Open Source Summit Europe (OSS) の一環として開催される、Zephyr Developer Summit 2025に是非ご参加ください。この特別セッションでは、開発者が一堂に会し、セキュリティ、ツール、実際の組込みアプリケーションにおける進歩など、Zephyr RTOSの最新の話題について掘り下げます。つながり、連携し、オープンソースのイノベーションの未来を形作るための場所です。
こちらからご登録ください。割引コード20OSSEU25を使用すると、カンファレンス・パスを20%オフでご購入いただけます。
NXPがどのようにより良く、より持続可能な世界を実現しているのか、NXPのブースでご自身の目でご確認ください。世界のデジタル化が進み、人々のニーズを予測して自動的に対応するテクノロジが進化する中で、NXPはより広い世界と積極的に関わり、その関係性を保護し、尊重する取り組みを進めています。
発表者：Daniel Baluta、ソフトウェア・エンジニア
8月25日（月）16:30～17:10 (CEST)
メンターシップは、初心者がLinuxカーネルの開発の複雑さに対処し、初めてのパッチ適用から重要なコントリビュータに成長するまでの一助となる、変革的な役割を果たします。この講演では、10年以上の経験を基に、IIO、ALSA、デバイス・ツリー・バインディングなどのサブシステムに関する実践的なガイドと事例を紹介し、メンターとメンティ双方の道のりを支援します。
発表者：Phi Bang Nguyen、シニア組込みシステム・エンジニア、テックリード
8月25日（月）16:30～17:10 (CEST)
Video4Zephyr (v4z) APIは、2019年に誕生し、Zephyrでのビデオ・デバイスのサポートの基礎を築きましたが、ハードウェアの複雑化が進むとともにその限界が見えてきました。この講演では、デバイス・ツリーのビデオ・ポート、統合コントロール・フレームワーク、Memory-to-Memory (M2M) のサポートなど、v4zを堅牢でドライバの負荷が少ないビデオ・サブシステムへと変容させる、最近および今後の機能拡張を中心に取り上げます。
発表者：Iuliana Prodan、ソフトウェア・エンジニア
8月26日（火）9:00～9:40 (CEST)
組込みシステムの進化に伴いマルチコア・アーキテクチャが複雑化しており、Linux環境とRTOS環境の統合が新たな課題となっています。この講演では、OpenAMPフレームワークが共有メモリやコア間通信といったこれらの課題にどのように対処しているかを掘り下げるほか、相互運用性を向上させるLinuxとZephyrの最近の機能強化に焦点を当てます。
発表者：Peter Van Der Perk、組込みソフトウェア・エンジニア
8月26日（火）9:50～ 10:30 (CEST)
このセッションでは、Zephyrのデバッグ、テスト、プロファイリング向けネイティブ・シミュレータを活用し、PrBoomエンジンを使用してDOOMをZephyr RTOSに移植するプロセスについて解説します。さらに、Zephyrのディスプレイと入力サブシステムについて掘り下げるとともに、NXPのMCXN MCUで動作するゲームの実演により、組込みゲーム・アプリケーションにおけるZephyrの多機能性についてご紹介します。
発表者：Laurentiu Mihalcea、ソフトウェア・エンジニア、NXP
8月26日（火）10:05～10:15 (CEST)
このプレゼンテーションでは、Zephyrのシステム制御およびマネジメント・インターフェース (SCMI) サポートの概要についてご紹介します。これには、そのサポートを構成するさまざまなレイヤやコンポーネントに至るまでのアーキテクチャの概要と、サポートされている機能やプロトコルのリストが含まれます。
発表者：Phi Bang Nguyen、シニア組込みシステム・エンジニア、テックリード、およびTrung Hieu Le、組込みソフトウェア・エンジニア
8月26日（火）11:00～11:40 (CEST)
この講演では、Zephyr RTOSを搭載したi.MX RT1170 MCUを使用してスマートフォンのミラーリングと制御を実現する、軽量かつ低コストのソリューションについてご紹介します。ビデオ・ストリーミング、タッチ入力、および今後のワイヤレスの機能強化を併せて取り上げている、こちらのデモをご覧ください。
発表者：Iuliana Prodan、ソフトウェア・エンジニア
8月27日（水）15:05～15:45 (CEST)
このセッションでは、Sound Open Firmware (SOF) が、SOF 2.0リリースでのZephyr RTOSの統合により、どのようにZephyrネイティブのオーディオ・フレームワークへと進化しているかを掘り下げます。LinuxからSOFを切り離し、Zephyrドライバとファームウェアの改変を通じてスタンドアロンのMCUの動作を可能にする取り組みについて取り上げます。
