第3世代となるMIFARE SAM AV3(セキュア・アクセス・モジュール)は、柔軟なパフォーマンスを実現し、アクセス鍵のセキュリティを確保し、資産を保護するように設計されています。MIFARE ICおよびNXPのNTAG®、ICODE®、UCODE®ファミリの「DNA」製品に対するサポートが組み込まれており、トランザクション・メッセージ認証コード (TMAC) を提供するこれらファミリの製品タイプでの使用向けに最適化されています。リーダーやPOS端末、料金所、ドアロックといった民生機器の組込みシステム用のセキュリティ・アドオンとして最適です。
デバイスの暗号化性能を強化
MIFARE SAM AV3は、プログラマブル・ロジックにも対応することで柔軟性を高めており、鍵の分散化のために独自のアルゴリズムを組み込んだり、1回の呼び出しで業務フロー全体を実行したりすることができます。また、オプションのプログラマブル・ロジック機能では、固有の暗号化関数を再利用しながら、独自のコードを開発することもできます。カスタマイズされたロジックの開発を簡素化するために、NXP®のパートナーによって、MIFARE SAM AV3に適応したコードの開発やその他のサービスが提供されています。
MIFARE SAM AV3は、今日重要性が高まっているアプリケーションのすべてに対してセキュリティを簡単に追加できる手段を提供し、より迅速で無駄のない設計の実現を推進します。
効率的なXモード構成により、選択したNXP RFフロントエンドICとの直接通信が可能になり、実装にかかる労力を削減しながらアプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。全体的に見て、柔軟性とシンプルさを備えたMIFARE SAM AV3は、組込み識別システムのセキュリティを確保するのに最適な選択肢です。