EasyEVSE開発プラットフォーム(FreeRTOS、Wi-Fi 4)のスタート・ガイド

最終更新日時: Jun 17, 2024

このドキュメントの内容

  • 1

    ソリューションのハードウェア
  • 2

    ソフトウェアの入手
  • 3

    開梱とセットアップ
  • 4

    組み立て
  • 5

    接続

1. ソリューションのハードウェア

必要なハードウェアとその他のハードウェアおよびツールを入手します

1.1 必要なハードウェア

EasyEVSEの組み立て、配線、および実行に必要なハードウェアを次に示します。

  • MIMXRT1060-EVKBまたはMIMXRT1064-EVK x 1
  • OM-SE050ARD-Eセキュリティ開発ボード x 1
  • TWR-KM35Z75M、TWR-KM34Z75M、またはTWR-KM34Z50Mメータリング用開発ボード x 1
  • CLEV6630ARD NFCボード x 1
  • RK043FN02H-CT 4.3インチTFT 480*272 LCDディスプレイ x 1

Wi-Fi接続を使用する場合:

  • Murata Wi-Fiモジュール x 1:1XK M.2モジュール
  • uSD-M2アダプタ x 1:LBEE0ZZ1WE-uSD-M2
EasyEVSE System Wi-Fi Diagram

1.2 その他のハードウェアおよびツール

プラットフォームの組み立てに必要なその他のハードウェアとツールを次に示します。

  • RJ45イーサネットUTPケーブル x 1(クラウドへのイーサネット接続用)
  • 2.54 mmジャンパ・ケーブル:オス/メス接続ケーブル x 3、オス/オス接続ケーブル x 2
  • NFCパッシブ・デバイス x 1(ブランクNFC MIFAREまたはNTAGサンプル・カードなど)
  • 電子配線用ニッパー
  • はんだごて、はんだワイヤ
  • 両面フォーム・テープ
  • ESDピンセット
  • 2.5インチ・スタンドオフねじ x 4
GS-EV-CHARGING-STATION-IMG1

オプションで、Wi-Fiを接続する場合は、その他のハードウェアとツールが必要です。

  • FPC FFC PCBコンバータ・コネクタ・ボード x 1(24P 0.5 mm~メス側1 mm裏面~DIP 2.54 mm)
  • FFCループ・ケーブル24ピン0.5 mm x 1
  • 2.54 mmジャンパ・ケーブル:オス/メス接続ケーブル x 8

注:Wi-Fiのみを使用する場合、はんだごてとはんだワイヤ、ESDピンセット、RJ45イーサネットUTPケーブルは必要ありません

2. ソフトウェアの入手

必要なソフトウェアを入手します

この短いビデオでは、最初のシンプルなセットアップに必要なすべてのソフトウェアが示されます。

以降のセクションに、必要なソフトウェアへのリンクがあります。

2.1 MCUXpresso IDEのインストール

使用しているオペレーティング・システム用の最新バージョンのIDEをダウンロードしてインストールします。

2.2 MCUXpresso SDKのインストール

使用しているMIMXRT1060-EVKBまたはMIMXRT1064-EVKおよびTWR-KM3xボード用にMCUXpresso SDKをビルド、ダウンロード、インストールします。

2.3 EasyEVSEソフトウェアの入手

をダウンロードして解凍します。

3. 開梱とセットアップ

3.1 イーサネット・ソリューション

このビデオでは、各EasyEVSE開発ボードおよびLCDの開梱とセットアップについて説明します。Azure IoT Centralアプリケーションの作成とセットアップ、共有可能なリンク・テンプレートの使用、およびAzure IoT Centralとの相互に安全で認証された接続の構成が含まれます。

サーバとの通信はイーサネット経由で行われます。

3.2 Wi-Fiソリューション

Wifi Setup for EasyEVSE EV Charging Development Platform

プロジェクトのデフォルト構成は、イーサネット接続です。これを変更するには、図に示すようにEVSE_config.hファイル内でENABLE_WIFI defineを1に設定し、プロジェクトを再コンパイルします。その後、次のビデオの手順に従って、Wi-Fi接続用にソフトウェアとハードウェアをセットアップします

4. 組み立て

この章では、キットに含まれるすべてのコンポーネントを組み立てる方法について説明します。Wi-Fiのセクションでは、イーサネット・ソリューションとの違いのみを示しています。

4.1 イーサネット・ソリューション

このビデオは、プラットフォームのすべてのボードをスタックして接続する手順を示しています。

4.2 Wi-Fiソリューション

このビデオでは、Wi-Fi、NFC、およびセキュア・エレメントの接続方法を示します。ディスプレイの接続方法については、イーサネットのビデオをご覧ください。

5. 接続

この章では、キットに含まれるすべてのコンポーネントを組み立てる方法について説明します。Wi-Fiのセクションでは、イーサネット・ソリューションとの違いのみを示しています。

5.1 イーサネット・ソリューション

このビデオでは、プラットフォームに必要な電源投入シーケンスを示します。また、NFCおよびメータリング・ボードとサービス・プロセッシング・ボード(MIMXRT1060-EVKBまたはMIMXRT1064-EVK)間の通信をテストするための推奨手順も示します。

このスタート・ガイドのセットアップが正常に完了したら、利用可能な設計リソースを参照してください。

ユーザー・ガイドには、Azure IoT Centralアプリケーションを使用してテレメトリを監視し、プロパティを更新し、EasyEVSEデバイスにコマンドを送信する方法についての追加情報が記載されています。

開始プロセスを簡素化するために、このスタート・ガイドのセットアップでは、Plug and Trust SE050セキュア・エレメントは実装していません。その実装方法およびプラットフォームの各構成要素の詳細説明については、ユーザー・マニュアルを参照してください。

NXP EasyEVSE EV充電ステーションのソフトウェアとサポートのトレーニングでは、EV充電ステーションの開発者が直面する主要な設計上の課題に対処するために、このプラットフォームがどのように役立つか、およびEV充電ステーションのプロジェクトでこのプラットフォームを活用する方法について詳しく学びます。

5.2 Wi-Fiソリューション

Wifi Setup for EasyEVSE EV Charging Development Platform