NXP、非接触型スマートシティ・サービス向けセキュリティとコネクティビティの新たな時代を拓くMIFARE DESFire EV3 ICを発表

  • サービス・プロバイダとエンドユーザーにとって利便性と信頼性の高い非接触型入退出/決済ソリューションが実現
  • 機能強化によりスマートシティ・システムのセキュリティを向上
  • モバイルとマルチ・アプリケーションに対するサポートにより、サービス・プロバイダは新たな形での協業とサービスのスケーリングが可能に
  • NXPは、昨今ソーシャル・ディスタンシングが必要な環境で求められる高速かつ堅牢でセキュアな非接触型トランザクションを実現

NXP Semiconductorsはスマートシティ・サービスの新時代のセキュリティ/コネクティビティに向けた次世代性能、先進セキュリティ、モバイル・サービスのシームレスな統合の幕を開く新しいMIFARE DESFire EV3 ICを発表しました。マーケットで実証済みであるNXPの非接触型MIFARE DESFire製品ポートフォリオの第3世代となる最新ICは前世代製品と互換性を持ち、動作距離の拡大とトランザクション速度の向上により、性能を強化しています。先進セキュリティ機能との組み合わせにより、新ICはパーキングの決済、オフィスやキャンパスの入退出、他の必要不可欠な都市サービスの利用などについて、より高速でセキュアな「オール・タッチフリー」の真の非接触型トランザクションを実現します。

MIFARE DESFire Final Image
MIFARE DESFire EV3 IC embedded in a smart card, for use in transport ticketing installations.

過去25年超にわたって成果を収めてきたNXPのMIFARE製品ポートフォリオは、世界でスマートシティ・システムの中心的役割を果たしています。MIFARE DESFire EV3 ICはエンドユーザーに対し新次元の利便性、サービス・プロバイダに対しては信頼性を提供することにより、マス・トランジット・チケッティングを可能にするMIFARE製品ポートフォリオの遺産をベースとしています。NXPのICはマルチ・アプリケーションに対するサポートを提供するとともに、交通機関、入退出管理ソリューション・プロバイダ、システム・インテグレータによる新ビジネス・モデルでの協業やサービスのスケーリングを可能にする、強化された広範な機能を提供します。

アイルランド国家交通局でチケッティング・システムを統括するBarry Dorgan氏は、次のようにコメントしています。「私たちはセキュアで信頼性と柔軟性の高い交通チケッティング・ソリューションを乗客に提供することに取り組んでいます。NXPの実績あるMIFARE DESFire製品を採用することにより、私たちは交通機関の安全、便利でシームレスな利用体験を提供し、乗客に対するサポートの向上に引き続き取り組むことができます」。

先進セキュリティによりレベルをさらに向上
MIFARE DESFire EV3 ICの広範なセキュリティ機能は、データ保護とプライバシー確保のためのさまざまな手段を提供します。このICはハードウェアとソフトウェアがコモンクライテリア『EAL 5+』認証済みで、広範なオープン暗号化アルゴリズムに対応しています。カードにより生成されたMACはトランザクションのセキュアな認証を可能にし、新しいトランザクション・タイマ機能は中間者攻撃の防止を可能にすることから、攻撃者によるトランザクションの妨害をより困難にします。さらに、新しいSecure Unique NFC(SUN)メッセージング機能はデータの機密性と完全性のよりセキュアな方法を提供します。カード、電話、チケットがタップされSUN機能が有効になるたびに、タップごとに固有の認証メッセージと暗号によってセキュアなURLが生成され、検証のためにサーバーに送信されることから、タップのクローン化が不可能になります。

モバイルのチカラを活用
MIFARE DESFire EV3はNXPのMIFARE 2GOクラウド・サービスに統合され、デジタル化されたMIFARE製品ベース認証情報の管理とNXPのエコシステムによるモバイル統合の簡素化を可能にします。これにより、NFC対応スマートフォン、ウェアラブルや他のモバイル機器へのスマートシティ・サービスのシームレスな展開が可能になります。

NXPの副社長兼IoTセキュリティ、スマート・モビリティ、リテール担当ゼネラル・マネージャーのPhilippe Duboisは、次のようにコメントしています。「MIFARE DESFire EV3の発表により、NXPはフォーム・ファクタに依存せず、従来のスマートカードやモバイル機器でも利用可能な新次元のコネクテッド・スマートシティ・サービスの基礎を築くことになりました。新ICのセキュリティ機能は偽造や盗難の防止を可能にします。また、広範なアプリケーションをサポートする機能との組み合わせにより、トランジットや入退出管理を超えた他の多くのスマートシティ・サービスを管理する道を拓きます。COVID-19の世界的影響により非接触型トランザクションの必要性が増大している中で、広範な用途に向けた非接触型ソリューションを社会に提供できることを、私たちは誇りに思います」。

Linxensのグローバル・セールス担当シニア・バイス・プレジデントのBenoit Ravier氏は、次のようにコメントしています。「RFIDベース・インレイ/アンテナのリーディング・メーカーとして、また、NXPの長期的パートナーとして、私たちは新製品の強化された機能とスケーラビリティに大きな期待を抱いています。私たちはNXPとともに、スマートシティ・システムをよりセキュアで便利にし、サポートします」。

導入を容易にするため、各MIFARE DESFire EV3 ICは、鍵を事前に設定することによってアプリケーション管理や権限委任が容易にでき、これにより、すでに導入済みのスマートカードに対するNFC対応スマートフォンによるシームレスなOTAアップデートのサポートが可能になります。

さらに、NXPが近く発表予定のMIFARE Plus EV2 ICは、既存のMIFARE Plus/MIFARE Classic製品をベースとしたシステムに対し、ドロップインによる代替機能が提供でき、よりセキュリティを向上させることが可能になります。

本発表に関する添付画像はhttps://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/a1f8915e-8b6e-4ac7-b606-10d6b8881116をご参照ください。


NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、オートモーティブ、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPは世界30か国強で約2万9,000名の従業員を擁しています。2019年の売上高は88.8億米ドルでした。詳細はWebサイト www.nxp.comをご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイト www.nxp.jp(日本語)をご覧ください。

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リリース日

2020年6月3日

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