DanielはNXPルーマニアに勤務しており、i.MXアプリケーション・プロセッサベースのボード向けLinuxカーネル・オーディオ・ドライバの改良に取り組んでいます。また、ブカレストのPOLITEHNICA大学で「Operating System Internals（OSの内部）」クラスのティーチング・アシスタントも務めており、初心者がLinuxカーネルの世界を理解できるよう支援することに情熱を注いでいます。さらには、Google Summer of Codeのボランティア・メンターも担っています。
IulianaはNXPのソフトウェア・エンジニアであり、Sound Open Firmware、Zephyr、Linuxオーディオ・サブシステムに携わっています。最新のテクノロジに情熱を傾けており、改善の余地を見つけ、新しい人と出会い、物事を成し遂げています。
Laurentiuは理学修士課程の学生で、オープンソースの愛好家かつZephyrとLinuxカーネルのコントリビュータでもあります。ハードウェアとローレベル・ソフトウェアに関心を持っています。
PeterはNXP SemiconductorsのCTOシステム・イノベーション・チームに従事しており、システム・アーキテクチャ、コンピュータ・サイエンス、ハードウェア・デザイン、ロボティクスに関する専門知識を活かしています。タスクには、ソフトウェア・アーキテクチャ、デバッグ、ドライバ開発、ミドルウェアのテストなどが含まれます。MPUからMCUまでさまざまなプラットフォームにわたって、Linux、Zephyr、ROS2などのテクノロジに携わっています。また、部門横断的なチームと協働し、オープンソース・コミュニティへの貢献を通じてツールやフレームワークを強化しています。
Phi Bangは、3年前からNXPで組込みシステム・エンジニアおよびマルチメディアIoTテックリードを務めています。また、Zephyrビデオ・サブシステムの積極的な協力者でもあります。特に画像や映像に情熱を注いでおり、ローレベル・ドライバからハイレベルのアプリケーションまで、Android、Linux、最近ではZephyr RTOSでのコンピュータ・ビジョン、HCI、カメラ、デジタル著作権管理など、多岐にわたるテーマに取り組んでいます。
Trung Hieuは、画像およびビデオ圧縮の分野で博士号を取得しています。現在はNXPに勤務し、NXPの組込みMCUに搭載されるディスプレイやカメラのドライバ開発に貢献しています。
| デモ | 説明 | 関連製品 |
|---|---|---|
| DOOM on Zephyr + FreeMASTER（ZephyrとFreeMASTERでのDOOM） | この楽しく機能的なデモでは、3Dプリンタで作成されたカスタム・ゲーム・コントローラに収容されたFRDM-MCXN947ボード上のZephyr RTOSで実行される、クラシックDOOMゲームの実演を行います。これにはFreeMASTERが統合されており、タスクのアクティビティ、CPU使用率、DOOMゲーム環境のライブ・マップなど、リアルタイムのシステムについての知見を得られます。 | FRDM-MCXN947 |
| Ebike Cluster（Ebikeのクラスタ） | このデモでは、i.MX 93プロセッサに搭載されたZephyr RTOSで動作するLVGLグラフィックスを使用した、電動バイク (ebike) インストルメント・クラスタについてご紹介します。これにはLCDに接続されたFRDM-i.MX 93開発ボードが搭載されており、ボード用の専用電源が備わっています。 | FRDM-i.MX 93 |
| Real-Time Edge on i.MX 93: Zephyr + Linux（i.MX 93のリアルタイム・エッジ：Zephyr + Linux） | このデモでは、FRDM-i.MX 93開発ボードに搭載されたCortex-MまたはCortex-Aコア上で動作するZephyr RTOSとLinuxまたはFreeRTOSについてご紹介します。このシステムはAndroidでホストされており、シンプルなユーザー・インストラクション用にタッチスクリーンが接続されています。これはヘテロジニアス・マルチコア環境でリアルタイム制御を実現し、2つの電源ソケットを必要とします。 | FRDM-i.MX 93 |
| Mirror and Control Android phone with Zephyr（ZephyrでのAndroidスマートフォンのミラーリングと制御） | このデモでは、i.MX RT1170開発ボードを用いて、Zephyr RTOSとAndroidデバイス間のWi-Fi経由での通信についてご紹介します。ADBを実行するノートパソコンと、インターネット・アクセスを備えたAndroidスマートフォンによるセットアップを使用して、組込みプラットフォームとモバイル・プラットフォーム間のリアルタイムのデータ交換を披露します。 | i.MX RT1170評価キット |
#NXPatOSSEUと#OpenSourceSummitEUでフォローしてください
X（旧Twitter）、Facebook、LinkedInをフォローすると、EOSS 2025およびNXPの出展に関する最新情報を入手できます。