NXP、アクセス・デバイス向けWi-Fi 6E Tri-Bandチップセットを投入し、6GHz帯に対応

  • NXP、初のWi-Fi 6E Tri-Bandシステム・オン・チップ(SoC)を発表し、Wi-Fi向けに最大1.2GHzの周波数帯域の利用を可能にする6GHz帯をサポート
  • 新製品のCW641はアクセス・ポイントやサービス・プロバイダ・ゲートウェイ向けに開発され、終端ネットワーク・デバイスによる6GHz帯のフル活用を可能に
  • NXPはワイヤレス・ネットワーキングの容量拡大に対するお客様のニーズに対応するとともに、160MHzチャネル帯域幅により4.8GbpsのPHYレートと4Gbpsを超える実スループットをサポート

NXP Semiconductorsは新しいWi-Fi 6E Tri-Bandシステム・オン・チップ(SoC)CW641を発表し、6GHz帯で動作可能なWi-Fi 6デバイスの新時代を切り拓きました。従来の2.4GHz帯と5GHz帯がますます混雑する中で、米連邦通信委員会は世界の他の地域とともに、6GHz帯向けに1.2GHzの免許不要帯域を認可しました。これにより、Wi-Fi使用環境が大きく変化します。NXPはスループット、容量、信頼性の向上とレイテンシの改善により、6GHz帯の利用とWi-Fi容量の拡大を実現するWi-Fi 6Eデバイスを投入します。

新製品のCW641はアクセス・ポイントとサービス・プロバイダ・ゲートウェイ向けに開発されており、4Gbpsを上回る速度と新しい6GHz帯でのマルチユーザー性能を可能にし、容量の拡大とレイテンシの低減によってWi-Fiユーザー・エクスペリエンスを大幅に向上します。ゲートウェイ・プラットフォームへの6GHz機能の追加により、サービス・プロバイダは利用可能な帯域幅を複数のデバイスに対し効率的に分割し、広範なアプリケーション向けに最適なユーザー・エクスペリエンスを提供できるようになります。メッシュ・バックホールやクラウド・ゲームなどのミッション・クリティカルで高帯域、低レイテンシのアプリケーションは6GHzへの移行に最適で、他の低帯域アプリケーション向けに5GHz帯と2.4GHz帯を解放できます。

NXPの新しいWi-Fi 6E Tri-Band SoCは、変革を可能にする6GHz帯のフル活用により、住宅内メッシュ・ネットワーク、高解像度音楽/動画ストリーミング、オンライン・ゲーム、ビデオ通話、デジタル・ダウンロード、大データ容量のウェブ・コンテンツなど多数のユースケースで性能向上を可能にします。CW641 SoCはアクセス・ポイント・アプリケーションのほか、コンシューマ、車載、産業、IoTなどの分野全般で高性能Wi-Fi 6Eアプリケーションの新たな開発の可能性を拓きます。

CW641の主な特長

  • 4空間ストリームの4x4 Wi-Fiデバイス
  • 6GHz、5GHz、2.4GHz動作をサポート
  • 160/80/40/20MHzチャネル帯域幅
  • 4.8GbpsのピークPHYレート
  • アップリンク/ダウンリンク直交周波数分割多重接続(OFDMA)
  • アップリンク/ダウンリンク・マルチユーザーMIMO(MU-MIMO)

NXPのワイヤレス・コネクティビティ・ソリューション担当マーケティング責任者のLarry Olivasは、次のようにコメントしています。「NXPのWi-Fi 6Eチップセットはマルチギガバイト・データレート、低レイテンシ、高いマルチユーザー性能を提供し、今日のワイヤレス・ネットワーキング・アプリケーションで必要な容量拡大が長年のニーズであった6GHz製品を求めるお客様の期待に応えます。6GHz帯をサポートする私たちの初のWi-Fi 6E SoCであるCW641は、マルチデバイス・アプリケーション向けルータやゲートウェイに対し混雑していない周波数チャネルの利用を可能にし、全般的なWi-Fiのユーザー・エクスペリエンスを向上します。私たちの新チップセットはこの混雑していない新帯域のフル利用を可能にし、これにより、Wi-Fi 6Eネットワークでのデバイスへの干渉を低減し性能を向上します」。

