NXP、新しいMatter規格の利用を簡素化、加速するMatter開発プラットフォームを発表


NXP、新しいMatter規格の利用を簡素化、加速するMatter開発プラットフォームを発表


  • 相互運用可能なIoTデバイス開発を効率化するMatter対応の開発プラットフォームにより、デベロッパーはイノベーションとユーザー・エクスペリエンス向上に専念することが可能に
  • NXPが提供するプロセッシング、セキュリティ、コネクティビティの各ソリューションの製品ラインナップを通じて、新しいMatter規格の包括的な導入を実現

NXP Semiconductorsはスマートホームやスマート・ビルディング向けMatterデバイス開発を簡素化、加速する新しいMatterTM対応開発プラットフォームを発表しました。新しいMatter開発プラットフォームにより、プロセッシング、コネクティビティ、セキュリティの各ソリューションにわたるNXPの広範な製品ラインナップを活用し、センサーやアクチュエーターなどのバッテリー駆動デバイスからThreadボーダー・ルーター機能やMatterコントローラー機能を備えた複雑なゲートウェイに至るまで、幅広い種類のIoTデバイスを設計することが可能になります。

最近Matter認証プログラムが発表され、その規格が承認されたことを受け、スマートホームは急速に拡大しつつあります。NXPをはじめとする業界リーダーで構成されるConnectivity Standards Alliance(CSA)内で策定された新しいMatter規格はIoT全体で相互運用が可能になる新たな時代をもたらし、デバイス間通信における制約を解消します。その結果、スマートホームやスマート・ビルディングのエンド・ユーザーは自由にさまざまなベンダーのスマート・デバイスを選択し、複数のプラットフォームやエコシステムから制御できるようになり、互換性に関する不安から解放されます。

Moor Insights & StrategyのIoTおよびエッジ担当招聘アナリストのBill Curtis氏は次のようにコメントしています。「Matterは大手家電メーカーのスマートホーム製品において、複数デバイス、複数ベンダー、複数エコシステム間の相互運用性を実現する業界初の規格です。MatterはIoTの大規模展開を阻む障壁を取り除き、製品イノベーションの新たな機会を生み出します。NXPのセキュアなMatter対応開発プラットフォームにより、製品チームは非対応プラットフォームのソフトウェアに時間を浪費することなく、付加価値のある機能を開発することができます。」

NXPの上級副社長 兼 エッジ・プロセッシング、コネクティビティ、セキュリティ担当ゼネラル・マネージャーのRafael Sotomayorは次のようにコメントしています。「私たちはインテリジェントなスマートホームのあるべき姿として、日常のルーティンやニーズを正確に予測し、自動化する能力を求めています。Matterはそれを実現するのに欠かせない相互運用規格です。私たちのプラットフォームは真にインテリジェントなスマートホームの実現に一歩近づくのに開発者が必要とする基盤技術をシームレスに連携させることで、多様なMatterデバイスの開発を簡素化、加速します。」

Matter対応開発プラットフォーム

現在出荷中のNXPのMatter対応開発プラットフォームは既存の評価ボードとツールを活用して容易かつスピーディにリスクを抑えてIoT開発を進めることができ、ダウンロード可能なソフトウェア、導入ガイド、アプリケーション・ノート、回路図、トレーニング動画、コネクティビティ・サポート・コミュニティが用意されています。なお、このプラットフォームは現在、Connectivity Standards AllianceによるMatter認証を待っている状態です。また、NXPはApple、Amazon、Google、SmartThingsと協力しており、NXPの顧客製品がこれらの企業やその他のエコシステムとも連携するよう、該当のMatter早期アクセス・プログラムに参加しています。

NXPの開発プラットフォームは専用のEdgeLock®セキュア・エレメントとセキュアなオーセンティケータが付属しており、Matterデバイス認証と証明書プロビジョニングなどのフルターンキーMatterセキュリティを提供します。

Matterの中核を成すセキュリティ

NXPの開発プラットフォームには専用のEdgeLock SE05xセキュア・エレメントとEdgeLock A5000セキュア・オーセンティケータが付属しており、フルターンキーMatterセキュリティを提供します。

これらの「プラグ&トラスト」セキュリティ・コンポーネントは標準的なI2Cインターフェースを使用してあらゆる種類のプロセッサに接続することができ、デバイスに対するMatter認証キーと証明書のプロビジョニングと、Matter認証プロトコルのハードウェア・アクセラレーションを実行します。そのため、OEM企業は製造とMatterセキュリティ仕様への準拠、特に認証、コミッショニング・クレデンシャル、Matterエコシステムとの関連セキュリティ・ロジスティクスの生成と投入を簡素化、加速することが可能になります。また、コモンクライテリア『EAL6+』認証を取得済みのNXP EdgeLockセキュア・エレメント、セキュア・オーセンティケータを活用し、ユーザーのデータとプライバシーの保護、デバイスの整合、ソフトウェア更新サーバーなど複数クラウドへの接続のセキュリティ確保も実現します。

プラットフォーム製品ラインナップの拡充

NXPは今後もスマートホームとスマート・ビルディングの市場に向けたイノベーションを実現する機能や連携に力を注いでいきます。Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、IEEE 802.15.4プロトコルをサポートする業界初のセキュアなトライラジオ・デバイス「IW612」はさまざまなMCUとMPUでMatterイノベーションを実現します。さらに、NXPは2023年初頭にMatterに最適化した、マルチプロトコルの新しい完全統合型トライラジオ(Thread、Zigbee、Bluetooth Low-Energy)MCUを発表する予定です。

新しいMatter開発プラットフォームの詳細はnxp.com/Matterをご覧いただくか、NXPの営業所にお問い合わせください。

NXPのMatter製品ラインナップ

MatterはConnectivity Standards Allianceによって策定された業界統一規格であり、接続可能な製品数の増加、メーカーにおける開発の簡素化、消費者のための互換性向上という役割を担っています。NXPはConnectivity Standards Allianceのボード・メンバー、Matter仕様のグローバル・コントリビューターとして活動しており、Matter規格の策定、実装、展開に寄与しています。NXPではコネクティビティ、セキュリティからプロセッシング、ソフトウェアに至るまで、Matterデバイスを実現する包括的なエンド・ツー・エンド・ソリューションを提供しています。

詳細については、nxp.com/Matter をご覧ください。


NXP Semiconductorsについて

NXP Semiconductors N.V.(NASDAQ: NXPI)はイノベーションを通じて、よりスマートな、安全で持続可能な世界を実現します。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、オートモーティブ、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラの各市場で新たな可能性を拓いています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPは世界30か国強で約3万1,000名の従業員を擁しています。2021年の売上高は110億6,000万米ドルでした。詳細はWebサイトwww.nxp.comをご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイトwww.nxp.jp(日本語)をご覧ください。

NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。© 2022 NXP B.V.

リリース日

2022年10月27日

お問い合わせ

増田 清美

Tel: 070-3627-6472

kiyomi.masuda@nxp.com