ・フラッシュ上の暗号化済みおよび署名済みイメージ」プロファイルを選択するだけで、キー生成、ブートローダ設定、安全なイメージ構築などの時間のかかる作業がすべてツールによって処理されます。結果として、1杯のコーヒーを淹れるよりも短い時間で、完全に保護されたアプリケーション・イメージが生成され、すぐに展開を開始できます。
今すぐ始めましょう
開発サイクルを遅延させずにプロジェクトのセキュリティを強化したい場合は、SEC Toolの新しいワークスペース・インターフェースが役立ちます。わずか6回クリックするだけで、迅速、簡単、確実に組込みアプリケーションのセキュリティを強化できます。
今すぐ試してみましょう。SEC Toolを起動し、6つの簡単な手順に従って、セキュア・プロビジョニングの新しい標準を体験してください。新しいプロジェクトに採用するマイクロコントローラをお探しの場合は、MCX NシリーズまたはMCX Wシリーズをお勧めします。このチップには、お客様の重要なソフトウェア知的財産 (IP) を保護するセキュリティ機能が組み込まれています。