ABI Researchの主席アナリストのAndrew Zignani氏は、次のようにコメントしています。「Wi-Fi向けに6GHzの免許不要帯域の利用が可能になったことは、Wi-Fi使用環境に対する近年の最もエキサイティングで大きな変革であり、スループット、容量、信頼性、サービスの質が大幅に向上します。これにより、現在の主要な技術的課題への対応が可能になるとともに、新たなワイヤレス・サービスが実現します。しかし、こうした可能性の実現のためには、Wi-Fi業界には市場のさまざまな要求に効率的に対応できる新しいWi-Fi 6Eチップセットが必要です。NXPの最新のCW641 Wi-Fi 6Eチップセットなどのソリューションは6GHzインフラの展開実現の基盤を構築する役割を果たし、最終製品、アプリケーション、サービスの広範なエコシステムによるWi-Fiの極めて大きな新しい可能性の活用を可能にします」。

供給

CW641 Wi-Fi 6E Tri-Band SoCはサンプル供給を開始しています。

CES 2021ビデオ:ワイヤレス・イノベーションの次代の波をけん引するWi-Fi 6

ABI ResearchとNXPは新しい論文「ワイヤレス・イノベーションの次代の波をけん引するWi-Fi 6 」を公開しました。この資料ではWi-Fi 6とWi-Fi 6Eがさまざまな垂直市場にもたらすメリットにフォーカスすると同時に、Wi-Fi 6の市場の可能性、技術的課題、推奨事項、今後について解説しています。また、重要なハイライトとして、市場の将来の課題や新たな要求への新チップセットの対応の詳細に触れているほか、新しい革新的な展開やケーススタディも紹介しています。

さらに、NXP Live 2021の一環としてNXPはABI Researchとともにスペシャル・ビデオトークの中で、ワイヤレス・ネットワーキング技術の最新情報や、NXPが新たに依頼したWi-Fi 6に関する研究を基に技術的課題と可能性、新たな市場アプリケーション、トレンド、予測についてディスカッションを行います。

ビデオトーク出演者:

  • Rafael Sotomayor(NXP上席副社長兼コネクティビティ&セキュリティ担当ゼネラル・マネージャー)
  • Andrew Zignani(ABI Research主席アナリスト)
新しい論文のダウンロードやビデオトークの視聴については、こちらをご覧ください。

NXPのコネクティビティ・ポートフォリオについて
NXPは業界で最も広範なワイヤレス技術ポートフォリオの1つを提供しており、予測と自動化を行うコネクテッド・ワールドに向けたビジョンの促進にコミットしています。EdgeVerseプラットフォームのプロセッシング能力とともに、NXPはスマートなコネクテッド・デバイスの実現において比類のない地位を確立し、人々の生活をより容易に、安全に、便利にしています。人々のインターネットへの接続、IoTデバイスのクラウドへの接続、今までにない新たな方法によるクルマとのコミュニケーション、そのいずれに関しても、お客様はNXPの製品ポートフォリオにより、最も革新的なアイデアを自信と信頼感を持って進化させることができます。NXPはパートナーと協力し、世界をつなぎ、社会をともに進化させるソリューションを提供しています。


NXP、アクセス・デバイス向けWi-Fi 6E Tri-Bandチップセットを投入し、6GHz帯に対応

NXP、アクセス・デバイス向けWi-Fi 6E Tri-Bandチップセットを投入し、6GHz帯に対応


NXP Semiconductorsについて

NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、オートモーティブ、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPは世界30か国強で約2万9,000名の従業員を擁しています。2019年の売上高は88.8億米ドルでした。詳細はWebサイトwww.nxp.comをご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイトwww.nxp.jp(日本語)をご覧ください。

NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。All rights reserved. © 2021 NXP B.V.

リリース日:

2021年1月19日

お問い合わせ

増田 清美

Tel: 070-3627-6472

kiyomi.masuda@nxp.com